かつての弟弟子で幼馴染み、今上の帝・基(もとい)に彰(あき)は求婚される。
帝になってからは初めてだが今まで何度も繰り返され、そして何度も拒否してきたことだ。
彰は基に競技(決闘のようなもの)を申し込む。式神を戦わせた勝負で彰が勝てば自分の好きなようにするし基が勝てば彰を娶るなりなんでもしていいとした。勝負は1ヵ月後だ。
しかし問題があった。彰は式使いではあるが式神を使役できないのである。既に戦いの結果は見えている。ある日危険な目に巻き込まれ彰はとっさに式神をおろすことに成功した。やってきたのは美形で強いが記憶を失っている式神の司だった。
この世界の式神は「人外との契約」ではなく「死んだ魂を呼び戻したもの」です。
勝負を申し込むのですがメインは彰と司の日常でした。彰が司に惹かれていく様子でもいいです。
基は基本的に蚊帳の外ですね。
全体的な雰囲気は暗めです。彰は苦労人なので色々過去を背負っています。あと蘭は良いツンデレでした。設定とかはわたしが好きーな感じであるのですが、ラストがいただけませんでした。
デザートまで食べ終わった後再度肉が登場した気分。
あそこで帰ってきたのは誰なのか(9割司だと思いますが)とか仮に司だとしても期間限定の間柄であり「昇華は式使いの絶対の義務」と言い、空へ帰るシーンがちゃんとあったにも関わらず何で生き返ることが出来たのかとかが消化不良。昇華したと見せかけて戻ってきたなら一時はハッピーエンドに見えても先に待つのはバッドエンドじゃないの? と思うのです。「帝パワーでなんとかしました」とか抜け道があるならその辺説明がほしかった。途中の軽いエピソードならともかくラストシーンだから。なのでエピローグは蛇足だなあと思いました。
こんにちは。いつも楽しく拝見させてもらってます(読書スピード&更新が早くてすごいなあと!)。
>デザートまで食べ終わった後再度肉が登場した気分。
うわーすごく同意です。あれさえなければ「なかなかよい店でしたー」と、ごちそうさまできたのになあと思います。
どこかのBlogで見たんですが「あれはどういうことなんですか?」直接作者さんに伺った方がいらして、回答は「深く考えるな」ということだったらしいです。
エエエエエですよねw
いらっしゃいませ(・ω・)ノ読書スピードは慣れです。更新は書き溜めもしてます。
あの辺は脳内で99岡村さんが出てきて「どういうことや説明してくれ」ってわーっと喋っていきました。とても謎です。脳内2巻では基ポジションに彰が座って悪役してました。