ニーナとうさぎと魔法の戦車 (スーパーダッシュ文庫)

SD小説新人賞大賞ということで巻末には受賞時タイトルも載ってた。うさパン! だった。
4文字タイトルだったら多分買ってない気がするなあ。
ラノベる→平和さんのニコ生→店頭BUNBUNマジックである。

ニーナは7歳の時に身売りに出され拾われた先の戦車部隊でも酷使され、2回目の逃亡中に盗みなども何回か働いた。結婚式の料理を盗み食べている最中に女ばかりの私立戦車部隊「首なしラビッツ」に再度拾われ迎えられる。

「女だらけ」ですがいちゃいちゃしてるほうの女だらけです。百合百合です。
戦争が残した災厄”野良戦車”に襲われる人々という悲観的な世界とは対照的にとてものどかです。

ドロシーかっけー!

この世界の魔法は魔法板を噛んで発現させるので、発動中は意思疎通に制限が相当あるんだろうなあと思います。作中ではその辺何故かクリアしてますが瑣末なことです。

「ニーナ、君は信じるんだ。ひたすらに信じるんだ。疑いがあるなら、今はただ恐怖してくれてもいい。けれども、勝利の女神が私たちに微笑むことを私は予言するよ。見事に的中した時は、私立戦車隊ラビッツの実力を信じてもらいたいね!」

(P87)