とらドラ・スピンオフ〈3!〉—俺の弁当を見てくれ (電撃文庫)

あちらこちらで発表した短編の総集編。
完結してもう1年。もう「完結しました作品箱」に入ってしまっているのと舞台設定がものによっては1?5巻程度だったりするので、ニセとら以外は初読なのに再読したかのような懐かしい感じがした。

「バッドエンド大全」の北村・実乃梨の未来がとてもいやな感じでした。
「高校のときはどんなに万能感溢れてても現実ってこんなもの」感がすごい。あと竜児が歌ってた中国の古代から今に至る国名シリーズのうたがなつかしい。

210ページ付近の「ちょろぎを知らないなんて!」のあの台詞と挿絵はいい仕事をしている。
なんというイリヤの空。タイトルとあとがきをよんでにやにやした。
しかし本当にちょろぎは馴染みがない。ぐぐって現物も見たけど本当にこちらでは見ない。