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精霊歌士と夢見る野菜 紅色の祝祭 (角川ビーンズ文庫)

精霊と契約して植物を育てる精霊歌士(ちなみに国が認める資格職である)の話。
天才的な歌い手と何故か野菜しか作れない落第生の話2巻。
(あ、1巻の感想書いてなかったんだとこの時点で気がつく)

あの、いきなりネタバレから行くんだけどエイディをひとりぼっちにさせないためにこの曲を歌いたいんだけど無理だって分かってる。エイディも無理だって分かってるからひとりで先にいくんだけど、追いつくからっていうあのシーンがすごい好きでね。天才の孤独と目標。

リーリは最初はこの子はどうなんだろうって思ってたけど私、お金が大好きなの! って言い出してから妙におもろくなった。吹っ切れた瞬間だった。
抜け道をつかって露天を出す所も潰す気で来ているところを野菜ソースで対抗する所とかなんか地面に足がついている感じでおもしろかったなー。
収穫祭の歌のシーンがエイディとのデュオじゃなくて新しい友達を作ってトリオというのもよかった。

デ・コスタ家の優雅な獣5 (角川ビーンズ文庫)

おう……おわってしもうた。
内気で臆病な少女が生まれながらにもった異能のためマフィアの引き取られ、道具としての人生を送らないために悪女として成長していく物語終演。あーわたしダリオ好きなのでにやにやしながら読みました。
150ページ付近がとてもよいと思います。あとラストシーンがすごく好きではじまりからは思いもよらぬ明るさで幸せな物語だったと思いました。

首の姫と首なし騎士  誇り高き反逆者 (角川ビーンズ文庫)

146ページ! あの見開き! 見開き!
地味にストレスの溜まる展開が続いただけにあれはよかった。

エルマー家の流れもようやく次巻である程度は決着がつきそうです。
でもあとがきでは「エルマー家との対立も折り返し地点」「ようやく長い戦いに決着」って書いてて、1冊で終わるのかまだ何冊かあるのかちょっと分からない。折り返し地点に到達しただけなら復路に入るのでは。
今回は視点がばらつくと同時に時系列もばらつく(数日前にさかのぼる)が多くて、ちょっとそれがあれだった。そろそろ一人ぐらい死にそうだ。

デ・コスタ家の優雅な獣4 (角川ビーンズ文庫)

ロザベラにつきつけられる事実と事態について。
自分なりに家族を守りたいと"悪いこと"に手を付けたロザベラとエミリオが手がける新事業、ノアの生い立ち。
ダリオが清くえろく正しい意味で服を贈っていて転がった。ノアはなー、額面通りそのことば受けとらねえぞって。イラストいい仕事をしていた。よい憎悪だった。もっともつれろ。面白かったー。

次回完結ということで、わたしのビーンズ卒業に王手がかかったなあと思った1

  1. 今新シリーズ何も開拓していなくて現状ではする気もなくて首の姫とデコスタしか読んでないため []

【Amazon.co.jp限定特典付き】首の姫と首なし騎士  裏切りの婚約者 (角川ビーンズ文庫)

フォルモント国の末娘シャーロットがついに婚約。相手は愛人20人と噂されるセシル・エルマー。
王族の婚姻が認められる40日間にエルマー家の悪事の確たる証拠をつかまなくてはいけない。

割とこう、がっつり四面楚歌。頼みの綱は引き離されていき城にもエルマー家の息がかかった新人が増え、あちこちで不穏な空気が流れる。この感じで1冊は割と辛い。陰謀蠢く展開は好きなんですが、どっちかというと兵糧攻めみたいな感じで一触即発! っていう感じではないんだよねー。首のひとつでも飛ばせばいいのにって思ってすみません。でもアルベルトが「仕事しろ第1王子」とかいってたのは癒された。

デ・コスタ家の優雅な獣 3 (角川ビーンズ文庫)

自由を奪われて血を繋げる材料になるはずだったロザベラはいまや立派な「デ・コスタ家」の一員です。
カジノとデ・コスタをつなぐ顔役として縄張りを与えられていた。
リカルドとの対決はよかったねとてもよかったね。ロージーいい感じにそまってるね。悪い子だ。
ダリオに生きていて欲しいのあたりもなー、家族っぽくて、最初あんなんだったのに。とてもよかったとてもよかった。

夢解きパティシエ    黒き医者の甘い誘惑 (角川ビーンズ文庫)

フランスっぽい感じの架空の国で菓子職人を目指す少年レンの物語。
ビーンズでお菓子作りっていうとシュガーアップルがありますが、ジャンル的にはまるで違ってこっちは退魔もの。退魔って書くとエクソシストの雰囲気が急に出てきますが魔は魔でも夢魔の魔です。

レンは半年前に母を亡くした身で、父は分からない。生死不明ではなく母は不特定多数と関係を持っていてレンは母譲りの顔をしていて、青い目なんていっぱいいたから分からないって言うそういう話。
今にも潰れそうだが元は食堂だったという家には立派な窯があり、そこで菓子を作って市場や警察に配達して売っている。大家が家賃を日払いで迫ってこようとも、少女と間違われる風貌の14歳が生きていくためには必要な場所だった。
警察に配達に行った際、“夢医師”ヴァレリーと出会ったことや夜道で“グラン・ギニョール通り”を見つけてしまったことが転機だったのだ。

少年主人公と変態もしくは陶酔系青年。基本的には男ばっかりで、このノリならおそらく恋愛は無い。
帯は「腹黒医師」なんですが、腹黒、腹黒か? っていう感じです。どっちかといえば変態。
夢占いとかそういうもんでもないです。雰囲気はリーディング同様落ち着いてる系。
その単語は使ってもセーフなのねとか思いながら読んでいた1
1冊で割と「俺たちの戦いはこれからだ!」的にまとまった感あるなあ。

  1. やり逃げとか []

銀の竜騎士団    学園ウサギの内緒の潜入 (角川ビーンズ文庫)

国内の混乱を避けるため黒竜騎士団は学園都市リュースへ異動となる。
「学園都市」で名が通っているがリュースは国内有数の産業都市でリュース指令も兼ねることになる。
問題回避のための左遷ではなくただの異動という流れ、もしかしたら王都防衛よりやりがいはあるかもしれない。
スメラギが行くなら君も大学へ行って勉強しておいでとシリスに送り出されルーシェは政治学部へ入学した。

政治学部はやはり男所帯ではあるけどルーシェ以外にももうひとりカーラという女性がいた。
ルーシェ初の女友達。かなりしっかりしていて自分の立ち位置がはっきりしている聡明系。

それはそれとして、ルサンチマン発の理想論を語る主張とか政治的な主張とか、そういうのはもうちょっといいかなあと思う次第です。

デ・コスタ家の優雅な獣2 (角川ビーンズ文庫)

おお、このシリーズはナンバリングあり・サブタイトルなしなのか……(珍しいなあ
異能を持った子を産み落とすためだけに連れてこられた「デ・コスタの女」ロザベラ。
デ・コスタ家は裏社会を牛耳る一家であり、ロザベラはその中で自由をつかむためにファミリーの一員となった。
内気少女ロザベラは見放されそうなところをなんとか喰らいつこうとする。

まあそんな感じです!
序盤あんまり好きじゃない感じだったんですが

「私にも、悪いこと、させて」
同じ色に、染まらせて欲しい。

(P110)

この辺ぐらいからの展開がやったら面白くってなんだこれと思った。内気な割にやってること大胆。
ノアに連絡を取らせるために出した電報とかパレデスとの交渉とかさーなんだあれちょうもえる。
これはすごい! とかこれはえろい! とかいいながら読んでいた。
ロージー悪い女になるん? 超楽しかった。3巻楽しみ。

シュガーアップル・フェアリーテイル    銀砂糖師と水の王様 (角川ビーンズ文庫)

ミスリル・リッド・ポッドの状態は変わらず悪いまま。ミスリルをなんとか生かしたいと願うアンは瀕死の状態からよみがえったラファルとエリルを探すため、シャルとミスリルとともに旅立った。
今回から新章突入! ということらしいんですが個人的にはペイジ工房編以降はずっとひとつながりだと認識しているので特に変わりはありません。戴冠式のシーンと「彼は、王だ」がすごく好きなんだけど、それ以外はまあ、うん。そろそろ潮時なのかなあと、とおもいます。

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