精霊歌士と夢見る野菜 紅色の祝祭 (角川ビーンズ文庫)

精霊と契約して植物を育てる精霊歌士(ちなみに国が認める資格職である)の話。
天才的な歌い手と何故か野菜しか作れない落第生の話2巻。
(あ、1巻の感想書いてなかったんだとこの時点で気がつく)

あの、いきなりネタバレから行くんだけどエイディをひとりぼっちにさせないためにこの曲を歌いたいんだけど無理だって分かってる。エイディも無理だって分かってるからひとりで先にいくんだけど、追いつくからっていうあのシーンがすごい好きでね。天才の孤独と目標。

リーリは最初はこの子はどうなんだろうって思ってたけど私、お金が大好きなの! って言い出してから妙におもろくなった。吹っ切れた瞬間だった。
抜け道をつかって露天を出す所も潰す気で来ているところを野菜ソースで対抗する所とかなんか地面に足がついている感じでおもしろかったなー。
収穫祭の歌のシーンがエイディとのデュオじゃなくて新しい友達を作ってトリオというのもよかった。