タグ「 辻村深月 」の記事
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タイトルはそういう表題作があるのではなくて、「そういう感じの物語を集めてみました」っていう感じの短編集。
「どうして?」「なんでそんなことに」「こんなはずじゃなかったのに」ていう。
一番オウフってなったのは「パッとしない子」なんだけど、「早穂とゆかり」はゆかりはわたしだって思う。どういう自意識なのって聞いてみたい人は、確かにいるだわ……。
「パッとしない子」も「ママ・はは」も怖い話なんだけど怖さの方向が違うんだわ。自分が一時関わっていた今国民的アイドルにちょっと時間いいですかっていわれて、何言われるんだろうと期待してたらまさかそんなことを……っていうのと、「ママ・はは」は首筋をぞわっと撫でていくような、暴力はないけど息が詰まるようなやりとりでつづられる支配的な親の話なんだわ
それを考えると「ナベちゃんのヨメ」はライトだな。なんであの子があんな子とっていう話だ。
覇権アニメを狙う人たちの物語。
覇権っていうと俺妹やってたときのアニプレックスゆまさんを思い出すなあと思ったら巻末の謝辞のところにいた。
スロウハイツとか凍りのくじらほどではないにしろエンタメで生きてきた人間にとって第一章はほんま殺す気かと。
リア充って現実や恋愛が充実している人間を揶揄して指す言葉があるけど、リアルが充実していなくたって、多くの人は、そう不幸じゃないはずでしょ? 恋人がいなくても、現実がつらくても、心の中に大事に思ってるものがあれば、それがアニメでも、アイドルでも、溺れそうな時にしがみつけるものを持つ人は幸せなはずだ。覇権を取ることだけが、成功じゃない。
(P105)
「----ともかく、もとからある景観を壊してまでアニメの何かを置こうって考えるのは本末転倒ですよ。ファンは、場所さえわかれば、あとは自分の見方で世界観を補いますから(略)実写の時と違って、アニメファンが見てるのは、ここそのものじゃなくて、自分の中にある景色ですから、現実の景色はそれを映すときのスクリーンみたいなものというか」
(P284)
タイバニとうたプリの特定しましたの流れを思い出す。
殺させてもらえなかったといってトウケイを去った王子が生きる話を書いたところでその年月に転がるしかない。人の変化は美味い。
うちは聖地巡礼じゃないですけど東京から遠く離れた地で、アニメで町おこしじゃないけど年2回で何万人という規模で人が集まるマチアソビというイベントをやっています。まだなんの告知もない時点からホテルが埋まったりして人の熱意はいろんなものを動かしているというのを目の当たりにしています。すごい本を読んだ。
短編集で割と後味は悪い系でにやっとする。たまには読了感としてのたうつようほど苦いものを読みたいときだってある。割とどの短編も「誰かの特別だと思っていた/なりたかった」「残された人」の話でした。何気なく言われたことをほめ言葉としていつまでも大事にしまっておくような、中にはそれをこじらせたような人の話も。
「芹葉大学の夢と殺人」はあのメッキ感。夢は夢だった。夢は見るのは自由だけど実現しようという気がなければただの絵に描いたもちだった。
読んでるとだんだん削られるんだけど不思議に吸引力が強い。なのでごっそり削られる。
どうしようもなくなったところで手を振り払われる感じ。ザ・絶望感。
たった一つ。自分以外の者に執着すればいい。夢以外に失うのが嫌な、大事な何かを作れば、誰かを愛しさえすれば、幸せを感じることができる。
それは、私じゃダメだったのか。(P176)
直木賞受賞の話を聞き1年ぐらい寝ていた本を読む。
日本5大ロックフェスに数えられるまでに成長したムツシロ・ロック・フェスティバルで、睦ツ代村の村民の広海は芸能人の織場由貴美に出会う。由貴美は田舎を嫌いとうの昔に出て行った。村民からの評判も悪い。
ダムに沈んだ土地もあるこの閉鎖的な村はフェス誘致で盛り上がりを取り戻した。
この村には秘密と闇が眠っている。由貴美はその闇を暴きに復讐心を抱いて戻ってきた。
古畑任三郎とか右京さんがふらりと寄り付きそうな村だなあと思った。
フェスのシーンが好きで、ライブ行きたいなあと思ってまだ先の11月の遠征費用の試算などをした。
面白かったけど好きかどうかでいうとちょっと悩む。後味はもうちょっと悪くてもよかった。
中学2年の4月、アンは友人達から無視されていた。
クラスの上位カーストバスケ部所属で女帝の友達。赤毛のアンが好きでいまいち詰めの甘い母につけられたこの名前は正直ちょっと……と思っている。少年犯罪と死に興味を持ち母との関係と教室での立ち位置に絶望感を感じている。アンはクラスの地味男子で自分と同じセンスを感じる徳川勝利に「自分を殺してくれ」と頼み2人で事件の起こし方死体の装飾について検討しあう。
コウちゃん!
息が詰まるような女子のやりとりと、今日楽しく遊んでいた子がある日豹変したりもう味方ではなくなっていたりこの感覚は懐かしい。なにかにすがって日々を生きるような。授業に行きたくないから学校が爆発すればいいみたいな。P266とかちょうすきだ。あのへんは好きだ。もうどうしようもなくなったどん詰まり。
「来年までに、私は、徳川に殺してもらえる。殺してもらえる。殺してもらえる」
呪文を唱えるように口にすると息が切れた。
そこから先は、胸の中で言い聞かせた。
だから私には関係ない。私には関係ない。私は、芹香や倖や、あんな教室とは関係のないところへ行ける。私には、全部、関係ない。
「私は徳川に殺してもらえる」
声がまた、泣き声になる。やけになって叫ぶように、呟く。大声になっていく。
「殺してもらえるから、大丈夫! 絶対、大丈夫」
顔を空に向けると、泣きすぎてひび割れた瞼の縁に涙が沁みた。(P239)
大安吉日、老舗のホテル・アールマティで行われる4組の結婚式。新郎新婦や出席者の思惑や事情が交錯する晴れの日。
鞠香と妃美香が好きだ。双子補正か。いやでも凄く好きだ。ぎゅううと絞られるような思いだった。ふたりのこれまでとか小学生の願いとか久しぶりのあの人たちの登場とか、ピアノとか何回ももうここからは読めない!(くるしい!)と思いながら読んでいた。とてももだもだした。
P74のあたりは島田紳助の声で再生された。すりこみこわい。
映一が持ってる「君ら以上のややこしさ」がなんなのか表に出る日は来るのだろうか。恭司と月子が久しぶりに登場したようにまた会える日が来るだろうか……。
まじで結婚式って300万も? とおもった。
友達は人前式で12だったっていってた。別の友達の結婚式では「え、この曲……クラナド……?(挙動不審)」「まあ不思議ではないだろ(黙々」「クラナドって何?(知らなければただのBGM)」ということがあった。
こちらはゼクシィよりももっと地域密着型の結婚情報誌が2種類ぐらいあって、さらに毎月のタウン誌の半分をブライダル関係がしめていることがあって、結婚式やばいとおもうなど。
双子は強い。
わたしロードムービー読むのはこれが3回目ぐらいなのにトシがあの2人の子どもというのを初めて知った!
「共通の友達」とか書いてあるのにな。
→辻村深月ワールド人物相関図
ちなみに単行本版と違い1本が新たに収録され1本が書き下ろされ、既存作品も結構加筆修正されてるように思う……。
トーキョー語りはゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。 を学生にしたみたいな……違うような。「ルサンチマン」という単語がナチュラルに出てくる辺りがあれだなあ。
小学生二人の逃避行が好きだ。道の先はいかにも充っぽい。改めて充っぽいと思う。
「街灯」でタカノが行ったのは深月の家だと思った。いいなあ。
「ロードムービー」ほか既存作品はどちらかといえば「冷たい校舎の時は止まる」のスピンオフの要素が強いので、冷たい後者未読の場合はそちらから読むことをおすすめしたい。
スピンオフ短編集。同じスピンオフでも元作品既読前提な「ロードムービー」より格段によい。
「冷たい校舎の時は止まる」から「しあわせのこみち」
「スロウハイツの神様」から「チハラトーコの物語」
「名前探しの放課後」から「樹氷の街」
好きなのはえぐられるような「しあわせのこみち」
今回も「おいやめろ」と思うよいくおりちーです。耳が裂けました。
私この期に及んでまだなにかを模索しているような気がする。なにになるつもりなんだろうか。
いや要するに4月病なんですけどね。
「チハラトーコの物語」
ああそういえば磯山ミオみたいな人ニュースでみた覚えがある。
ていうか冬子今そんなことやってるんだと思った。最近姿を見なくなった人の、今なにしているか聞く気分。
「樹氷の街」
思わぬダークホース。絶対そんなはずないのに「辻村さん私と一緒の学校に通ってたんじゃないの。なんでこんな身に覚えがある話が展開されてるの」って思うことがよくあるんですが今回もすごかった。
この伴奏者私が中1のときの合唱コンクールのあれやないか!!! 中1って何年前やねん!
いやもうちょう動揺した。中学校の時の記憶って基本的に覚えておいても何の足しにもならない負債ばかりで思い出そうとしても思い出せないことが圧倒的に多い。
なのに「あの子なんで立候補したん?」「なんで○○が伴奏せえへんの。あの子無理やろ」という話をしていたり、実際の合唱コンクールでどうなったのか。いろんなことがばっさーと思い出された。
物語の力ってすごい。でもあまり色々引きずり出さないでください。
自分が恋をするとか、誰かと家庭を築いていくだとか、そういうことの全てが、私には想像できない。本当にできなかった。道を歩くたび、歩いたすぐ後ろが崩れていく。帰り道のない私は、前を向くしか方法がない。
(P44)
図書室で読んできたハイファンタジーに登場する人々や種族の言動、ゲームに出てきた武器の名前がどの歴史的事件に由来するものなのか、ヒットを飛ばすアニメの元ネタがどれから来てるか。頭の中に地図を描くように「知る」ことが好きだった。アニメやゲームの教養主義はもう時代が古い。だけど、好きで観て詳しくなった分の、私のこの知識に罪はない。
(P141?142)
代々社新人作品である。これがデビュー作ということだ。
というのはさておきスロウハイツの神様作中人物の作家チヨダコーキのデビュー作が出版された。
スロウハイツの神様とはまた別の独立した物語なので未読でも問題ない。
カバーの裏側は別のイラストで名義がチヨダコーキになっていたりあらすじも違ったり作者コメントがついてたり代々社ノベルスの文字とか奥付の日付とか細部までちゃんとコウちゃんの本になっている。
可愛らしい辻村深月ペーパーがついてたりする講談社GJの一品。
読んでいると今までの辻村作品とはどれとも違うからチヨダコーキが実在するような気がしてくる不思議。
つかわたしはスロウハイツとコウちゃんが好きすぎるのでこういう本が出た時点で既に相当満足です。
環とか狩野の気分である。ふっふっふ。あとP68のSがとてもスーである。
もし万が一次があるとしたらあの惨劇の引き金となった「この町が死ぬ時」が読みたいなあと思います。
「よく言われているキーワードだけど、チヨダ・コーキは『絶望』を書くのが巧いんだよね、きっと」
スロウハイツの神様(上) P65
嘗めないでね、俺はこう見えて、意外に執念深いんだ。絶対に、逃がさない。
(P176)
今「30前後女子の話が熱い!」1
ということで野良女→ゼロハチゼロナナ→アシンメトリーと来て今回は意図的にこの本を選んでみる。
買ってから約1年熟成していた。
悪意の話である。最後には光が見えるけどどろっとした悪意の話である。
クラスの女王様、その取り巻き、劣等感と自己顕示欲。あと東京で住む者、田舎で暮らす者。
SIMPLE1500 The ルサンチマン。
F県藤見高校3年2組クラス会は年に1度2度のペースで開かれ今年が10年目だ。
クラス会の話題によくあがるのは女優になった元クラスメイトのキョウコについて。
F県は東京隣接で進学や就職を機に上京する者もいる中田舎に残る者もいる、ということだったんだけど"東京隣接のF県"がどこなのか分からなかった。隣接というほど近くもないけど福島かなあ。
福島っていったらコウちゃんだよなあていうか冒頭のあれは環だよなあと思った。
一章ごとに変更を変えつつ話が進む。帯には10年目のクラス会 よみがえる「教室の悪夢」
とあったけどその「教室の悪夢」がなんなのか中々見えない。影はたまに見えるけど姿は見えない。
ぬぬぬん? と思いながら読む。ラストが近づいて事実発覚。びっくりする。違和感の正体はそれか!
視点変更の妙だよなあと思ったのは苦手だと思った由希が「いやいやこの子にも事情があるねん」とプラスに転がる。由希幼稚園のときの話は思わず本を落とした。うへあとなった。
70ページにあった学校の怖い話が素で怖かった。夏休み前の小学校体育倉庫に女の子がうっかり閉じ込められる。2学期になってからミイラ状になって発見される。壁には血まみれの手で引っかいた痕。
ほんの数行だったけど超ホラーだった。悲鳴が聞こえてくるようだった。
- 主に私の中で [↩]
山梨県でとある事件が発生した。望月千草が自宅で脇腹を刺され死亡。死因は失血死。
はじめは自殺かと思われたが、家にいたはずの娘がキャッシュカード等とともに失踪しており包丁についた指紋や血液のついた衣服が捨てられていること等から警察は事件性が高いと判断し、重要参考人として望月チエミを指名手配した。チエミは地元企業で契約社員として勤め、職場や友人からは「真面目」と評され、死亡した母との仲は非常に良いものだと思われていた。
東京でライターとして活躍し結婚生活も手に入れた神宮司みずほは、幼馴染みであるチエミの足取りを追うべく学生時代の友人や元恋人や恩師を訪ねた。
なんかすごく2時間ドラマみたいな書き出しになってしまった……
「ラストに断崖絶壁でナイフを持った犯人ともつれあったり説得したり動機を語りあげたり」するような話ではありません。殺人事件をおこしたとされる幼なじみを探す話ですが主に語られるのは「母と娘」の物語。
わたしの周りは望月一家をもっと悪化させたようなおうちに住む女の子がいるのでとても生々しすぎた。読みながら「あああああ」ってなった。今までのあれこれを思い起こす。背筋がぞわっとする。自分に近いのは亜理紗6チエミ4かなあとおもう。恐ろしかったのはみずほの子ども時代だった。コーラ怖い。
赤ちゃんポストは一時期よく見てたのにそういえばとんと聞かなくなったなあと思ってぐぐったりした。
「あかちゃんに なにかのこしてあげて」にすごくせつなくなった。
第2章という扉が見えたところで小休止&コーヒーいれてきてぺらっとひらいてみたら見開きにぎゃっとなった。誰の視点なんだろうと思って読み始めてそのまま忘れてしまった第1章直前の3ページを、最後まで読んでからぺらっとひらいてなんとも言えない気分になった。
手紙を持つ手が震えていた。よく、そのままぐしゃぐしゃに潰してしまわなかったものだと思う。視界がグラグラ、煮え立つように揺れた。頭の位置が何も変わっていないのに、足元から下が震撼したように沈んで、過呼吸のような息が出た。空気を吐けるだけ吐き、だけど吸えなかった。
(P292)
家族だからと何かを許し、あきらめ、呑み込み、耐え、結びついた家。形は違っても、どこかみな共通に抱える病理のような。
どんな風に振舞っても、娘は許されず、母の望む正解は出せないのだと思っていた。だけど、正解を与えないのは私も一緒だ。私は母を許していない。それでも、彼女は一生、私の母だ。逃げられないし、逃げるつもりもない。一生、いい思い出も悪感情も、引きずりながら向き合わせて生きていく。(P298)
あわせてよみたい:「ファミリーポートレイト」と「野良女」かな。
ちなみに野良女は「女の語る下ネタ」に対して寛容な心が必要です。
小説すばるの辻村深月新作なのですがやばいなこれも。
母の赤毛のアン好きが高じてアンと名付けられた田舎の中学2年生の話です。魔王とか!
yomyomの読みきりのアイドルの心得とかも割とそうだったんですが、共感が行きすぎて「よせ、やめろそれ以上言うな!」ていう気分になります。
怪談だったりホラー風ファンタジーだったりする短編集。
表紙動植物でファンシーだなあ(*´∀`)と思いつつ裏表紙向けたら女の子の足が。つまりこの植物は女の子の体から生えているということか。びくっとした。
学校の怪談とか都市伝説とかときめきます。コックリさんとそれに類するものはやったことないけど7不思議とトイレの花子さんはよく信じてたなあ。うちの小学校の花子さんは体育館脇のトイレ(電気がつかない)の個室の一番奥にいるという噂でした。
小学校の時に流行るものって何であんなに出元不明なんだろう。そして一気に広がる。皆知ってる。
好きなのは「踊り場の花子」「おとうさん、したいがあるよ」「ふちなしのかがみ」です。
「踊り場の花子」は少しずつ詰め寄られる恐ろしさがあるなあ。
「おとうさん、したいがあるよ」は「現実と幻想の境界を認識できていない言動を繰り返し」な話だと思ってる。
君は本当に<現実>に存在している?
君のまわりの人たちは君のことを認識している?
君は自分が今、本当に生きてるって言い切れる?(鳥篭荘の今日も眠たい住人たち2巻 P265)
これを思い出す。
全体的にどれも奇妙で不思議で変な話だから、「これはこういうことだ」っていうちゃんとした解答は不要だなあと思う。
理科室の中は、薄暗かった。黒い遮光カーテンが窓全部を覆って、圧迫感と閉塞感に満ちた息苦しい空間を作り出していた。誰が最後にこれをしめたのか、他の教室や特別室は、夜でも休み中でもカーテンなんかまずひかない。理科室だって、そうだと思っていた。
水道はどれもきちんと蛇口がしめられている。水は流れていない。
「花子さんの呪いは、階段に閉じ込められることです」(P36)
ろうそくにひとつひとつ火を灯し、その炎が鏡の中にゆらめくのを確認してから、香奈子は鏡を背にしてゆっくりと立った。幻想的な炎の照明は、まるで自分が映画のヒロインになったかのように思えて、気持ちがさらに高揚していく。
(P179)
本日は大安なり/辻村深月 野性時代09 8月号
女子一卵性双子! 黒い! 怖い! もえ!
私はその日から、毎日、コンタクトレンズを嵌めました。お化粧をしました。
それは、妃美佳を消してしまう殺人です。
連作短編で次は10月号に掲載らしい。
好きだよと言えずに初恋は、/有川浩 同上
単行本未収録植物図鑑短編。イツキ小学生の頃の初恋話。
ロングインタビュー 小説の作り方 /佐藤正午 聞き手伊藤ことこ きらら 2009 8月号
確かきららっていう漫画雑誌があったような気がするけどこれは小学館のPR誌です。
物語はどういう風にして生まれているのか、という疑問に対し佐藤氏に依頼を送ったのが2年前。
インタビューに懐疑的なところがあるようでこの話はそこで終わる。そして編集者のもとにメールが届く。
聞き手に一度も会わないで長期間やりとりするのはどうか、という現在進行形の連載。
ライターと小説家のメールが載っている。なんかすごい。スタートから泣き言メールとか気味が悪いとか信用できないとかばっさりすぎてすごい。何かこの後どう転がっていくんだろうというのがとても気になる連載。
きららはしばらく読んでなかったけどこれは次回も読む(今回は三浦しをんのインタビューがあったので
















