兼業少女小説家 - 檸檬の木文庫 - BOOTH

同人誌です!

きのうぐらいから「社会人は新人賞を取っても会社を辞めるな」という話題がよく流れている。わたしは本読みなので、フォローしている作家も多い。そういえばそんな本をこの前買って積んでおいた、という本がこれ。

これは少女小説レーベルからデビューした兼業作家(30代)とコピー取りが仕事の中年女性をいかに丁重に扱っていかに仕事を円滑に進めるか、みたいな話の2本立て。
なお2作とも自分(青木さん)を投影して書いているが具体的なモデルはいないとのこと。
先に言うとスカッとするようなする話ではない。どちらかといえば「そんな男とは早く別れろ!!!!」と読みながら思うような、感情の動きが丁寧に描かれている話である。あとがきに「いつもストレスを溜めている」「負のお仕事小説」と書かれているけどまさにその通りである。あかねちゃんも葉奈ちゃんもどうぞ報われますように、と思いました。