本当はごはんを作るのが好きなのに、しんどくなった人たちへ Kindle版

料理研究家によるエッセイ。
「お父さんが料理研究家なら普段さぞおいしいものを食べてるんでしょう」と言われがちだけど、普段の食事は質素なもんですよ。料理自体は好きだけど子どもが3人もいると大変だし、撮影で作った余りが食卓に上がることもあるけど、我が子、冒険しないから定番の料理にしか箸をつけない。土井先生は「一汁一菜でええんですよ」っていうけど一汁一菜でさえしんどいときがあるんです土井先生……

手料理=子供への愛情の大きさではないし自分は子どもが満腹ならそれでよいと思っている。別にアルデンテにこだわらなくても子どもは美味しく食べてるし腕によりをかけて作った料理よりコンビニのみかんゼリーが子どもに爆ウケすることもあるし、無理に野菜食べさせなくてもいいけどそれでもやっぱり……っていう人にはこういう手段はどうかという感じの内容なので、絶賛子育て中世代に良いのではないかという本。あと既婚子持ち料理研究家の日常ごはんについて見てみたいという人にも。