うたう鳥のよる〜千夜一夜に巫女は舞う〜 (一迅社文庫アイリス)

合法ロリとArk握ってる人1と女装男子がハーレムでアルトネリコ。この間違ってないけど合ってない感。
成長が止まった少女がヤンデレで美形で変態と出会う話です。常識人で不憫な人も出てきます。
もうちょっとまともになった。

詩が力を持つ世界。シエラは18歳になったが8歳の時に成長が止まったままどこかへ嫁入りもできず、売れもしない活版印刷の本を作り続ける父の代わりに古書修復業で家計を支えていた。せめて本を材料ぐらいは潤沢に使いたいとぼやいていたら知らぬ詩が聞こえてきた。シエラは数万にわたる全界詩を記憶しているがこんなのは聞いたことがない。やがて現れたのは無駄に綺麗な男だった。触って欲しい名前をつけて欲しいと、いまいち人の話が聞けない男はシエラにランプを渡し「また逢おう」と言い残し消えた。

嫁いですぐ帰らぬ人となった従妹を追うためランプの精の力でシエラはハレムに潜入する。
ハーレムですが、寵愛を奪い合う展開ではありません(2つに別れたハレムのうち王のいない旧ハレムのため)
シエラはめぐりあわせ2と全界詩のおかげでハレムの主イアマールの袖下として働くことになった。

知ってるけど私詩とか詠唱とかすごい好きだからドツボなわけですよ。物語合わせとか好きなんですよ。

「さあさあ皆様この物語は奇跡の話、信じられない天変地異と奇々怪々の夢噺。ですが続きはまた明日。紡ぎ紡がれ永久に終わらぬ夜ごと夜ごとの語り草< <千と一夜の物語>>」

(P164)

こういうの好きなんですよ。なのでシェヘラザードはようやく来るべきものがきたとおもった。語る人であり触る人。

詩が綺麗で元はハーフィズ詩集ということな野でこれは触れてみるべきだと思った。

ハーフィズ詩集 (東洋文庫 299)

割とこう、オープンで、あとフェチいですね。ぼーぼーでめりっ。あと蒸し風呂と柘榴と膝裏の汗と内腿。
オブラードはまじ万能。
珍しく残念キャラのアランじゃなくてリヤーフが好きなんだけどシャーザマンとリヤーフのシーン。
あそこからの数ページが好きで。あとP143はもっと踏まれるべき。

  1. Ark握ってる人は1:ヤンデレ 2:ナイフ握ってる人 3:狂信者の意です。元ネタはArk Sound Horizon - 歌詞タイム []
  2. 「ここで働かせてください」で千と千尋を連想した []