首の姫と首なし騎士  追跡者たちの罠 (角川ビーンズ文庫)

風変わりな末姫シャーロットの、後継者探し。
次期国王候補へと狙いを定めた叔父の資質を見定めるためタウンゼント領へ出かけることとなった。
王族及びその関係者は他領への立ち入りは禁止されているが叔父ウェルズとシャーロットは親戚関係もあるため立ち入りもやや容易であるということだ。
タウンゼント領は肥沃な大地があり整備された美しい町並みがありなにより薬石の山がある。

1巻以来のクローヴィスの舞台への帰還。
あとシャーロットとアルベルト・ホースマンのなんともいえない関係がとてもいい。
ギスギスした主従がまた増えたしわたしときめきます。
あと今回はあれがなかったなあ。地の文に対する「」内突っ込み。好きなシーンはあの返り血ばっさー浴びて戦ってるシーンです。とてもよいものです。表紙ですが既刊3冊では首を狙われていたのはずっとシャーロットだったのに今回はいよいよ首なし騎士のほうが狙われていた。なんかそういう心境の変化ですか、とおもったりしないでもない。お前にだったら殺されてもいい的な。