アルビオンの夜の女王 -金色の闇と愛の密約- (B’s‐LOG文庫)

3冊完の予定だったけどもうちょっと続けられることになったらしくて、じゃこれからが第2部なのかと思った前巻。
いきなり完結となった今巻。ていうかクライマックス→次巻完結なのかと思えばまじでこれで終わりの模様。
予定にない完結だったのか元々あまり風呂敷たたまない終わり方をする人なのか、終わりの雰囲気がない。これなら3巻のほうがよっぽど完結っぽかったと思う。3巻とは逆に「外側は明らかに終わりなのに内面は終わりそうな気配がどこにもない」だった。

あとあらすじと登場人物紹介に物語のラストで明かされている五番目のフルネームが載っているのでうわぁ(゚д゚;)と思った。

ルーシャスとセシアの過去はこんな4ページ程度のネタではなくふつうに短編ぐらいで読みたかったです。
今までは巻を増すごとに面白かったのだけど、最終巻が一番微妙だったなあ。投げっぱなしジャーマン感あり。
執事の正体は精々チラ見えぐらいで明かされるべきではない派なのですが、話の筋に関わるとなったらまじチートだとしみじみ思った。某ルゥが自己主張しないキャラになるとこうなるのだなあと思った。