極寒の山脈で戦争を続けていた部族があった。
30年にわたり続けて、ついに停戦しフェルビエとミルデは和平の証に婚礼をあげることとなった。
愛したものを喰らうという「雪蟷螂」蛮族フェルビエ族長のアルテシア
死体を神の依代とする「死人狂い」狂人ミルデ族長のオウガ
婚礼といっても先代によって決められたこと。和やかにすむものではなかった。
今の話より先代+魔女のパートが好き過ぎた。
ガルヤとロージアとかときめきすぎだろう……! もっと詳しく!っておもった。
あと最近グラハー再読祭をしてたせいか時々若木未生を思い出す文体だった。
(俺の永遠を)
開くはずのない扉。
ミルデの永遠。
恋い焦がれた、私の命。(お前にやろう)
(P224)
この辺が。
これが最後の人喰い物語。
これまでの3作で順番をつけるならミミズク>雪蟷螂>MAMAかなあと。
「目を覚まし、そして立て。その熱が命、その血こそがフェルビエの宝である。生きて剣を持て、誇り高き雪蟷螂。絶望にその血を凍らせてはならない」
(P17)
初めまして。紅玉いづき先生の本は、中学三年生になってから出会ったのです。(因みに初めて読ませていただいた作品はMAMAでした。)そして受験前に【雪蟷螂】を書店で見つけた瞬間悶絶してしまいました・・・。仕方がないので自分の欲求に蓋をし、受験が水曜日に終わったのでやっとこさ書店に行くことが出来、ついに手に入れました。(バンザーイ!!)
今回の作品で僕が気に入った部分は一番最後でした。(・・・・それは、僕が子どもだからでしょうか?)
紅玉先生のお話は、読み終わった後にしばらく世界から抜け出せなくなる所が大好きです。(余韻に浸る、と言うことをあまり体感したことがない僕は初めて読んだときに何故か涙が溢れ出しそうになりました。)
突然でズラズラと書き連ねて済みませんでした。
ありがとうございました。
はじめまして。
私はデビューの時にミミズクを読んでそれから年1冊のお楽しみです。
雪蟷螂もいい話ですね。