カラクリ荘の異人たち~もしくは賽河原町奇談~ (GA文庫 し 3-1) (GA文庫 し 3-1)

祝・2巻発売。だけど1年ぶりの新刊で、ちょっと忘れていることが多く、30ページぐらいで読むのをやめて1巻再読。再読だというのにちょーにやにやしながら読んでしまった。
というのも最近のツボ具合+えりんぎホイホイを見つけたためですが。

「……私も小さい頃、お祭りになるとお面を買ってもらって、嬉しくてかぶって走り回ってたなあ」
(略)
「それでおばあちゃんに怒られたの。お面をかぶった時は、そんなにはしゃいじゃダメだって」
「どうして?」
「お盆にお面をかぶるのは、あの世から帰ってきた人が自分の顔を隠して、そこにいるのをバレないようにするためなんだって。だからああしてお面をかぶっている人たちの中には、死んだ人もまじってるんだって。お面をかぶってるのにはしゃいだりしたら、死んだ人に失礼だよってこと」

(P245)

賽河原町は表側と裏側があり、裏側は妖怪が住んでいる。お盆は生者と死者の境目がなくなる。人間の世界と妖怪の世界の境界である空栗荘への引越しと、夏祭りの日の話。

さあ2巻を読む(*゚∀゚)

東京日記2 ほかに踊りを知らない。 (東京日記 (2))

川上さんのエッセイはいろいろ読んでみたけど東京日記がいちばん好きらしくまた借りてきて読んでしまった。このゆるゆるとした感じがとてもいいのです。

いつも旅のなか

海外旅行エッセイ。kmpみたいなのじゃなくて字でびっしり系です。
これ文庫落ちしてるらしいから大量買い期過ぎたら買っとこうかな……
読んでたらとても旅立ちたくなった。いやあと半月もしたら9月に旅立つんだけど。(国内だけど

だいたい旅するときはひとりなのだが、これは、人と旅なんかできねえ、という積極的選択ではなくて、だってだれもいっしょにいってくれないんだもん、という消極的理由である。

(P192)

私も一人旅は結構する(というかほとんど。現地合流はするけど)のですが半分はこれです。文楽とか寺めぐり(主に建築萌え的に)とか「こんなん誘っても誰も来てくれんだろう……」という消極的理由である。
私限定一人旅のデメリットは「疲れてはじめていることに気づかない」ことである。私は疲れてくると明らかに無口になるので……(一人旅でべらべら喋ってたらこえーよ……

その日の夜にはみんな通常の状態に戻り、あのときの青年の言葉「帰ってこられなくなる」を改めて深く理解したわけだが、しかし、本当にコワイこととは、狂うことではなく狂っていることに気づかないことだとしみじみと知った。

(P108)

天啓のパルティア 暁の魔女は夢を見る (ビーズログ文庫 ま 1-2)

今回はメルキアがいたせいか1巻よりはパルティアが年相応な感じに見えました。やっぱりこの子は10代前半だよ!
ていうかハルバートが可愛い件について(私の中の格好いい担当はルーヴェル卿
ていうか私はふたりでひとつな双子が好きすぎるな。
2巻は割と伏線のための1冊という感じなので3巻に期待。面白かったー。

うつ恋

すんげー乙女ちっくな装丁だ。

男性向け月刊誌マッスル編集部の柿崎乙子は「特集:こだわりの男たち」の取材のため、かつて一世を風靡して4年で消えた芸人ツーテン権太のもとを訪れた。取材記事を書き直せと言い、直したら直したでお前に記者としてのプライドはないのかと難癖をつけられる。乙子が原稿を2種類(修正前、修正後)置いて帰った日に乙子は権太の弟子、戸田から電話を貰う。
師匠はうつ病を患っている。今は通院しないでいいレベルになっている、乙子から取材の申し込みがあってからはがらりと元気になったが、修正後の原稿をもらってとても悲しそうな顔をしていた。乙子が帰ってからなお症状が重くなった。師匠は乙子が気に入っているのでカウンセラー(のようなこと)をしてもらえないかと。そういう電話だった。

メインは乙子(←ちなみにおとこと読む。おつこではない)の心理描写だ。憧れの編集部には行きたいし、なんか権太は自分のことを恋人だといってるし、でもそれもなんだかまんざらではないし、いろいろ大変なんだよ30代女も!という感じだった。読みやすかったなー。

俺の妹がこんなに可愛いわけがない (電撃文庫 (1639))

とある仲の悪い兄妹の話。

平々凡々とした普通の高校生である京介はある日家の靴箱の裏からDVDのケースを見つけた。おそらく家族の誰かのものであるそれはアニメのDVD(何故か中身は18禁えろげー)だった。その持ち主は京介とは似ても似つかぬ万能かつ美人(読者モデル)な妹だった。
妹は重度のオタクだったのです。
何で買ったのかまじで忘れた。リアル妹の立場である私に妹属性はないのである。本屋で見かけて「あ、これが(ついったーで)噂の……」とかそんなもんではないかと思う。

沙織さんは外見と喋りはあれだけどよく出来た子である。
一発ネタのような気もするけどあとがきには新シリーズと書いてあるから続刊はあるんだろうなあ。続刊はぜひとも京介と麻奈美の話でお願いします。タイトルは「俺の幼馴染がこんなに可愛いわけがない」で。桐乃に協力という名の邪魔をされてしまえばいい。

キングレコードでMOIRAの曲目リストが公開されました。

問題はそのリストのちょっと上です。ちょっと上。

2007年8月に発売した『1stStory Maxi「聖戦のイベリア」』はオリコンウィークリー8位にランクイン。このアルバムの発売後9月にはJCBホールでのコンサート、そしてそのコンサートを収録したライブDVDの発売予定と今年も精力的に活動を行っていく。

そしてそのコンサートを収録したライブDVDの発売予定と

よし買った!
ヘビロテの季節がやってくるな……

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8/10に大阪府立中之島図書館で行われたトップランナー公開録画(有川浩登場回)のレポートです。
ネタバレというのもおかしい話ですが、内容をがっつんがっつん割ってますので「本放送を楽しみにしている、前情報は入れたくない」という方は回れ右の方向でお願いします。

ちなみに朗読シーンは必見です

なおメモが取れる環境ではなかったので、自分の記憶をたぐりながら帰りの高速バスの中で書いたメモを元に書いております。
実際とはニュアンスが違ってるかもしれません(明らかにおかしなことは書いてないと思いますが)こんな感じでした!ぐらいでお願いします。
○月に新刊が出ます、という類の話はありませんでした。

関連:有川浩講演会いってきたよ!
 

とらドラ 8 (8) (電撃文庫 た 20-11)

どんどん泥沼になっていくとらドラ修学旅行編。
竜児はそろそろどっちにするか決めたほうがいいと思います。
北村とかが竜児を心配して話してくれよとか言ってたシーンで何故かうっかり泣きそうになるorz
なんか心情的には竜児に感情移入してる感じだ。

大河のおかんが出てくるようだけどさてどんな人物なのか。
次は確か9月とか10月とかに発売だったと思うのでそれをwktkしながら待ちたいところ。

まい・いまじね~しょん—電撃コラボレーション (電撃文庫 (1636))

表紙のこの絵から連想できる短編を書きましょうという11人の作家による短編集。
なんでこんなに宇宙人ネタかぶってるんだと思ったらちゃんと帯の下にUFOがいたよ。ちなみにこの本、カバー裏にもラフ画があったりするのでちゃんとめくるといいですよ。

ちなみに私が好きなのは
・ラブレターズ/うえお久光
・恋愛のカミサマ/有川浩
・シンデレラ/岩田洋季
・守ってくれる?アダムスキー/古橋秀之
・SMOKING CHAIN/有沢まみず

です。シンデレラは冒頭から恩田陸梨木香歩とか出てくるし黒と茶の幻想とか西の魔女が死んだとか出てくるし、なんか電撃っていうかこれ1冊で角川文庫で並んでそうな感じがした。

あと「ギャップ萌え」な話がよくあったなあ。

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