骨董屋の盃手帖

えりんぎゾーンだ!と思って借りてくる。
タイトルの通り盃がいっぱい載ってる本。カラーで焼き物の説明が軽く載っている。
常滑が出てきたのでこれがそうか!っておもった。

ブラザー・サン シスター・ムーン

1話は「三月は深き紅の淵を」の4章「鳩笛」を思い出すような文体だった。
あのエッセイか小説かよく分からない感じの。読みやすいけどすぐ過ぎ去って、特に余韻とかいい本だったなあとかはない。3編とも「ここで終わりなんだ!?」ていう終わり方だったから1冊かけて盛大に予告編やったみたいな本だったなー。

やっぱり、面白くなきゃ嫌。
小説は、読んで面白くなきゃ。本の中に入り込んで、自分がページに没入してるのを感じられるくらいでなきゃ嫌。振り回されたい。圧倒的なテクニックや、強烈な世界観に。小手先の性悪女じゃなくて、ファム・ファタルに巡り合いたいってことなんだろう。

(P28)

・君に届けアニメ化。秋放映開始、詳細不明
私君に届けだったら深夜帯でも見るよ(*´∀`)。テレ東系でなければ。

・モリミー新作「恋文の技術」3月中旬・ポプラ社から
asta*でやってたときから2ヶ月に1回のお楽しみでした。→セブンアンドワイ予約受付

・宮部みゆきの新刊が出てる
英雄の書 上

ブアツイヨー。ぺらぺらっとしたけど小中学生が出てる。ブレイブストーリーみたいな感じなのかしら。

・カーリーのこれからの話があった。
高殿さんのブログで。
このままファミ通文庫は無理っぽいけどどっか落ち着けるところに着地できたらいい……とおもう。

雪蟷螂 (電撃文庫)

極寒の山脈で戦争を続けていた部族があった。
30年にわたり続けて、ついに停戦しフェルビエとミルデは和平の証に婚礼をあげることとなった。
愛したものを喰らうという「雪蟷螂」蛮族フェルビエ族長のアルテシア
死体を神の依代とする「死人狂い」狂人ミルデ族長のオウガ
婚礼といっても先代によって決められたこと。和やかにすむものではなかった。

今の話より先代+魔女のパートが好き過ぎた。
ガルヤとロージアとかときめきすぎだろう……! もっと詳しく!っておもった。

あと最近グラハー再読祭をしてたせいか時々若木未生を思い出す文体だった。

(俺の永遠を)

開くはずのない扉。
ミルデの永遠。
恋い焦がれた、私の命。

(お前にやろう)

(P224)

この辺が。

これが最後の人喰い物語。
これまでの3作で順番をつけるならミミズク>雪蟷螂>MAMAかなあと。

「目を覚まし、そして立て。その熱が命、その血こそがフェルビエの宝である。生きて剣を持て、誇り高き雪蟷螂。絶望にその血を凍らせてはならない」

(P17)

「本の雑誌」炎の営業日誌

日記本。今も炎の営業日誌として更新が続いている日記の2004年から2008年5月までの一部(全部を収録するのはできないから選んでちょっと書き直したりもしてるらしい)

本屋めぐりをする営業マンとして・熱狂的浦和レッズファンとして・2児の父として。
本と本を取り巻く環境について。2004年は本屋大賞が始まった年で、それに関することもたくさん。

またネットやメールによって「現在の若者たちほど習慣的に活字を読みかつ書くような若者がこれほど大量に出現した時代っていうのは多分なかったはずだ」というのも納得できる。ただし、である。
だから何なの? と疑問を感じてしまう。
なぜなら僕は出版社で働いているからだ。出版社の商品は活字ではなく、あくまで本や雑誌なのだ。どれだけ若者がメールやネットで文章を書こうが読もうが、彼ら彼女らが、本を買わなければ、僕らに利益は生まれないのだ。(略)
僕が憂えているのは、そういった活字という原材料のことではなく、本離れ、あるいは単刀直入に本が売れないことなのだ。

(P46~P47)

書店員さんの待遇はもう使い捨てといって良いような状態で、意欲があって、能力もある書店員さんが生活のため辞めていかれるのはしょっちゅうだし、ベテランの書店員さんなんていうのは、ほんとうに少なくなってきている。本来書店員という仕事は、経験職のはずなのにこんなことで良いのだろうかと思うけれど、そういうところに追い込んでいるのは僕たち出版社なのかもしれない。

(P103)

ランブルフィッシュ〈6〉亡霊殲滅編(上) (角川スニーカー文庫)

迫るフェニックス闘専とのサバイブ交流試合。
サバイブ用コートに現れる未知のRF。霧のように現れて調整中のRFを破壊して霧のように消える。

物語は後半へ。しかし後半戦は本当に覚えていない(ラストは覚えてるけど
カオルコせんせーの挿絵あるのとか超忘れてたし。
まりあ悩む、とか斎ふたたびとかそんな感じ。

バレンタインは町内の遠足で京都の北側へ行ってました。カニエビツアーでした。
私は海辺の住人なので海産物は新鮮・美味しいがデフォルト。なので「よその県行って自分らが普段食べてる以上においしい刺身とかまず出会えんからあんまり頼まないほうがいい」とかよく言われることなんですが、カニにも適用されるのねとか思った日。カニ普通だな。
冬になったらよくツアー広告に出てるあれらに私は行くべきではないなあと悟った(興味だけは凄くあった
北海道ぐらいまで行ったら美味しくなるんだろうか。

帰りに撮った写真が凄く「サウンドノベルの背景」みたいな感じの写真になってて吹いた。

グランドマスター!—総長はお嬢さま (コバルト文庫)

初樹川さとみ。
ミトラーダ修練会から93年ぶりに女性総長が誕生した。ハルセイダスに与えられた使命は黎明の使者団(一般公募)の団長となり、姫総長シーカを守りつつ水戸黄門よろしく大陸をめぐる旅に出ることだった。
コメディです。振り回す人振り回される人です。ヒロインからしてあとがきに「キモカワヒロインを書いてみたらただのおっさんだった」というキャラで奇人変人胃を痛める人の組み合わせです。
珍しいなあと思ったのはタイトルになるぐらいなのに姫総長シーカ視点が一切なかったこと。
だから最初のほうはただの箱入りなのか、あえて空気を読まない篤姫でいうところの家定ポジションのキャラなのかどっちかなーと思いました。

まいほーむ(仮)に移住希望者がわさわさいる嫁の人の日記で「なんたるニッチな!」と叫んだ面白げなものがあったので紹介してみる。

自分だけは挿絵のページを楽しめて、周りの人には見えにくい。
そんな願いをかなえてくれるのが「ブラインドブックマーク」。
目の錯覚を利用した特殊シートのおかげで、よほど覗き込むようにされない限り、挿絵は本人しか見えないようになっています。

携帯の画面覗き込みブロッカーみたいな感じ?
凄くラノベ読者狙い撃ちだなあと思いました

ちなみに私は本に挟み込まれてるチラシで隠したりするほうです

編集デザインの教科書 第3版

私編集の仕事はしてませんしする予定もないですが興味がむくっと湧いたので。
多分ついったーで原稿部の人の呻くような呟きとかフォントの話とかで盛り上がりがち+soundseaさんが紙見本ーとかデザインーとか言ってる聖だと思うよ!電波自動受信してるよ!(ちょー名指し
実践編のがおもしろかったー。製本とか装丁とかはとても興味あるところなのです。

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