ショートショート。14歳の初恋1クラス分。か わ い す ぎ る
とても好きなのが佐原さんと武田君で!
「え、なに、告る気?『わたし、もじもじ……ずっと武田のこと好きだったの!』みたいな」
(略)
「アンタなんかに告るわけないじゃん、ただアレだもん、今度の学祭に漫才コンビ組んで出ない? って言いたかっただけだもん!」(P139?140)
佐原さん視点と武田君視点両方読めるとか死ぬ。青すぎて死ぬ。
佐々木さんも好きだ。
私はこうして小さな幸福を貯めるのだ。部活で会うだけの西村先輩との会話、きれいに切り取ることができた空と先輩の絵、そういうのを記憶に貯金する。家に帰ってからなんどもなんども確かめる。食事の後片付けをしながら、ブラウスにアイロンをかけながら、ずっと思い返している。
それだけでいい。(P79)
告白しないままに終わるオチかとおもったら何だあの切ないオチ。
ほしいものはなんでもあげる みたいな。
インパクトがありすぎた一文は
美しい。美しすぎてのたうちまわりたい。
名前が鍵太郎だったためにうっかり生徒会@富士見ファンタジアの鍵が頭をよぎっていきました。
森君も好きだな。こっちが本当の夏だ!とかいってるところが。
これの原形になった(らしい)豊島さんのリアル中学生の時の日記読みたい。日記なのに3人称。