長かった本州との時差が埋まりまして、先週末にようやくエヴァ破の上映がはじまりました。序の時は上映は1週間遅れ程度で始まったものの確か相当早い期間に終わったので、今回は即見に行きました。
感想は総括すると
(「゚д゚)「うわぁあああああ で終わりなんですがもうちょっと書く。
長かった本州との時差が埋まりまして、先週末にようやくエヴァ破の上映がはじまりました。序の時は上映は1週間遅れ程度で始まったものの確か相当早い期間に終わったので、今回は即見に行きました。
感想は総括すると
(「゚д゚)「うわぁあああああ で終わりなんですがもうちょっと書く。
1巻とはえらい色が違います。
1巻はキャッキャウフフしてて青春で音楽でオーケストラなので、さよならピアノソナタとかのだめカンタービレ好きな人はどうですかどうですか書いてた覚えがあるんですが、2巻は「気安く触らないでよ(゚д゚)」という雰囲気です。
これは「現代のサトルが過去を振り返っている物語」という設定で挫折があったことも既に語られていたけど、まさか1冊のうちにこれだけ「挫折と喪失」が凝縮されていようとは思いもよらなかった。
サトルたちは2年生に進学した。今年の1年生は優秀だとか今年のオケ課題曲は去年の夏に市民オケでやったリストの「交響詩 プレリュード」。その日から阿鼻叫喚の日々がはじまる。鏑木先生はまた怒鳴り倒している。
そしてサトルに転機が訪れる。ある日父が笑顔で言った。「ハイデルベルクへチェロを習いにいかないか。(サトル叔父の妻)ビアンカが参加しているオーケストラの主席チェリストが練習を見てくれるといっている」
各所でサトルはぼっこぼこである。ふるぼっこである。
音楽家同士であるため恋人の南にもハイデルベルクに行く際も応援されるどころか妬まれる。
ハイデルベルクでもそのあとも悪い方向にしか転がらないのである。
ラストのサトルが好きだった先生を退職せざるをえない状況に追い込んだことってどうなん! どうなん! ておもった。高2こえー。
つ、つづきを早く……
ブンゲイ・ピュアフルでも読めるけど、縦書きで紙で読みたいし船に乗れ2の様式で行くならいいところで切れてしまう。凄い展開のところでぶった切られたらわたしは しぬ!
南は閉じた口の中で奥歯を噛みしめ、涙のこぼれる目で僕を睨んだ。それは女子高生の可憐な涙なんかではまったくなかった。愛情はあっても理解の薄い環境で音楽に取り組んでいる女性の、裕福で恵まれた環境にいる僕への、どうにもならない悔し涙だった。
(P116)
自分がこれまで、本を読むという名目でやってきたことの正体が、一気に見えてきた。理解できたわけでも、共感できたわけでもない、ただ難解そうに見える本を選んで、さも理解できてでもいるかのように頁をめくり、さも共感できたかのように本を閉じ、その様子がちゃんと周囲の人に目撃されたかどうかを確認する、たとえそこに誰もいなくても、自分自身を目撃者にして、ごまかしてしまう。自分をだます。そんな茶番劇を僕はこれまで何年間も「読書」ということにしていたのだ。
(P176)
「僕が君に、誰も殺させはしないからだよ」先生はいった。「哲学上の結論として、僕は君に、人を殺してもいい、と今いった。その代わり殺されても仕方ないともいったが、それでも殺していいといったことに変わりはない。あれは哲学上の結論であって、君をそそのかしたんじゃない、なんていい逃れをするつもりは僕にはないんだ。人に何かをいう人間は、いったことについて全責任を持っている。とりわけ人の命に関わることはね(以下略)」
(P258)
twitterでラノベ関連ループ話題1があるように読書系で定期的に書きたくなる話題というものがあります。2
内容が大して変わらない割に似たようなものを時間をかけて書くのは大変時間の無駄くさいので「お前が今から書こうとしているそれは昔にも似たようなの書いてます」ということを主張するためにまとめのまとめを作りました。
主に自分用ですね。
読書系エントリまとめ
凄く痛い小説だった。作品が痛いんじゃなくて、登場人物が痛いのでもなくて、読んでるこっちの胸が痛い。
学校で飲み会あるって聞いたけど誰にも誘われなかったから「誰かに誘われた」風に店までやってきた。
そこでの「中2病をこじらせた女子(ぼっち)の孤独」描写がとてもいたたまれない。
こんな状況に立たされたらもう泣きながら帰るわな(゚д゚)と思った。
ちなみに私は席移動ができるなら席を転々としつつグラスもしくは酒瓶片手に喋り倒すほうです。
二十歳前ならまだやり直せるよ……むしろ更生的にはラストチャンス……とか思ったり凄くはらはらしながら読んだ。
この表紙は何事だと思ってたけどちゃんと理由があったので読み終わったあと表紙見てふいた。
Amazonレビューいわく「メディアに露出しまくり」だそう1だけど私が見るようなのには出ないらしく見たことはない。
でもどこかで拾ってきたこの本のタイトルは覚えてたのでこの本を実際に読むまでずっと「ほんたにゆきこ」さんだと思っていた。表紙にも大きく「もとやゆきこ」とふりがな振られていて初めて間違いに気がついた。
敗北感。
私の胸に広がる、この複雑な気持ちを言葉にするならばこれだ。敗北。何に敗北したのかはよく分からんよ。でも飲み会で席を奪われ、隣に座っていた人物にはさりげなく移動され、今こうして追いやられるようにみんなから離れた場所にポツネンと佇みながら誰ひとり気にされることなく存在する自分。(P45)
何しろ昔から『天然最強説』を唱えてやまない私だ。やつらは狙ってないぶん、滑ることを知らない。滑らない人間ほど強いものはない!
(P80)
画家はよいね!
こういうキャラどっかで見たことある……(しかもすごく好きだった……)誰だっけと思ってたらフランシスだー!と思い出す。「或る少女の肖像」だ。あっちもちょうど画家だし。
よいファンタジーです。みっちりしてます。
確か段組の上行数ぎっちぎちだから文量的には文庫2冊分ぐらいあるとみた覚えがある。
セツリは正しくツッコミ担当だなあ。
世界の話は読んでて楽しいけどくるくるぱーんとなります。そこまでが楽しみの範囲内ですが。
「大丈夫か? 死にそうなら早めに言ってくれ、色が綺麗なうちに樹脂で固めるから」
「貴様が先に死ね、このゴミでクズで地下墓地でネズミにかじられているのがお似合いの駄目画家が!」
「…………君は酷い人だ!」
「お前のほうがよっぽど酷いわ!」(P48)
月末に空の境界第1章から第7章まで日替わり上映されるらしいんですが、
「それはいいから早くエヴァ破の上映してください(゚д゚)」とか言い続けて早数ヶ月。
昨日からようやくこちらでも上映がはじまりました。
いつ終わるか分からないんで早いうちに見に行ってこようと思います。しかし本州との時間差パねえ。
サマーウォーズも見たいんですが県外へ出る必要があります。無理です。
この前本屋にいったら「2日限定初音ミクのコスプレでレジ接客してくれる募集(衣装持参)」という
かっ飛んだバイト募集があって、何がはじまるんだと思って数日。
今日こんな新聞記事を見つける。
眉山山頂でフェスタ 10月10?12日 - 徳島新聞社
2日間限定でアニメロードができるみたいなんです。
けいおんの唯の人がきたりロープウェーのアナウンスを坂本真綾がやってたりやるらしいんですが、なんですかこの規模。斜め上過ぎた。駅横の商店街主催ならいつもやってるからなんら不思議ではないんだけど。
くもにょんが「センコロール上映はちょっといいんじゃないかい?」とか言ってて、ぐぐってみた。
CENCOROLL - センコロール
メルトのひとが音楽やってるんだな。ていうか上映場所が随分限られてるんだなあ。
面白いんかなーとか見てみようかなーという感じ。
しかし山頂とか映画上映できるところあるんですかね。わたしも3回ぐらいしか行ったことない。
ちなみにアニメ関連のイベントばかりでなくて阿波踊りとかストリートダンスとかもあるようです。
誰か遠征してきませんかね。迎撃するよ>友人各位
まあひとりでも行くんだけど(゚д゚)
このライトノベルがすごい! 2010のアンケートがはじまってますよー。
締め切りは10/6です(・ω・)
絶対、最強の恋のうたの木戸さんが出てきてびっくりした。
「僕」と北海道からやってきた人妻研究員、「僕」の妹、バイト先で出会った坂本のふりをしている木戸さんの話で、僕と恵はすげーバカップルで2人でいるときはなんかずっとキャッキャウフフ話している。
純愛だけど不倫なんだなあと思う。ちょっと蝶々喃々を思い出す。
こっちもどろどろすることはない。喋々喃々と違うのは2人の行く先が暗示されていることかなあ。
木戸さんの登場は嬉しいサプライズでした。しかし「この話はどこに向いていくのんか。……えー終わったー」という話だったなあと思います。
まともなロマンを求める人は、誰からも相手にされず、誰からも大切にされず、一人で守り続けるしかない。本当はこういう人が、人知れず、世界の孤独とか哀しみとかを、一身に引き受けてしまう。誤解は前提で、理想は敵で、正解は最初からないのだ。
(P145)
9.25追記
挿絵あり版も刊行されることが決まったそうです。→桜庭一樹オフィシャルサイト Scheherzade - Diary
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続きはどうなるのかとか完結するのかとか挿絵はどうなるのかとか色々な疑問を振りまきつつ9月末に発売するGOSICKですが答えが一つ出る。
GOSICK: 文庫: 桜庭一樹 | 角川書店・角川グループ
中身はどうあれ表紙からは武田日向ヴィクトリカは消えてしまうようである。
青年のための読書クラブのようだなあとか、これはこれでいいけど以後読む人の中では固定のヴィクトリカ像はなくなるのかなあとか、寂しいなあとか色々と思う。まあ読むんだけどな。
荒野の恋→荒野のときとはまた違ったしょんぼり感である。
そんなわけで富士ミス版を手元に置いておきたい人は急ぐんだ!1
この前大阪日本橋のソフマップに行った時はGOSICKどころか富士ミスの揃いが凄くよかったです。
びっくり。
講談社ミステリーの館なメールマガジンがやってきた。
『ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。』辻村深月 9月16日頃発売
“30歳”という岐路の年齢に立つ、かつて幼馴染だった二人の女性。(略)
少しずつ隔たってきた互いの人生が、重なることはもうないと思っていた。あの“殺人事件”が起こるまでは……。辻村深月が29歳の“いま”だからこそ描く、感動の長編書き下ろし作品!
あと来月薬屋の新書のほうの新刊が出るそうだ。随分と久しぶりな気がする。