夢解きパティシエ    黒き医者の甘い誘惑 (角川ビーンズ文庫)

フランスっぽい感じの架空の国で菓子職人を目指す少年レンの物語。
ビーンズでお菓子作りっていうとシュガーアップルがありますが、ジャンル的にはまるで違ってこっちは退魔もの。退魔って書くとエクソシストの雰囲気が急に出てきますが魔は魔でも夢魔の魔です。

レンは半年前に母を亡くした身で、父は分からない。生死不明ではなく母は不特定多数と関係を持っていてレンは母譲りの顔をしていて、青い目なんていっぱいいたから分からないって言うそういう話。
今にも潰れそうだが元は食堂だったという家には立派な窯があり、そこで菓子を作って市場や警察に配達して売っている。大家が家賃を日払いで迫ってこようとも、少女と間違われる風貌の14歳が生きていくためには必要な場所だった。
警察に配達に行った際、“夢医師”ヴァレリーと出会ったことや夜道で“グラン・ギニョール通り”を見つけてしまったことが転機だったのだ。

少年主人公と変態もしくは陶酔系青年。基本的には男ばっかりで、このノリならおそらく恋愛は無い。
帯は「腹黒医師」なんですが、腹黒、腹黒か? っていう感じです。どっちかといえば変態。
夢占いとかそういうもんでもないです。雰囲気はリーディング同様落ち着いてる系。
その単語は使ってもセーフなのねとか思いながら読んでいた1
1冊で割と「俺たちの戦いはこれからだ!」的にまとまった感あるなあ。

  1. やり逃げとか []

仕事でした。黙々とたまった書類をこなしました。
1月のことをしながら時々12月にさかのぼって3月のことを考えて2月のことをしようとしてふと顔をあげたところにあるカレンダー。何故そこにかかっているカレンダーは2月なのか真剣に考えました。おかしい。

BDFFをぼちぼち。水のクリスタルを再度解放したところです。

ようこそ、古城ホテルへ(4) ここがあなたの帰る国 (角川つばさ文庫)

いやすごかったね! 葡萄踏みのピィ、変貌したジゼット、かーらーの若い女がはしたない! とお父さんしてるヘンリーちゃん。ヘンリーちゃんまじおとうさん。犬の癖に。
ジゼットは君を奪い取るできゃーきゃー転がってたらあの挿絵が来てヾ(:3ノシヾ)ノシ((└(:3」┌)┘))した。
ジゼットさんまじイケメンやでえ……。
リ・ルゥが離れるあたりはガーデンロストを読んだときの感覚とよく似ていた。こじらせている。
全員が、合格ですとか随所にぎゅっってつかまれた。よい本でした。

黙々と本を読んでいました。失踪していたDebutを発見しました。

気持ちが来年に飛んでいたので来年10周年ツアーがあると仮定して交通費とかどこが近いかとかを計算していた。
仙台は遠い。新幹線だと8時間かかる。
広島は思っているより近い(3時間でつく。ということはつまり京都並だ)
福岡と名古屋では福岡が遠い(4時間かかる)

私にふさわしいホテル

文芸あねもねが初出だった「私にふさわしいホテル」がついに1冊におさまる。文芸あねもねは今度豪華声優陣をむかえたチャリティー朗読企画が控えているそうで、文豪コールが朗読されるのが大変楽しみです。

中島加代子、PN相田大樹は実用書メインの出版社の文学賞で無事デビューが決まった……はずなのだが未だに本も出ず鳴かず飛ばずである。山の上ホテルに年1回泊まり作家感を味わうこと数度、上の階にベテラン作家東十条宗典が泊まっていることを知る。
加代子は機会には恵まれなかったけどなんせ語り部の才能がある。作家になるべき人材なのだ。

コメディな部分もあるんだけど、時々加代子の内面の深淵を覗くようなシーンがあっていい感じにどろっとしている。私の中で大和田浪江は某シャチョーにみえてくる。作中は作家が実名で登場したりもするんですが、朝井リョウ氏がツボにはまった。

「俺の処女作のアマゾンレビュー読んだことあんのか!?」
「え……」
「さんざんぶっ叩かれたわ! いろんな人間に面と向かって超ディスられたわ! 有森光来さんだってそこは同じだよ!」

(P116)

私は思わず、紙袋の中を覗き込み、一番ぶ厚い京極夏彦の新刊『ルー=ガルー2』を抜き取った。京極先生、すみません、後で絶対買いますんで、と心の中で唱えながら、円盤投げの要領で本を掴むと、その場でぐるぐると回転した。
「おんどりゃー!」

(P161)

爆笑したところ。いや書店さん的にすげー笑いどころではないとおもうんだけど。

そのへんでうおーとなっていたから私にふさわしいトロフィーラストからのダンスがすげえなと思った。
びっくりするほど気が遠くなるような復讐譚。
「作家を救うことができるのは作家だけだ」お、おうとなる。

本屋へ出て行って代理で調剤薬局へ寄って黙々と本を読んでいました。

芸人交換日記~イエローハーツの物語~

文庫になっててこれは買わねばなるまいと思って買った。

おこぼれ姫と円卓の騎士 皇子の決意 (ビーズログ文庫)

おこぼれ姫5巻。
ソルヴュールのはるか東の大陸の国よりシェランという姫が供を連れて来訪した。東西の情報が更新されるのは海が穏やかな年1回のみ、東の王族にシェランがいるのは知らず、ソルヴュールの次期王位継承者が兄2名のどちらでもなくレティであるということはお互いに知らないことだった。

思えば優秀な兄が二人もいて、しかし王になるのはレティーツィアであると生まれてきたときには決まっているということは「レティーツィアでなくてはいけない理由」が発生するのだった。そこはご都合主義でもたなぼたでもなく、兄ふたりを押しのける才覚があるか王位継承者がレティのみになるかの二択。
はじめから王になりたかったわけではなく、お姫様でいたかった時期もあったと、そういう話である。
運命に大事な人を殺されてしまう前にわたくしはなんとしてでも優秀な王にならなくてはいけないというのは子どもに課すのは困難な道のりであるなあ。

沼地から再びこんにちは。うたプリの話です。

昨日いろいろあったので今日がちょっと面倒なことになっている。月曜に言うかなー。

出張でこっちにきていたコモリさんと空港に向かうまでの少々の時間を襲撃する。
ラーメン食べにいきました
「こっちのラーメンは生卵いれるんですか?」
「(オプションなので)入れるところはあるみたいですがわたしは入れません」
(お持ち帰り用のパッケージを見つつ)
「あの外見は僕の中ではすき焼きにしか見えない」

あとは本屋を数軒うろうろしました。サイコパスの小説版を通常版と友人に送る用の特装版の2冊。

いろいろあった。

開催概要 - グランロデオカフェにようこそ!

【大阪会場営業時間】(略)  
3月8日(金)・9日(土)・10日(日) 11:00〜17:00
  11時〜13時 13時〜15時 15時〜17時
場所: emme
阪府大阪市中央区東心斎橋1丁目12−9 emmeCASA2F/3F ※全着席可

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