今日大変だったんよわたしをほめてほしい。

今日お昼にメール見てたら明らかクレカの不正利用メールが来てた(1万以上の出金がある場合はZaimからメールが来るようになっている)。お店の名前はまったく覚えがない、というか10数年前に閉店した東新町のゲーム屋さん。亡霊からの請求???? ってなった。
電話はつながらなかったのでチャットでぽちぽちして、収まらない鼓動をいさめながら仕事をしてたら珍しく兄から電話がかかってきて。カーチャンがまだ生きてた頃は珍しくなかったんですけど、何があったんかいなと。
「どしたんなー」って出たら父親があまりにも部屋から出てこないので見に行ったら倒れとると。息はしとるけどなんか冷たいと。「救急車呼べ! 早退するわ! 救急車きたら保険証と靴渡せ!」と言い渡して切る。
一部置手紙して、ボスに「なんか分からんけど我が家緊急事態で救急車来るので帰ります! 最悪明日からしばらく来ません」
で、帰ったらなぜか2軒隣で救急車が止まってるんですよ。えっなんで???? って思うやん。
前にいたおっちゃん(※救急隊員ではない)に「中人乗っとるか知ってます?」って聞いたら「○○さんおるよ」って苗字付きで教えてくれて草。試しに側面ノックしたらあけてくれたので「こんにちはー。娘ですー」というと「アッ乗っていかれます?」と聞かれた。今帰ってきたばっかりなので同乗は断る。わたし今このコートの下制服なん。
何聞かれたかなあ。持病と、搬送先の病院にかかったことあるか?
いやびっくりしたのが「意識はもうろうとしています。ちゃんと挟めてない可能性あるけど体温は27度です」っていうてる状態の高齢者相手でも近場の急性期は救急とってくれなかったのが驚き。よっぽどひっ迫した状態にあるか、院内でクラスターが発生してるかの二択。
まあそれで近場の、病棟ももってる病院へ搬送されました。名前は知ってるし見たことあるけど来たんは初めてやなってところ。

それで、一応言うといたほうがいいかなと思って、父親の弟家が病院へ行く途中にあったので寄って
「変な時間にごめんよー。今救急車通ったけど聞いたー?」
「えっごめんしらーん」
「あれに(父親)乗っとるんよ。○○病院行ったー」
っていう話をしたら「(車)乗りな!」っていわれた。
ちなみに一時帰宅時に兄に状態聞いて「仰向けで白目むいとって死んどるんかと思った」っていう話を車の中でした。
病院の中では結構待った。後で分かったことなんやけど、インスリン投与が超法規的措置で処方された患者さんがいて、外来医師はその件について激おこぷんぷん丸で、30分くらいキレ散らかしていた。
1時間ぐらい待ってようやく通されて、入って説明受けて途中で「先生この人もうまてんいうてます」いうて、またそこから30分ぐらい中断。その間看護師さんに「これこれこういう生活状態で、最近転倒して搬送拒否して、でもそこから状態がよろしくない」いう話をしていて、なぜか途中で透析を担当しているえらいひとが検査結果を見に来ていて、○○が××でってひとりごというてるから「若い時こういうことがあったらしい」と混ざっていくタイプの鳩。
電気毛布全く仕事してなかったけど、ブドウ糖入れたら30ぐらいまで落ちることがあった脈拍が50までがーんあがることがあって、びっくりいしたな。あんなに劇的に改善するんや。いうて改善したからめっちゃいごいごする。医療従事者にはわかると思うけど、秒でセンサーマット置くやつ。頻回なラウンドが必要なやつ。
ここまで書いて「いごいごする」って方言ちゃうかって思ったけど、「いごいごする」はこれ以外に置換できないのでこのまま置いときます。

病状としては低血糖低体温低栄養、心房細動であと徐脈、横紋筋融解症の状態。ペースメーカーがもしかしたらいるかもの状態。とりあえずその辺の精査はします。

こっちからは
入院希望、現状連れて帰るのは無理。明日迎えに来てって言われたらまあしゃーないので来ます
いごいごするようだったらミトンでも何でもしてください。書類必要だったらなんぼでも書きます。

この待ち時間で父の妹? とLINEがつながりました。わたしも30年ぐらい会ってないからわからん。

この病院は面会制限がかなり厳しいらしいので、家族さんでも病棟には上がってもらえんのでなんか最後にいうときますか? いいうタイミングになって「ここ○○病院でよわかるで」いうたけどまったくのノーリアクションで、透析のえらい人に「こんなもんなんですよ。親子の縁が薄いので」ていうとけっこうウケは取れた感か慰められた感はあった。

そこからオムツを買いに走ってきたく、めしふろせんたく相棒。「これ濡れてますのでお持ち帰りください」と言われた衣服の選択。シャツ(肌着)に謎の茶色いしみがあるので、さらに漂白して、もう1回洗濯機でまわしてそこであきらめた。ワンチャン入院しない可能性も考えて父親の財布も持って行ったけど、入院になったので、最低限のお金だけいれて他は引き出しに戻す。そこで見つける。い草マットの謎の液体……。
うんこでなかったら褥瘡の汁。まあこれは廃棄だろうと思ってめくると現れるさらに大きなシミ。どうしよかこれ……と思ってとりあえず重曹をまいてきた。

帰ってから友達と「低体温低栄養低血糖」「フレイル!!」「せやね」「フレイル!!!!」
「脈が30ぐらいでな」「冬眠じゃないですか」「体温27度でな(室温ではない」「冬眠ですよそれ!!!」「ブドウ糖入れたらてきめんにあがった。いごいごしはじめた」「そら栄養入りますから!」っていうミルクボーイみたいな打ち合いをするのが面白かったです。
まあカーチャンの時とはちがって「となりのおっさんが入院した」ぐらいの心持です。
これを書きながらビール2本飲みました。明日は普通に出勤します。