(この記事は9/23まで固定します。)

今自分で書いてもびっくりする。3年ぶりに同人誌を作ります。
作りましたというてもわたしは本文を書いて修正して体裁を整えただけで、版組は友達に丸投げしたし(いつもながらいい仕事をしていただいた)、表紙は別の友達に「この返礼にいつかわたしが作った本の表紙を作ってください」と数年言い続けてようやく依頼メールを送ることができた。



あの夏の話をしよう うさぎのねどこ再録集 - はと文庫 - BOOTH

小説/文庫/本文512ページ/全年齢向け/恋愛要素なし/再録 *表紙は鋭意制作中につき本文の版面サンプルのみです。 個人サ
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去年もおととしも再録を作る作る詐欺をしていて、その間体調を崩したりオタク忙しかったりしていたけど、このコロナ関連で校正する時間ができたので、ようやく作りました。2014年から書き溜めた6年間(書いたのは5年間ぐらい。今年は加筆修正ばっかり)の生きた証。20万字ぐらいあります。

この本の作成についてはずっと「作りたい」「作りたい」という気持ちばかりありました。優先度がより高かったライブとかライブとかライブがなくなって、ようやく実行に移せて色んな人の手を借りて、つい先日ほとんど手から離れました。(入稿はまだです)今は表紙待ちと受注生産期間につきぼんやりしています。

長年の懸案が片付いたので、これで新しいものに手を付けられるという気持ちです。あと紙にするしこれ以上開けておく理由はないかと思ったので、再録発行告知とともに開設して6年間ぐらい経つ個人サイト()を閉じました。閉じたといっても6年前に作ったtwitterアカウント(いわゆるジャンルアカ)はコンテンツが生きている限りは今後も使い続ける予定です。

今回の本ははじめて受注生産の形をとっているんですが、これはちょっと考えるのが面倒くさくなったというのがあります。いや、今回の本はわたしが欲しいから作るんですけど、
他人の需要が全く読めないし、これまでの実績から考えても10部でも余るぐらいなんですよ。これだけ分厚い本になると印刷費が馬鹿にならないし、印刷所支援といっても財布には限界がある。そのため今回の受注生産というかたちになりました。正直注文0も十分あり得ると思っています。今回は1冊いくらで印刷費がかかるので、削れるものは削りたいし、母数の少ないジャンルでこれまでの実績も乏しいわたしですので身の丈にあう、かつ欲しい人には届けられる数のみ刷りたいのです。

再録を出すときはワンブックスを使おうとずっと思ってました。ワンブックスノベルがずっと使いたかったんです。今までのどの本よりも「道楽趣味」が強いです。でも欲しいから作るって大事。加筆修正している間はなんでこんなにも直すところがあるんだろうって思いながら直してたけど、いやでも(登場するアイドル達)みんな好きだなあとしみじみ思いながら直してました。なんでこんなに直すところあるんだろうもっと読み直してから公開しろよと思ったけど、過去の自分はだいたい天才です。

値段設定は印刷にかかるお金から換算して、「512ページで2000円にしようと思うんだけどなんか相場とかあるのかな」とものすごい数を売ったり買ったりする字書きの友達にお伺いを立てたところ「200ページ以上の小説本は相場ないよ」「(自分が最近買った○ページの本は△円だったよ)」と異口同音に返ってきたので、「原価に通販プラットホームの手数料込で考えて売れば売るほど赤字にならない」金額にしました。
次の本の運転資金は考えてないです。次が何年先になるか分からないし今は何も書けないので。

今まで貯め込んできたものを2次創作として吐き出してしまったので、今はインプットが全然足りていない状態です。色んなものを食べないと何も書ける気がしない。
あと星エコで分かったことですが、どんなに好きなコンテンツでも2次創作(作る側)に回るまでにはなんか事故が必要なんですよね。こう、急ブレーキをかけても曲がり切れなかった事故が。曲がり損ねて感情があふれ出したみたいな事故が。