2/10から2/12までの2泊3日金沢旅行です。
ここ最近は日帰りもしくは1泊2日でしかもライブ遠征ばかりだったので、2泊以上はミラコン以来。
SH無関係に2泊以上、というとマジ修学旅行ぐらいまで遡るんじゃないだろうか。

徳島から金沢へってどうやって行くんですかというのはいろんなひとに聞かれたんですが、まず大阪まで高速バスで出てそこからJR特急に乗り換えてサンダーバードで北上します。
梅田三番街下車のバスのほうがちょっと早く着いたんですが、重たい荷物を持って梅田-大阪駅までの移動ができるかどうか微妙だったのと値段的にも早割が聞くJRバスを乗る。乗り換え時間は10分しかないけど大阪駅に着くしこれなら定刻より30分程度早く金沢につけるはずです。

と思っていたら、吉野川大橋の点検渋滞に巻き込まれ20分ロスし、なんば-梅田間で事故渋滞回避で下道を通ることになり着いたのは乗りたかったサンダーバード発車時間でした。
しょんぼりしつつ、ならばと駅の案内所で本屋の場所を聞き「ここをまっすぐ突き当たりにあります」と言われたので行ってみたらおされな感じの本屋で、ライトノベルはなにもかもがいっしょくたになって背の高い本棚一つに収まっていました。

ちなみに買ったのはソードアートオンラインの新刊です。サンダバの中で読みました。
平日ということもありサンダバは空いてました。でも12両編成でした。

大阪-金沢間はだいたい3時間ぐらいかかります。
四国内で移動するとすごい谷底を通る場合が多いのですが本州はそれがなくてすごいなと思いました。
変な感動。そして本を読みながらふと窓の外を見ると突然広がる雪原。あれさっきまではふつうだったのにな。
思わずSAOを置いて鞄の中から「楽園まで」を取り出す。

真っ赤になった頬を涙の筋が伝う。みっともないくらいの泣き顔で、彼女は感情を抑えきれない小さな子供のように、雪を掴んでは黙ったままのユキジに投げつけた。
 手が冷たくて痛かった。雪を掴むのもままならなくなって、ようやくハルカは動きを止めた。そのままくたりと力を失って項垂れると、声を殺してすすり泣きを始める。

(楽園まで 張間ミカ P267-268)

ああ、あの世界だなあと思う。

楽園まで (徳間文庫)

13時過ぎにようやく金沢に到着する。金沢駅まじガメラに壊される駅。有人改札だ。
行くまでは金沢寒いんだろうなあと思って行ったんですが、金沢の寒さは親しみある寒さでした。
うちは南国ですが、立地的に体感温度は大変低いのでヒートテック1とか帽子とか手袋とか持ってきたけどふつうだーとおもった。

初めての金沢で感じた雰囲気は京都っぽいけどおもてなしの精神がぱねえ。
四国はお遍路さんがあるからお接待の文化があるんですが金沢はまた別物ですね。

1日目のお昼は回転寿司でした。回転寿司はここ10年で2回目ぐらい。
ネタが大きくていちいち美味しかった。わたしは海辺の住人なので日常的に食べてる魚介類は基本とても美味いんですよ。なので旅行先では海産物はあえて選ばない2のですが金沢は美味いというので食べてみたけどこれはうまかった。まあうちのところも美味いですけどね! 
がすえびは強い甘エビ。北海汁っていうのがあってみそ汁サイズを想定したら3どんぶりが来た。甲殻類も入っていた。解せぬ。

てくてく歩いて三味線体験をしに行く。

浅野川さん。川はいい。落ち着く。

ちなみに三味線は教えてもらう系ではなくて自分でぺけぺけ弾く系。
さくらさくらを弾いてました。コモリちゃんが熱心でした。歌いながら弾いてました。
徳田秋聲記念館は葉子のくだりがすごい。ひどい。そしてあのドールはセウト。

東茶屋街で眼鏡ケースを買い金箔の店に行きなんか普通に観光した。
というか今回の旅行は普通に旅行だった。文学館もいっぱい行ったのでむしろ修学旅行だ。

ホテルへ帰っている道中に見た窓辺に佇むオームさん
金沢は良く分からない街だ。

夜は金沢城-兼六園。今回の旅行は全体的によく歩きました。みんな都会の人だからか歩くのが早かったです。ちなみにわたしは歩くのは遅い自覚があります。

兼六園行く前に金沢駅で長靴を借りました。長靴はまじ偉大だった。

兼六園はライトアップ期間でした。
金沢城付近は雪原がすごかったです。

寒すぎて肺が痛い。鼻が取れそうな気がするから、布を顔に巻く。呼吸の湿気が布に付いて凍る。足下は凍り付いて滑るから、凍っていない雪の上を歩く。不思議だけどあまり沈まなかった。
 泣くのも喚くのも嫌になるのももう飽きた。
 春になるまでだって歩く。なんとかして生き延びる。旅に出たんだ。その後は知らない。

(ちょー英雄 野梨原花南 P140)

寒くなかったけど思わず宝珠の気分になる。

ごはんは金沢の人のなじみのカフェで酒とかにを持ち寄って食べました。

かにを食べている最中はがちで静まり返りました。ワイン美味かったです。
「踏み外したきっかけ(お前は何故この場にいるんだ)」とかいってました。そしてはじまる撮影会。

ホテルに帰ってなにをしてたんだっけ。帰ったのは割と23時とか過ぎてたと思う。
「お風呂は明日の朝入る。おやすみなさい」とベッドの上でふかぶかと一礼して寝た覚えはある。

  1. はじめて着た。 []
  2. 感動するほど美味いものには出会えない。金を積めば美味いものはあると思うけどコストパフォーマンスとか考え始めると地元最強 []
  3. 200円未満だったので []