カテゴリー「 一般文庫 」の記事

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カスタム・チャイルド —罪と罰— (メディアワークス文庫)

メディアワークス文庫創刊ラインナップのひとつ。カバーこわい。表紙公開された時ギャッと思った。
現物は口元が帯で隠れるので若干マイルドになります。
読んだ後じーっとカバーを見てるとああそういうことなのかって思ったけどこわいのはどうしようもない。

電撃文庫版のカスタム・チャイルドとは世界観を共有する別の話です。これだけでも読めます。
「世界観共有」だと「時代は違うけど同じ世界の話です」っていうのがあるけど、これは本当に「切り口が違うだけの同じような時間・同じ街の時間の話」だ。廃工場は再びの大活躍。
電撃文庫版は比較的灰色寄りの白っぽい話ですがMW文庫版のカスチャは「黒っぽい話」です。
ちょっとダーク。

無印の人物はどれぐらい出てくるのかなと思って読み始めたらいきなり「ヤンロンズ・デリ」が出てくる。おいそれ鳥篭荘だよwって非常にときめく。冒頭からいいジャブを喰らう。
4歳の時にバイク便で"返品"されてきた春野とアニメキャラの実体1として作られたレイと遺伝子操作の一切を拒絶して自然に生まれてきた2清田の話。
春野がこう、1回転半ねじてれる子だった。無印カスチャのアナザーセイタだと思った。あの子もお母さんからネグレクトだもんな。レイは設定は綾波だけどキャラ的にはNocallの有海とか私の男の花だよなあ。
清田は可愛い子だ。他2人が影背負いまくりな分白っぽいところを一身に背負っている。

地味に出番があったテっちゃんとか影だけ見える三嶋とか総領の次男とかにによによした。
不穏な雰囲気が好きだ。歪んでる人たちが好きだ。黒さに胸キュンの話だった。
今度はまた別のダーウィンズヒルの人々の話が読みたい。

「僕らトランスジェニックは、二度とナチュラルには戻れない。僕らはもう引き返せないんだ。破滅へと向かう先細りの道を転げ落ちていくしかないんだ」

(P311)
  1. 9割綾波だと思う。包帯とか眼帯とかも標準装備 []
  2. がゆえに生まれながらに色々なハンデを背負っている []

子どもたちに語るヨーロッパ史 (ちくま学芸文庫)

ヨーロッパの歴史入門書的なもの。中世に力を入れられている感じ。
「子どもたちに語る」のタイトルどおりですます調の易しい文章だった。ヘタレに優しい。
はじめてベラルーシの場所を確認した。あとラテン語で地獄のことをtaurtaurs(タルタルス)というらしい。
某滅びの塔をおもいだす。聖戦と死神とかの背景がちょっと分かった。

「和のおけいこ」事始め 書道から仏像鑑賞まで35の手習い (講談社プラスアルファ文庫)

和っぽい習い事は網羅されているような、そんな感じ。
お花とかお茶とかメジャーなものから仏像鑑賞とか仏像彫るほうとか弓道とか小鼓まである。
篠笛は土地柄ギターとかピアノぐらいメジャーな楽器なのですが小鼓まで収録されているとはびっくりである。
香道があったので、うお丘ミキだ……とちょっと感動した。

マイナークラブハウスは混線状態—minor club house〈3〉 (ポプラ文庫ピュアフル)

1巻以来久しぶりに内田紗鳥がメイン枠で登場します。あと学園長とかもメイン枠で登場します。
内田家と遠野家がやばい。この家族の軋轢っぷりがやばい。うへー(゚д゚;)となる。
語り手にならなくても驚異の影響力を持つぴりかは健在です。やっぱり野菜泥棒はやってました。
マグロ持ちにときめいた。ていうか天野晴一郎は今回も好きなキャラだ。今回はちょっと昔が見えたりしてとてもよかった。14話が好きだな。あの村好きだ。独身青年アホで好きだ。
15話のハイヌウェレ型神話が気になるこのごろです。あとわたしはブッダ派です。
今回はぴりかの決断でうお(゚д゚)とおもった。続きが楽しみだ。

「強いひとだよ。負わされたものの重みに、いっとき耐え切れなかったのだとしても、今はもう、強くなって帰ってきたんだよ。残された人は、辛かっただろうけど……でも、ちゃんと生き抜いて、帰ってきた……」

(P216)

俺の全部が震えている。育ててもらえる。食わしてもらえる。養ってもらえる時代がもうすぐ終わることに、俺の魂が全部怯えている。

(P225)

「今日も旦那の帰りが遅い」話。日記と狂気と人妻と。
妻・坂田三津子30歳、世田谷区の一戸建て(借家・マッチ箱程度の広さ)に住む専業主婦。
夫・坂田忠春34歳、一流と呼ばれる企業に勤め出世もしている1が残業休出が度重なっている

三津子は今日もごはんを作って春さんの帰りを待つ。23時を過ぎたけどまだ帰らない。日記を書く。
世界は自分と春さんでほぼ閉じている。ある時は通い猫がいたけどいなくなってしまった。
日記と現実の描写が交互に来る。徐々に精神面に変調をきたしていることは日記の記述で窺える。
再会した友人の紹介で春さんの薦めもありラジオ局へバイトに出る。2
「孤独」と「バイト先に届く読者はがき」で人知れず育つ狂気。

237ページがうわぁぁぁあああ(゚д゚;)となった。ページめくってさらに怖くなった。
全面的に文字が塗りつぶされている。機械的にべたっと塗りつぶすんじゃなくて書き損じをぐちゃぐちゃっと塗りつぶしたみたいに。不吉な微妙に文字が見える。うわぁあああ((((((゚д゚;)))))となる。

正直、9/21喧嘩後春さんは死亡しているものだと思った。
狂気と電波に彩られた三津子の地雷を春さんが踏む。三津子、春さんを殺す。
三津子はそのことを忘れて今日もごはんを作って帰ってくるはずのない春さんを待つ。
9/28の「下ごしらえの段階の夕食」は春さんバラしてる((チャイニーズスープの影響))。
おしまいの日は「殺したことを認識した日」「主に春さんでできている三津子の世界終了のお知らせ」
だからもう1枚めくって10/1に春さん視点があることにとても驚く。え! 何で生きてるの? みたいな。

にゃおんの体に群がる白い虫を想像して脳が死ぬかと思った。読み返してみたら確かににゃおんはここで死んだんだろう&死体回収という描写はあったけど半泣きでねずみを始末しているもんだと思っていた。

  1. 最年少課長 []
  2. この時点で相当病んでる []

今朝子の晩ごはん—環境チェンジ!篇 (ポプラ文庫)

ブログの書籍化4冊目。2008年7月から12月まで収録。1週間ぐらいかけてちまちま読んだ。
内容としては今日の晩ごはん・政治経済・歌舞伎など・亀の話が多いです。
収録されている期間であったニュースといえばオバマ大統領が誕生したりオリンピックやってたり福田首相突然辞任&麻生内閣発足とか筑紫さんがお亡くなりになったりその辺でかなり動いてます。
麻生元首相については全面的にフルボッコでした。

自然薯の畑栽培の話をやっていて、この前満点青空レストランでやってたなあと思う。
今は山に行かなくても畑で栽培できてて、1分ぐらいで掘れてしまうそうだ。
私が見たのは容器栽培とかいうやつで、縦に伸びるんじゃなくて横に伸びる。あと容器が段になってて、トタン板だったかを除けたらまた下にっていう感じの。土とか育成環境とかはかなり山に近づけるようで。
山でとった自然薯とはまた味が違うけどすごくおいしいらしい。
ていうかあの番組急に新装開店とかいってベッキー最初からいなかったみたいになってるけどなんでだ。

ひとめあなたに… (角川文庫)

うららさんちのライトノベル読みにキーワードで勧める「新井素子」初めの1冊から手を出すヤンデレのほうの新井素子。この本、年単位で積んでいたような気がしたけど記録を見ると2ヶ月しか経ってなかった。

圭子は恋人の朗に別れ話を切り出された。どっちが悪いわけでもなく朗はまもなくガンで死ぬ。万が一助かっても腕がなくなる。彫刻家の朗の大事な腕だ。別れ話にショックを受けながら圭子は鎌倉の朗の家を出て、池袋の街を歩いた。そして友人から1週間後隕石が衝突して地球は滅びることを知った。圭子はもう一度朗に逢うため、交通機関のストップした練馬から鎌倉へ向かう。
隕石の衝突を防ごうとがんばる科学者の話ではなく狂気と愛の話である。

チャイニーズスープが最強である。最凶である。最愛の旦那様をxしてxxxxにするのである。切断シーンと料理シーンまじパねえ……「私に還りなさい」でLCLである。 

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