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フィンガーボウルの話のつづき (新潮文庫 よ 29-1)

何とも不思議な話だ……

吉田君は「世界の果てにあるような食堂に来る人」の話を書きたいと思っていて長く悩んでいる。
そこに奇妙な連作小説を予告して消息不明になったジュールズ・バーンのことを知る。
物語のはじまりのしっぽを掴んだ吉田君は……という話だったのが。

「奇妙な連作小説」というのはフィンガーボウルの話のつづきを言いあらわしてることばでもあるのですが、17の短編が入っています。
たとえばAという短編があるとして、これは吉田君が書いたものなのかバーンの過去作品なのか、それとも何の関係のない話なのかと先を読む。終わる。誰だーと思いつつも次の短編を読む。読んでたら別のBという短編の中で昔は俺もAっていうやつを書いたんだとかいうのが出てきてナンダッテーと叫ぶことになる。リンクが複雑。

物語の重要なキーワードとして出てくるもの
ビートルズ:ホワイトアルバム

「私は殺し屋ではない」と「白鯨詩人」と「ろくろく」が好き。

桜庭一樹読書日記—少年になり、本を買うのだ。

有栖の乱読みたいな感じなのか小説以外みたいな感じになるのかと思ってたら
桜庭一樹日記に有栖の乱読を混ぜたような本だった。
WEB上のも読んでないわけじゃないけどあれ読みにくいんだ……
さよなら傭兵とか狛犬はどこだ(仮)が妙につぼにはまったり欄外の本のあらすじ読んでこの本面白そうだ(フゴー(鼻息)と付箋をまたべたべたとつけてしまった。

クラフトエヴィングで上下巻の話って何だろう(ちょうきになる
明日から探索してみる。

TRICK*TRAPのあの人ってそんなに凄い人だったんだと今更ながらがくぶる。
TRICK*TRAPは前に関東遠征したときにはやきさんと一緒に行った本屋さんで
本屋というよりは書斎って感じでソファに座ってほほうと浸ってしまった。
なんか買って帰ろうと思ってこっちでは全く見かけない竹田君の恋人1個獲得。

桜庭一樹日記と2冊並べておいておくと背表紙が赤×ピンクだ

身代わり伯爵の結婚 (角川ビーンズ文庫 64-2)

ベタは素晴らしい

154ページから161ページまでが核弾頭。
フレッドがとても好きなので最初から最後まで出まくりな短編が読みたいです。
バカップル度は1巻とは比べ物にならないぐらい上がりました。

酸素は鏡に映らない (MYSTERY LAND)

これはどう見てもブギーポップスピンオフ。
この話で初めて上遠野浩平の話に触れる人から見たらかなり不親切な内容なんじゃないかなあ。私はすごい面白かったけど(*´∀`)

ブギーポップからはこんな人が出ます
オキシジェン(もしくは柊)・カレイドスコープ・寺月恭一郎(名前だけ)ダイアモンズ(名前だけ)

オキシジェンと健輔の話は凪の父ちゃんとイマジネーターの話みたいだ。

↓ネタバレ

ところで絵里香の先輩にして通称博士、ムーンリヴァーって末真さんなんだろうか

昼ドラ(もしくは2時間ドラマ)続行中。
はらはらする……適度なところでストップするからいいんだなこれ。
脳内では声付きで再生されるから1話ごとに読み終わったらげそーっとした疲れのようなものがある。
読み終わったところではじめて息継ぎするような感じ。

エンドロールまであと、 (ルルル文庫)

帯の文「双子姉弟の禁断の恋」とか書いてるし小学館これ出してるところだし行き着くところまでいっちゃったりしないよなあと思ってたら普通にいつもの壁井ユカコだった
近親相×というよりはホスト部の双子っぽいなあ。

このラストはある程度想像できるのにいざその場面まで進むと泣きそうになった。
右布子をゆうことなかなか読めませんでした。うふこ……いやいや違うと。

冒頭の携帯のくだりで今時の女子高生大変だよなーと思いました。携帯持ってないと駄目とか三分以内に返信しないと駄目とか。他人事なのは私が女子高生だった時はまだポケベルだったからです。
携帯が流行りだしたのは大学生になってから。
ベル持ってる子はテレカ持って職員室の横に1個だけあった公衆電話に走ってたなあ。1度分の時間で文字を数字に変換してボタン押す姿は凄かったです。

ビブリオンの2巻の代わりに昔のメフィストがでてきた。
某スピンオフ。みーちゃんとヒロくんの話。
これ文庫落ちの時収録されるかなされないかな




長く続いてきた流血女神伝もあと1冊。
でもこれ本当にあと1冊で終わるのか? 物凄く分厚い本になりそう。
ルトヴィア/ユリ・スカナ/エティカヤが一通りでてきます。

流血女神伝は終わったとしてもちょーみたいに子供たち編がはじまっても不思議ではないなと思いました。ていうか読みたいよ子供たち編。
↓ネタバレ

グラーシカ(*´∀`)お姉さま格好いいよ
惚れたって言えよとか言い出しそうだと思いました。

アフレイムが喋ってるよ! 大きくなったなあ。
スゥランは脳内で鋼の、あのパンダ連れの思い込みの激しい女の子に変換されてます。

「あのね、君そんなに汚いんだから、全身の毛穴という毛穴から何か月分かの汚れを根こそぎ出してもらわないと困るんだよ! いっとくけど、今の君は歩く汚物黴菌だからね!」(P130)
今回の最ヒット@笑い部門
でもこのときにはもうイーダルはあれなんだろう。にくすぎるよ(゚д゚)!!!!

そして好きな台詞を1つ選べといわれたら

「さようなら、女神の娘。また必ずお会いしましょう、カリエさん」
これだ。

次は11月。

首挽村の殺人

岩手県鷲尻村。
雪深い過疎と高齢化の進む無医村に待望の医者、滝本志門がやってきた。
間もなく吸収合併でなくなってしまうこの村で次々に変死体が発見される。

おつかいさまが戸口に立ってるところをリアルに想像してぎゃーと思った。
人物描写がもうちょっと欲しかったなあ。主要登場人物紹介のところの女性の区別があんまりつかない。

鷲尻村むかし噺にときめく。
でも凄惨な歴史、村の現状、民間伝承、人食い熊が出た、変死体が出た、前の医者の恋人がやってきたとかいろんなことがばたばたと起こるのがちょっとあれだ。単品でも十分面白いからそんなに詰め込まないでいいよもったいないよって感じ。

突然読みたくなったので。
新幹線で出会った彼は年下で海上自衛隊員で、出会った時は隠していたけど実は重度のオタクだったのです……という短編。
自衛隊ラブコメ(短編)の中では国防レンアイと並んで好きな話。

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