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文藝 2007年 春号 [雑誌]

春号っていっても1月発売なんだ……(確かに新春だけど
・インタビュー2種(編集部によるものと豊崎由美によるもの)
・綾辻行人・森見登美彦・津原泰水・中村航からの質問
・鈴木成一・鴻上尚史との鼎談・よしながふみと対談あり
・ブラザーサン、シスタームーンの予告編小説
・お題:恩田陸でのエッセイ・書き手大森望・川端裕人・藤田新策・有川浩
・恩田陸著作リスト(ただリストが載ってるだけじゃなくて書評つき。中庭の出来事まで)
など豪華な本だった。1冊丸ごと恩田陸特集というわけではないけど1冊の半分ぐらい(120ページ強)が割かれている。

この春、恩田陸待望の長編「ブラザーサン、シスタームーン」が刊行される(P4)

いやでてねーよ!って思ったり。大学が舞台で青春小説らしい。
予告編見た感じでは3人の男女が川の近くを歩いてて、この町誰もいないんだけどとか言ってて、マリーセレスト号(だったか。人がいた感じはあるけど誰もいなかったやつ)っぽいなーと思いました。
ていうか「予告されてて発売日も決まってたけど突然延期になった話」多いよなあ。きのうの世界とか。きのうの世界は新聞連載してたからまだ書けてないオチじゃないと思うんですが。しかし恩田さんの今年の仕事量はやばすぎる。文庫落ちも多かったとはいえいっぱい本出たよ……今日小説推理ぺらぺらしてたら神原恵弥シリーズの第三弾始まってたよ……

子ども時代の話で

恩田:父の会社の支社は必ず県庁所在地にあったんです。県庁所在地のつくりって本当に似ているんですよね、駅があってロータリーがあって、その駅の裏側っていうのは近年になってから開発されてでっかい箱ものが建ってるとか。(P21)

駅前にロータリーあるあると思ったけど、いや駅の裏はうちの県の場合は山だ(゚д゚)
しかも人の手が入ってない原生林。市立体育館があって小学校があって川。
おおお……

恩田:強くて美しくて邪悪な女の子に惹かれるんですよねえ(P73)

理瀬はいいよ……黒理瀬ならもっといい。

98年SFセミナーでの執筆予定のタイトル&説明の11作品のメモ
・「グリーンスリーブス」ベトナムジャングル奥地で古代から住む知的生命体と戦う人たちの話
・「闇の絵本」京都第観光幻想小説
・「草の城」おばあちゃんが主役のタイムトラベルSF
・「ピースメーカー」東京の町工場が地雷撲滅戦車を作る
・「夜舞うつばめ」記憶のない女の子が主人公の超能力もの
・「海鳴りとめまい」純文学ミステリ
以上7作は未発表。11のうち残りの4つがライオンハート、ロミオ、ユージニア、夜ピク

鼎談の

恩田:鈴木さんがすごいのは、「これは鈴木さんだな」って思って手に取るのではなくて、「あ、これいいな」って見ると、大体鈴木さんの装幀だということなんですよね。「これこそ、鈴木成一」ってカラーがあるわけではないんです。

激しくうなずいたところ。ネクロポリスは知ってたけど月の裏側とかもそうだったんだ……

にょっ記

乙一の小生日記みたいな本だった。爆笑。4月19日がもっともやばかった。
多分あれはページめくる分があったら余計にはまったんだと思う。同じページにあったらぶっぐらいで済んだはずだ。武将OLとかおばさんたちとか子ども達とかこんなことを喋ってたネタが異様にツボる。

「別腹ってほんとうにあるらしいっすよ」
「ええっ、まじかよっ」
「ほんとっす。人間の胃袋ってひとつじゃなくて、何個かあるらしいっす」
「まじかよ……」

(P8)

いやいやいやいやちょっと待てみたいな。

すれ違った時に聞こえた話で最近一番気になったのは高校生男子3人組ぐらいで「ミートホープ!ミートホープ!」ていってたことだな。横断歩道で。チャリに乗って。

世界音痴

エッセイ。
回転寿司のとスーパー閉店前のねぎとろのがつぼに!つぼに!
ジャムガリンとかばかだーーーーと思った。ばかだっていっても褒め言葉ですが。
繊細だ繊細だいい意味で。
これを書きながら今ふと表紙を見てあ、回転寿司と思ったら妙につぼにはまってしまった。

最近読み終わった後にカバーでツボにはまることが多い。
昨日はよつばと7巻を読み終わった後何気なくカバーめくってぶほってなった。
最後の罠が潜んでいたよガーーーーー

78(ナナハチ)

13編の小説。続き物であったりリンクしていたりいつも比ちょっと分厚い本でした。
蓄音機でしか再生できない78回転のSPレコードがモチーフの話。
好きな話は第3の男とトゥインクル、トゥインクル、アーサーのねじ回し

大いなる無駄を積み重ねないことには、決して到達はありえない——(P230)

このたびはとんだことで/桜庭一樹 群像 06/5月号
ちょー短かった。よく分からなかったが嫁はこええええ

じごくゆきっ/桜庭一樹 小説すばる 06/5月号
推定少女みたいだなと思った。
先生(女)と生徒(女)が手を取り合って逃げるのだ。だーっと。
でも1ページ目のあおりが「あまずっぱしょっぱい思春期作家の巨匠 本誌初登場」でレモンか塩かとか砂糖塩酢……しょうゆとソースが足りんとか思った。

キャラクターズ/東浩紀・桜坂洋 小説新潮 07/10月号
どこまで本当なんだとか本気なんだとかこんなん書いて敵作ったり嫌われたり仕事減ったりしないの?とか「そんなん大きなお世話やがな」ということまで考えた。クリスマステロルの最後何ページかを読んだ時の感じに似てる。

デュラララ!!×2 (電撃文庫)

この前mixiでPBWでヤンデレは通用するのかネタに反応してて読みたくなった。
贄川さんに反応したらしい。
今年はもちろんのこと来年の前半分ぐらいはバッカーノにもっていかれそうなんですが
早く新刊が出て欲しいところー。

三番目の魔女

表紙に惹かれてふらふらふらと借りるの巻。

すべて奪われた少女ギリーは国で一番の武将に復讐を誓う。武将の名前はマクベス。
シェイクスピアのマクベスを魔女のひとりの視点で書き直した話、らしい。
マクベスどころかシェイクスピア読んだことないのでさっぱりですが。

度々出てくる

私は自分を一本の矢にしてきた、そしてあいつの心臓がその的。私は自分の人生を一本の短剣にしてきた、そしてあいつの死がその納まるべき鞘。

これが好きだ。

苦難の中で生き抜こうとするギリーの強さとか、止められても色んなものを投げ打って幸せになれそうな感じの道が用意されてても復讐するという執着心には恐れ入ります。

読みながら大地をわたる声を聞けを思い出したわー。
あれも10代女子が妹を殺された復讐のため旅に出る話だし。

夜桜四重奏4/ヤスダスズヒト
今巻は見所盛りだくさんでした。龍槍ゲットの回切りでよかった(あとがき見て
好きなところは16話全般(゚д゚)ノ
でも好きなキャラは流れ的にはヒメですが八重とことはです

都会のトム&ソーヤ(5)IN塀戸上 (YA! ENTERTAINMENT)都会のトム&ソーヤ(5)IN塀戸下 (YA! ENTERTAINMENT)

サブタイトルin塀戸(VADE)塀戸は舞台になる廃村の名前でありイン塀戸は栗井栄太作のゲームの名前であり内容を示したサブタイトル。
最初はYou have been invadedるるりらーらーとか思いながら読んでました(?゚д゚)?
昨日ツアー終わったとこだしな(*´∀`)

ぼくの頭の中で、「陸の孤島」という文字が、紙吹雪を浴びながらパレードしていく。その後ろからは、「嵐の山荘」という文字も鼓笛隊をひきつれてやってきた。沿道で手をふっているのは、「雪の密室」という文字たち。(上巻74P)

手をふりながら歩いてる陸の孤島想像してちょーツボに入った。御堂筋優勝パレードあるといいなあ。

今回はあっちこっちの元ネタありの小ネタがツボで死んだ。
メインの読者は10代前半でそれは分かるのかー?っていう内容がなんとも。
名探偵コナンはともかく、シャアとかジョジョとか俵万智とかはてなキーワードとか

「おれたちはバオーだ」
「来訪者だからですね」(下巻P95)

こんなのとか。タイトルと書いてる人がジョジョの人というのぐらいしか知りませんが。

有名な台詞とかタイトルぐらいなら分かるんですがさすがにスタンド名出されても分からないのでそれはぐぐりました。内容よりも今回は小ネタ多すぎのほうが衝撃的でした。

ロンドン暮らし自由自在

WEB上エッセイの本バージョン。内容は98年?00年ぐらい。
旅ものとか外国滞在エッセイはとても好きです。お手軽に行った気分です。
後最近はヘタリアの影響も多くあるかも。

以下はこの本にあったことなので「今は違います」「イギリス人全部がそうというわけではありません」というツッコミは無しの方向で。

イギリスの冬は長い暗い
イギリス人手洗わないの多い(衛生的にあれらしい)
イギリスのビールはラガーじゃなくてエール。ぬるい。
1パイント=558ml 猛者は7?8杯/日らしい
イギリスはいろいろ凄い……(スーパーで買い物中に売り物の人参を娘に渡して娘そのまま洗ったりしないで生で食べてるよむしゃむしゃ……

ルイス・キャロル関連がショック……特に根拠はないけど女の人だと思ってたから余計に。
本名チャールズ・ドジソン、数学教師。男嫌い。学校は男ばっかりだから身が入らない。
13歳以下の女の子大好き。当時の学寮長の娘アリス・リデルが13歳の時ちょーまじに結婚を申し込む。前から変態的眼差しに危機感を覚えていたアリス母は娘達を遠ざけた。
その後アリスは別の人と結婚。ドジソンは生涯独身を通す。かといってアリスへ愛を捧げたわけではなく色んな女の子が好きだった。ラブレターを集めた本が出版されるぐらいであった。

ビデの使い方を知る。確かポルトガル朝昼晩でどうやって使うのーとかいうのがあった気がする。
フランス製らしい。お風呂の小さい版。体の一部を突っ込んで洗うらしい。

どのように使い、何を洗うかは全く個人の勝手だと思いますが、偉大なおフランス人はもともと、大小便の後、排泄器を洗うために作りました。そしてその一般的な使い方は、まず適温の温水をビデ8割くらいまではります。そして石鹸を手によく泡立て、局部やお尻を洗い、温水ですすぎます。(P159)

 素 手 ?とか思った次第。

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