カテゴリー「 単行本 」の記事

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月光スイッチ

わたし(香織)とセイちゃんは不倫をしている関係で奥さんが出産のため
実家に帰っている1ヵ月半の間一緒に暮らしてみることにした。という話。

普通の話。悪くもないけどイイ!と言うほどでもない。
空色ヒッチハイカーのほうが好きかなあ。

不倫の話にしては綺麗すぎるなあと思った。もっとどろどろしてそうなものだけど。
メイン2人が恋人というよりは年の離れた兄妹みたいだ。
香織が三十路近いとは思えない(脳内では20代前半ぐらいでとまってた

今日はチャーハンを作ったのですが食べ終わってそういえば作中で
チャーハン作ってるシーンあったなあと思って見てみたら
私無意識に同じ作り方をしていた。影響されてる。

横溝正史自選集 6 (6)

夏だから古典ぽいのに触れてみようぜ第一弾。
ドラマ込みで金田一耕助に触るのは初めてです。孫の方が身近です。しかも漫画じゃなくて
堂本ともさか版のほう(わたしのせいしゅん(当時は剛派か光一派かというのがあってだな
7寸て何センチだとか刀自ってなんだとか時々辞書を引きつつ。

しかし登場人物が多いとくるくるします。
えーとえーといいながらいつもよりかなり時間かけて読んでました。

青年のための読書クラブ

丘の家のミッキーみたいなお嬢さま学校の100年間の話。
昔々に読んだ海外の翻訳物のような文体が印象的。

文体のせいか3章の冒頭でベルリンの壁どうのこうのいわれて
「ビンの中の手紙」を思い出したよ。東ドイツの少年がどこまでいくんだろうと
ビンに手紙つめて川に流してみたら西ドイツの女の子に拾われて文通するという話。
あの時はベルリンの壁ってドイツ真っ二つにしているもんだと思いました。
中学校ぐらいで国真っ二つとか万里の長城レベルやぞーと言われ目から鱗を落としてました。

つか3章は淡々と書いてるけどギャグの宝庫だな。
子供ながらにあの紫のふわふわの扇子は手触りがよさそうであこがれたものです。

というか暗黒ブックカタログ欲しいよヽ(`Д´)ノ

小説以外

恩田陸成分解析
小説以外のことがたくさん詰まっています。

時々、絶対に不可能だけどこんなことができたらと夢想することの一つに、生まれてから現在までに読んだ本を、読んだ順番に全部目の前に並べて見せてくれる図書館があったらな、というのがある。一人一人の記憶の中の、本の図書館。自分のも見たいけれど、興味がある他人のも、こっそり夜中に本棚の間を歩き回って見てみたい

(P159)

個人読書ライブラリーほしいなああ

神田川デイズ

手書きポップなWEB版

リベンジリトルガールが一番好きだなあ。次点が花束になんかなりたくない

共感できすぎて逆に部屋の隅で膝を抱えたくなった俺俺!
青春挫折小説なのでこれから大学生の人は読まないほうがいいかも?

地味ーな人にスポットを当てて頑張ったりもがいたり悶々としたりしている描写がリアル。
この場合は生々しいでもいい。
ちょー覚えのある感じだ。

酩酊混乱紀行『恐怖の報酬』日記

飛行機嫌いはいかにして外国に旅立ったのかというエッセイ。
ちなみに私も飛行機はできるだけ避けたいほうだ。
去年東京行った時も飛行機に乗れば1時間ちょっとでつくのに
高速バスと新幹線を乗り継いでおよそ6時間かけて行った。

旅行記というよりは実際現地に行ってみて思う小説のこととか
食べ物のこととかが多いと思う。後飛行機。

有栖の乱読 (ダ・ヴィンチブックス)

こんな本を読んできた。というエッセイ?
人の読書履歴を読むのは楽しいなあ。
「3月は深き紅の淵で」の生まれてから今まで開いた本が全部そこに
詰まってる個人読書ライブラリーのくだりにも物凄くときめいたものだ。

とか思ってたら読んだことないエッセイが半年も前に出ていたことを知った(゚д゚)
正しく時代に遅れるために 有栖川有栖エッセイ集

ちょっと図書館いってきますよ

毒草師

幻冬舎でかつハードカバーですがやってることはQEDと同じです。
QEDからの参戦は御名形史紋(メイン)と堂本素直。
事件は密室ものでテーマは伊勢物語。
普通の密室殺人ものと思って読んだりQED並みの濃い薀蓄を期待して読んだりすると
肩透かしになるかもしれません。

都鳥の歌とかかきつばたとか懐かしいなあ(*´∀`)
唐傘お化けはえろい(゚д゚)
タルタロスってギリシャ神話で奈落だったんだ……とか
(塔しか思い浮かばなかったorz

↓ここからネタバレ。後半までがっつりネタを割ってます。

最後のほうの「キスして」は絶対これなんか裏がある!唐突過ぎる!と思った。
桜のなかりせばの解釈と鍛冶と一つ目の関係はQEDがっつり読んでると
何回も目にすることになるのでくどく感じるなあ。
御名形の毒草師設定がよく活きてたなあ。
この話は伊勢にしておこうにうひょーうひょーってなってた。
前QEDで出たのってどれだっけ竹取物語?

何か解決編がAB2箇所同時に交互にっていうのはとても新鮮な気がする。

針がとぶ Goodbye Porkpie Hat

うわーなんかめさめさおもろかった。
短編集「一見別々の話、しかし実は繋がってる」という話がとても好きで
「本」が出てくる話は何かとても印象的なんだー

金曜日の本——「クロークルームからの報告」>パスパルトゥ>路地裏の小さな猿
の順で強まってる。金曜日の本はまじで最強。

いやいや、待て、少し待て、読むのを止めないと……次のセンテンスでひと区切りして……そう思っているのに、気づくと2、3頁があっという間に過ぎている。
なんだろうか、これは。
驚きながらも、目がひたすら熱狂して文字を追い続ける。手はいつの間にか頁をめくるためのマシーンでしかない。
そのうち全身が震えだした。そんなことはもちろん初めてのことだった。
この先どうなるのか? 主人公はどうなっていくのか? その答えが、今この手の中にある。いや、もう次の頁、ほんの薄い紙を一枚隔ててある。そう思っただけで興奮と期待で大声を出したくなった。それを抑えようとして体が震えてくる。

P41・金曜日の本——「クロークルームからの報告」

目次を読んだだけで引き込まれ、しかも信頼する本屋の親父さんのお墨付きの本。
それを読んでいるときのとある男の描写だだー。

本好きならだれでも覚えのある感覚だと思う。
私この前これやったよ封殺鬼。寝る前に1冊だけと読んでみたら3冊読んだ。

こんな感じで的確に文字化されてるの見ると嬉しくなってそうそう、そうなんだよ(*゚∀゚)=3と
無駄にテンションが上がる。
うっかりと私も作中作「運命の女賭博師」を読んでる気分になった。
吉田篤弘の本は読んでると凄い勢いで脳内劇場が動いている。
文字が脳内で映像化している。忙しい。

さて次は百鼠を読みます⊂´⌒つ*。Д。)つ

読了:6.17

ベトナムぐるぐる。 単行本

kmp旅行記ベトナム編。
ベトナムが衛生的にやばそうというのは分かった。
約10年前の本なので今どうなってるか分かりませんが。

花モン族ちょーかわいい!
怒ってるシーンが多かったな(エジプトもそうだけど
何か違和感ーと思ったら手書き以外の文字が多い。
後kmpのお2人の写真がある。

さて後ポルトガル編を残すばかり。

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