カテゴリー「 単行本 」の記事
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表紙に惹かれてふらふらふらと借りるの巻。
すべて奪われた少女ギリーは国で一番の武将に復讐を誓う。武将の名前はマクベス。
シェイクスピアのマクベスを魔女のひとりの視点で書き直した話、らしい。
マクベスどころかシェイクスピア読んだことないのでさっぱりですが。
度々出てくる
私は自分を一本の矢にしてきた、そしてあいつの心臓がその的。私は自分の人生を一本の短剣にしてきた、そしてあいつの死がその納まるべき鞘。
これが好きだ。
苦難の中で生き抜こうとするギリーの強さとか、止められても色んなものを投げ打って幸せになれそうな感じの道が用意されてても復讐するという執着心には恐れ入ります。
読みながら大地をわたる声を聞けを思い出したわー。
あれも10代女子が妹を殺された復讐のため旅に出る話だし。


サブタイトルin塀戸(VADE)塀戸は舞台になる廃村の名前でありイン塀戸は栗井栄太作のゲームの名前であり内容を示したサブタイトル。
最初はYou have been invadedるるりらーらーとか思いながら読んでました(?゚д゚)?
昨日ツアー終わったとこだしな(*´∀`)
ぼくの頭の中で、「陸の孤島」という文字が、紙吹雪を浴びながらパレードしていく。その後ろからは、「嵐の山荘」という文字も鼓笛隊をひきつれてやってきた。沿道で手をふっているのは、「雪の密室」という文字たち。(上巻74P)
手をふりながら歩いてる陸の孤島想像してちょーツボに入った。御堂筋優勝パレードあるといいなあ。
今回はあっちこっちの元ネタありの小ネタがツボで死んだ。
メインの読者は10代前半でそれは分かるのかー?っていう内容がなんとも。
名探偵コナンはともかく、シャアとかジョジョとか俵万智とかはてなキーワードとか
「おれたちはバオーだ」
「来訪者だからですね」(下巻P95)
こんなのとか。タイトルと書いてる人がジョジョの人というのぐらいしか知りませんが。
有名な台詞とかタイトルぐらいなら分かるんですがさすがにスタンド名出されても分からないのでそれはぐぐりました。内容よりも今回は小ネタ多すぎのほうが衝撃的でした。

WEB上エッセイの本バージョン。内容は98年?00年ぐらい。
旅ものとか外国滞在エッセイはとても好きです。お手軽に行った気分です。
後最近はヘタリアの影響も多くあるかも。
以下はこの本にあったことなので「今は違います」「イギリス人全部がそうというわけではありません」というツッコミは無しの方向で。
イギリスの冬は長い暗い
イギリス人手洗わないの多い(衛生的にあれらしい)
イギリスのビールはラガーじゃなくてエール。ぬるい。
1パイント=558ml 猛者は7?8杯/日らしい
イギリスはいろいろ凄い……(スーパーで買い物中に売り物の人参を娘に渡して娘そのまま洗ったりしないで生で食べてるよむしゃむしゃ……
ルイス・キャロル関連がショック……特に根拠はないけど女の人だと思ってたから余計に。
本名チャールズ・ドジソン、数学教師。男嫌い。学校は男ばっかりだから身が入らない。
13歳以下の女の子大好き。当時の学寮長の娘アリス・リデルが13歳の時ちょーまじに結婚を申し込む。前から変態的眼差しに危機感を覚えていたアリス母は娘達を遠ざけた。
その後アリスは別の人と結婚。ドジソンは生涯独身を通す。かといってアリスへ愛を捧げたわけではなく色んな女の子が好きだった。ラブレターを集めた本が出版されるぐらいであった。
ビデの使い方を知る。確かポルトガル朝昼晩でどうやって使うのーとかいうのがあった気がする。
フランス製らしい。お風呂の小さい版。体の一部を突っ込んで洗うらしい。
どのように使い、何を洗うかは全く個人の勝手だと思いますが、偉大なおフランス人はもともと、大小便の後、排泄器を洗うために作りました。そしてその一般的な使い方は、まず適温の温水をビデ8割くらいまではります。そして石鹸を手によく泡立て、局部やお尻を洗い、温水ですすぎます。(P159)
素 手 ?とか思った次第。
乙女の京都みたいな感じ。
ガイドブック的なもの+エッセイ。
2回目。これの書籍版。懐かしかったので借りてきた。
1回目は読んだことがある作家が4/30だったのに随分と増えたものだ。ちなみに19/30
10年前のイギリス旅行記である。
パソコンを使ってイギリスから日本へ旅行記を毎週届けていたらしいのだがそこは10年前。とても時代を感じる。
例えばこれ。
「今回ぶー子さんにやって頂くのは、インターネットじゃありません」
「へ、違うの?」
「違います。現在(97年9月)の時点で、インターネットで海外からメールばかりか画像まで正確に送るのは、はっきりいって難しいです」
「……うそ」
「ほんとです。みんな試行錯誤してる最中なんです。ですから今回は確実さを優先して、コンピュータサーブを経由してニフティを使ってやり取りすることに」(P12)
恐怖の報酬日記@恩田陸ではそうでもなさそうだったんですがこっちは「イギリスのごはんは不味い。まじやばい」って感じだった。
桜庭一樹読書日記に書いてあった野性時代の特集の撮影は最初グラスゴーでする予定だった、というあれ。
あのグラスゴーがちょろっと出てきて、ロンドン在住日本人の人に
「あーんな何にもない汚い街に何しにいくわけ?」
「あそこはスコットランドの恥部って呼ばれてるんだよ?」(P121)
といわれていた。そうなのか……今はどうなのか今度ガイドブックを覗いてこよう。
地学科のある大学院に進んだ友人はある日こんなことを言った。
「16日に東京に大地震が来るんだって」
そんな噂はしょっちゅうあるしその話を信じたわけでもない。自分が実家帰ってる間に新幹線に乗っている間に地震が起きて脱線して死ぬかもしれないけど。まあ選択してみると実家に帰ってだらだらと過ごし運命の日、16日。
お昼前、関東地方で地震発生。M6強。死亡者怪我人多数。火災も発生している
200ページぐらいの本に14人の話。1つ1つの話はとても短いです。
怖い話だ…… ホラーという意味ではなく色々と考えさせられる。
私が住んでいるところは南海・東南海地震が起きたらまず被害は免れないだろうなというところです。
その瞬間私はどうしてるんだろうなあ、とか。
この前南海地震が発生、津波がやってくるとしたら水位はどこまでかっていうプレートが貼ってあるのをちょっと前に見ました。その辺は土地が低いし海も近いのでまあ当たり前なんですが、水位は私の胸よりちょっと上ぐらいを指してました。びっくりしたというかそらもう死ぬわーとか思いました。
タイトルの東京・地震はともかくたんぽぽは何かと思ってたんですが……
たんぽぽは根の張り方が凄いから(ちょっとぐらい引っ張っても抜けない)災害が起きても復興させて生きていく強さみたいなものかなと思いました。
でもついのすみかとかどうでもいい子は緩やかに滅びゆく世界って感じだなー








