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43件の投稿
ファンブックみたいな感じだなあ。インタビューあり著作リストあり単行本未収録短編あり。どの写真も顔が違ってすげえ……とおもった。
推定少女がこの10月に新装版が出るようです。
2004年9月にファミ通文庫から刊行されましたが、2008年10月に角川文庫から新装版が出る予定です。編集部からの要望で何度か書き直したため、三パターンあるので、いろいろ考えましたが三パターンとも収録する予定で進めています。
(P102)
今日いちばん好きなTシャツを着てきたんです。「ニコチン!ウォッカ!カフェイン!」と書いてある。そのココロは、小説というものは本来、道徳の教科書でも、声に出して読みたいものでも、子どもに読ませたいものでもなくて、タバコ好きの人にとってのニコチン、刺激物フェチにとってのカフェインのように、常習性があって体に悪いもので、でもだからこそ人を絶望から救うことができるんじゃないの、ということなんです。
(P93)
TEAM桜庭愛憎煩悩座談会とロングインタビューが好きだ。
地味に何回も読み返してしまった。
タイトルはアレですが2次元な方向以外も含まれてます。
出産オタクとか初めて聞いた。世の中には色んな人がいる。
カラオケに入ってないどころか聞いたこともない曲だったので「その曲は何?」と尋ねるとコンサートのときにだけ演奏される曲でCDには収録されていないという。
(略)
しかし、一般のファンが「コンサートで聞いたことあるけど、名前は知らない」というマニアックな曲を彼女たちは歌詞も振りも完璧に覚えているのだ。
彼女たちは「会社の人とカラオケに行ってもこういう曲は歌えないよね?」と楽しそうに話し、コンサートでしか演奏されない曲を熱唱することで彼女たちの結束は強くなるのだ。(P67)
これ男性アイドルオタクのところにあったけど、超重力が頭をよぎっていったよ……
オタクの友達は全員ネットで知り合ったという女性も少なくない。二次元オタク以外も同じのようだ。(P103)
私も本の話ができる人を求めてネットへと旅立ったのだった(当時10代)
私の周りは「ネット上に『友達』がいるなんてありえない(ましてやオフ会なんてもってのほかよ!」という感じなのでオタ趣味どころかネット上で何をやっているかも隠し通してます。
小説の書き方の本ではありません。早稲田大学での講義の一部を本にしたものです。
久しぶりに付箋がびっしりになりました。
天野慶さん(歌人)にインタビューしてそれを600字程度のコラムに起こすのが面白かったな。
天野 ちなみに、皆さんが知っている歌人は、どんな人ですか。
学生 俵万智さん。斎藤茂吉。
天野 2人? もっといませんか。そうなんですよね。小説家だと色々出てくるでしょうけれど、歌人だと、俵さんから茂吉から与謝野晶子、次はいきなり万葉集の人になってしまったりする。(P106)
どれぐらい出てくるかやってみた。
加藤千恵、枡野浩一、穂村弘、脇川飛鳥、俵万智、名前忘れたけど長嶋有の別名義の、佐藤真由美(っていたよね枡野さん系で)、斉藤斎藤。
歌までちゃんと覚えてるのは加藤千恵と穂村弘と俵万智ぐらいなんですが。
(6/23追記 ↑間違いがあったので一部打ち消し線を引っ張ってます)
と書いてたらハッピーアイスクリームとかんたん短歌が読みたくなってきた。明日掘る。
コラムで続きが気になったのは11番と6番。
・応募作の話(こういうものが多くて困る編)
男性が書く場合は<根拠なきモテ系小説>女性が書く場合は<自分探しの小説>
・翻訳の話
簡単な言葉が難しい。《おっちゃん》という呼びかけで、まずつまずいた。関東なら《おじさん》。でも《アンクル》じゃないだろう。で、どうしたか。
(中略)
さて、枝雀さんは、ネイティブの人に聞いたそうです。《おっちゃんハ英語デ、ナント、イイマスカー》なんて、質問したんですね。そうしたらね、《ヘイ、ユー》だって。
目から鱗ですね。(P250)
本当に目から鱗だった。