カテゴリー「 エッセイ・ノンフィクション 」の記事
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夏なので怪談が読みたい……そんな感じに借りてくる。
怪談と言ってもガチの恐怖話から虫の知らせ的スピリチュアル体験とかちょっと不思議な話とかいろいろ。
淡々とした語り口調でひとつの話はすごく短いけど、「さっきの話のひとの続き」があったりする。
五稜郭の話怖い。ていうか"みえるひと"というのは結構いるもんだな。
わたしは邪気眼的な「わたしって霊感あるの」みたいな人レベルでも会ったことがない。
観戦記が占める割合が比較的多いものの、印象に強く残っているのは私も大好き「建もの探訪」関連エッセイである。「おはようございます渡辺篤史です」は土曜出勤だと見られず日曜日のBS朝日での放送も見られないことが多い1
「ご覧ください、水平線を一望できるこのダィカィコゥ」とか「いいねぇ?」とかまじで音声再生される。
渡辺さんが異常にテンション上がっているのはイスを見たとき、あとペットを見たとき、子どもを見たとき。
あの超笑顔で獲物に近づくところがとても好きだ。
北京五輪のときとか大阪市主催若手文学賞のときの「関西弁のおっさん」描写がツボにはまりすぎて死ぬかと思った。
少し高めのパソコン用チェアを買って対策を講じても、たった1脚のイスがすべてを解決してはくれない。確かに、人間工学に基づいたデザインは、腰の調子が悪くなるスピードを緩めてくれる。しかし、決して回復はしない。どんな高価なイスに座ろうと、腰への負担は必ず存在するのである。
(P20)
- お昼にやっているので外出している可能性が非常に高いのだ [↩]
読まず嫌い。のときも思ったけどジャンル小説読みの項は興味深い。
L文学解体新書からの引用文のあとについてきた
<学生時代から本好きだった>この仮装読者はウェブサイトの自己紹介欄にきっと、「活字中毒」で「乱読気味」ですって書くんだろうな。
(P172)
に思わずブログの紹介文を読み返すとともになんだかすみませんという気分になった。
「ほっこり」とか「リラックス」なんてこと言うせいで、新手の等身大市場かと誤解する人もいるようですが、スロウライフ市場はアンチ等身大、美意識優先という点で、あのゴスロリ市場に匹敵する人工性&バリバリ暗黒な妄想力を持っています。
(P176)
2002年に出版された本。文学少女の友から流れてきた。
L文学というのは斉藤美奈子氏が名付けたジャンル名で、コバルトとか少女小説を祖として、
L文学の定義はしにくい。これはたぶんに「気分」の問題だからである。しかし、そうはいっても何も定義しないわけにはいかないので、先に大きな枠だけ設けておきたい。
第一に、作者が女性、主人公も女性、読者層の中心も(おそらく)女性であること、第2に、SF、ファンタジー、ミステリー、ホラーといったジャンル小説を除くリアリズム小説であること(とはいえ、これらの中にもLのテイストを持ったものは多数含まれているのだが)(P93)
高校生に今好きな本を聞いてみたって言うコーナーがあって、これが2002年だから私と同世代の人が多いのではないかと思うんですがまーみごとに本読み面をしてるんですね。言ってしまえばクラスの中心からは離れたところにいそうな感じの。ところで「高村薫と長野まゆみが好き」って言う女子高生はちょっと腐っぽいオーラが感じられるのですがどうですか。だってその辺の年代って「惚れたって言えよ」が一世を風靡したあたりじゃないんですか。
わたしがあそこにいるとしたら「火村助教授が好きです。最近はフォーチュンクエストとかオーフェンとかも読んでいます」とかいってるんでしょうか。
エッセイである。めちゃイケを見るので光浦さんはほぼ毎週見るのですがまとまった量の文を読むのはこれが初めてだなあ。前に読書特集で1ページ分ぐらいは読んだのですが、なんかおもしろい。
いちばん最初の話が飯島愛の話なのでなんかいいようのないしょんぼり感がある。
この本はmini1に07年から連載されていたエッセイなのでそういうこともある。
ていうかよゐこ有野がすごくいいやつである。有野が絡む場合のみにおいて光浦さんがくものんにみえる2。
ラブマゲドンの回はちょうどそのときのロンハーを見ていたのであの時こんなことが……! とおもった。
いざ、演劇をやろうとしてビックリしました。まあ、演劇っちゅうのは、儲からない。儲からないどころか、ひどい赤字になるんですね。チケットが完売したとして真っ赤っ赤なんです。見積もりの段階で、もう涙が出そうです。全然、セットも衣装も贅沢な発注してないんですよ。なんなら足りないぐらい。
(P178)
ここにもシアターの片鱗が。
芸人は、人からバカにされやすくなきゃいけない、と最近思うようになりました。バカにする、というと言葉は悪いですが、いじりたくなる、かまいたくなる、これこそリアル好感度ではないか?と気付いたんです。
(P140)
「運なんてもんは尽きることはないねん。石油と一緒で掘ったらどんどん出てくんねん。石油と一緒やないで。使っても尽きることないねん。運は、どんどん掘って、どんどん使えばええねんで。自分で掘らなあかんでぇ」(略)なんてザ・鶴瓶。
(P161)
千原ジュニア語りおろし、みたいな1冊。
どこにいれるべきか解らなかったので便宜上このカテゴリにしてます。図書館の分類によれば779.1ということでぐぐってみると、779が大衆演芸・779.1が寄席ということ。うん確かに寄席だ……!
ジュニアはせいじ好きだな! すべらない話とかでは残念な兄ですと言いつつ好きだな!
レッドツェペリン初来日とか死ぬ。すごい隠語。陣内天然すぎる話はおもしろい。
逆にせいじがまったく人見知りしないのは、あれはあれでひとつの才能なんでしょうね。海外に行って言葉もろくに通じないのに現地の人に話しかけて、いつの間にか盛り上がったりしてますから。本職のほうで本番になると異常に緊張したりするのが不思議ですけど。
(P107)
好きだからこそ嫌いになる、好きを突き詰めると嫌いになることってけっこう多いと思うんです。でも、自分の「好き」や「嫌い」を探していって整理する作業って、何かを考えることでもあるし、志向をハッキリさせることなので、大切なんじゃないかと思いますね。
(P111)
これは、バーで飲んでたときの朝4時ぐらいに「パーン」と思いついたんですけど、人は十月十日で生を授かって、この世に生まれる、十月十日で人生を迎えるわけじゃないですか。で、この「十」「月」「十」「日」を組み合わせると、朝という字になる。人生の朝を迎えるということなんです。
(P114)