カテゴリー「 ライトノベル 」の記事

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BLACK BLOOD BROTHERS10  —ブラック・ブラッド・ブラザーズ 銀刀出陣— (富士見ファンタジア文庫)

前半は聖戦前夜で、短編集で語られてきたカーサの変遷。クロニクルの締めくくり。
アリス・ジロー・カーサの3人一緒の100年の夜が終わりを告げる。
はじめての血族を目にしてのカーサの選択と決断はとても切なく格好いいものだった。

時は変わり2009年シンガポール、再びの聖戦前夜。
最終巻は10巻(これも分厚い)以上に厚いとか。楽しみにしつつ来月を待つ。

「その代わり、お前たちのことは、私がなんとかしてやる。側にいて、守ってやる。子を産むにしろ、諦めるにしろ、この先もずっと。最後の瞬間までお前たちを守ってみせる」

(P175)

『女教皇』は未来を示す—運命のタロット〈13〉 (講談社X文庫—ティーンズハート)

運命のタロット最終巻。
黒の預言書と書の囁きと書の魔獣と伝言が流れてしょうがなかったな! やっぱりニカ様いるよな……
改変を試みるという行為でさえ、あらかじめ設定された出来事とかなー。

13年後の世界から続く。
(やっぱり)同一人物だったのか!とかそことそこが協力者だったのかとか最後まで坂崎出て来るんだとか。《女帝》とのフェーデはしょんぼりした。しかし伏線のすごい話だった。

何かすごく「俺たちの戦いはこれからだ!」みたいな感じで明るく格好良くいい感じに(※ジャンプの打ち切りエンドではない)終わってるんだけど真タロはどうなるんだろうか。読み出したらまたノンストップになるから何冊か間を置く……

「好きよ、ライコ」
「ありがとう」
「ずっと、ずっと、あなたのことが好きだったわ」
あたしはうなずいた。
「お願い、ずっと友達でいてね」

(P110)

「運命に負けないくらいに幸せになりなさい。この運命が決まっていたといわれて、嫌だと思うなら、絶対負けないように幸せになるのよ。たとえ、他人から運命だといわれても、これは自分の選んだものだといえるくらいに、絶対に幸せになるという意志を持って生きるのよ」

(P205)

『女帝』1995—運命のタロット〈12〉 (講談社X文庫—ティーンズハート)

《月》の象徴の力で過去を体験したものの《魔法使い》はなくした記憶を思い出すことはなく。
《隠者》が出てきたり坂崎再度だったり《世界》が出てきて時の縦糸再度だったり。

13年後の世界(ああ、確かそんな感じだったなあと思った。)と再会した唯の話がホッとしつつもせつない。
《愚者》が《皇帝》を……でまじでーとかなんだかおもったり。

溝の口の辺りは分かるよー!とか思ったり、予想外にも程がある「やさい」の登場により私の腹筋はフルボッコでした。類語としてくだものですね分かりますって思った。いやFRなちゅらるに登場してるからふしぎではないんだけどね……!

運命のタロット〈11〉「神の家」は涙する (講談社X文庫—ティーンズハート)

《月》の象徴の力を使って過去を体験する《魔法使い》とライコ。
ラスプーチンとの会話はなんだか壮大だな。ていうかあっちこっちにニカ様がいる。
どう見ても書の囁きですありがとうございました。

「本はページをめくることによって次のページが生まれるのではない。既に最後のページまで記されているのだ」

(P188)

ある種の整合性をもった歴然とした年代記ですね分かります。

ていうか女教皇って……ってとおもわんでもない。

『皇帝』はうなずかない—運命のタロット〈10〉 (講談社X文庫—テイーンズハート)

《月》とのフェーデ決着、《太陽》とその協力者との決着、《女帝》の協力者《皇帝》の登場と盛りだくさん。
なんかもう最初から凄かったのですが最後で爆弾が……。ええええとかうわああああああとかそんな感じ。びびった。あと少女小説なのに戦闘パートめっちゃ面白いってどうなんだろうと思いつつ、面白いものは面白いということでごろごろしていた。
しかしこれ派手だな。すごかった。すごかったのでついったで既読者たるsoundseaさんに運タロすごい言ったらにやにやされた。

カードを捨てて遠くに逃げてで微妙にD用語が引っかかった(かたなをとおくへすててちょうだい

あとがきで次は女帝です。タイトルは「《女帝》1995」ですって書かれてて、借り本の《神の家》を見ながら「……」となっていた。1冊間に挟まったのは何かあったんだろうか。

「太陽」は人々を照らす—運命のタロット〈9〉 (講談社X文庫—ティーンズハート)

《月》とのフェーデを終わらず。同人誌的な意味でイベントは終わった。
コスプレしたり写真撮られたり本売ったりサークルチケット忘れたりしていた。唯の推理はいつもながら凄い。

まだ《戦車》《太陽》のあたりが超多いです。あと《神の家》とかたぶん《皇帝》も。
坂崎はザ・敵って感じだな。服装が銀魂のトシっぽい……とかおもうなど。しかしとても粘着質。
ティターンズってペルソナ(というかメガテン系列の悪魔)にいなかったかなあとか思った。

しかし運タロは目次見ながらいつもひやっとする(この巻何が起きるんだ、な意味で

運命のタロット〈8〉「戦車」が兄とやってくる (講談社X文庫—ティーンズハート)

確かに《戦車》が兄とやってきた。

《月》とのフェーデは一時休止で《太陽》とその協力者と衝突。
資料室のコレクションの主、フェリックス・ユスポフ公爵とラスプーチンの繋がり。
資料室に再度忍び込んだり《太陽》とか《戦車》がおいしいところをもっていったり。
とりあえず続きを読まないと……

ミリセントと薔薇の約束  休暇旅行は琥珀の調べ (角川ビーンズ文庫)

グレンに誘われ湖水地方に向かうミリセントとアンセルとティーハニー。
リーアン王子の依頼があったりラズウィック湖の宿場町は竜がいるという伝説があったり<大暗室>が暗躍していたり。

お兄ちゃんと弟がよかった! グレンはいいツンデレ。
今巻はミリセントとグレンがなんだか急接近!でした。あとトリシアとヨナスがドドドドドといいところとっていった。あとティーハニーはただの賑やかしキャラかと思っていたら、意外と重要キャラなのかも……とかおもった。
シャロウトゥリルは貴族探偵のルーティルポジションなんだろうなあと思いました。
実は凄く年食ってる。

ソードアート・オンライン〈1〉アインクラッド (電撃文庫)

仮想世界に五感まるごとダイブできるシステムを使ったMMO「ソードアートオンライン」。
1000人限定のベータテストに10万人の応募、正式サービスを控えて販売されたパッケージ版は1万本限定。
正式サービスの初日ログインしているのはパッケージ版を確保できた幸運の持ち主で重度のネットゲーマーばかり。その初日、プレイヤーすべてが《はじまりの街》に集められた。
「ゲームを攻略し終わるまでログアウトすることはできない。蘇生なし、ゲームの中の死は現実の死。装着したヘッドギアを外すなど外部から強制切断しようとすれば脳を破壊し生命活動を停止させる」
初日で200人超、1ヶ月で2000人の死者を生み出してから2年後。
ゲーム内での日常と恋と、全100層にわたる城の攻略と現実へ戻るために戦いの話。

クリス・クロスとか.hackとかが好きだった人に。あと現・元ネットゲーマーとか。
MMOだけど魔法要素はばっさり削除されている。基本は剣で、武器作成とか料理とか釣りとか革細工とかはある。各種生産とか結婚とか音楽とか羊飼いとかちょっとマビノギっぽいとか思った。
ギルドとかフレンドリストとかWIS的なものもあった。

悪魔で山羊でBOSSならバフォだよね(゚∀゚)とか思ったり(この流れで「部屋とYシャツとバフォ」と「Maintenance」を読みにいった)倫理コード解除設定にふいた。

とりあえずクリスクロスが再読したいわー(*´∀`)(前に読んだの高校の図書室だわー

運命のタロット〈7〉「死神」の十字路 (講談社X文庫—ティーンズハート)

《節制》との戦い終了+日常(改変について考えたりタロットの薀蓄を聞いたり原稿を手伝ったり)+《月》とのフェーデ開始の巻。割と助走の巻だった。
冒頭の女帝はいいキャラしてますね。未来見られるから言いたい放題だな。
原稿手伝ってるシーンのあたりでなちゅらるにファンロードが出てきたからびびった。

しかし時の縦糸と聞くたびに冥王の冒頭のアイクの声が聞こえる。
Khronos, the vertical bearer of time のあたり。

「彼女はすべてを見知ったうえで、中立の見届け役となることを引き受けた」

(P192)
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