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BLACK BLOOD BROTHERS〈S5〉ブラック・ブラッド・ブラザーズ短編集 (富士見ファンタジア文庫)

BBB短編集。ミミコ調停屋としてがんばる、の1冊。
ほかの巻より短編が少ない分番外編が多い。そしてこの番外編がとても好き。
舞台は20世紀後半。主に第二次世界大戦ぐらいからWindowsとかができるまで。ショートショートっぽくあっちこっちのキャラのその時代の様子が見られる。

 ミミコの、あっけらかんとした懐の深さと慈愛。ジローのしなやかな自制心と経験。その他、いろんな要素が絶妙に重なり合ってできあがった共生だ。百年以上生きてきた中で、こんな風な暮らしはなかった。
 正直、居心地が良いのである。
 だから、あえて明確な線を引かずに来た。

(P140)

運命のタロット〈1〉「魔法使い」にお願い? (講談社X文庫—ティーンズハート)

今を遡ること云年前、まだ学生だった頃にはやきさんが探してるっていうから運タロか真タロかをブクオフでげっと→どんと送りつけた思い出。それがおそらくファーストコンタクトだったのですが読まずに育ち、ついったーの運タロ部を見つつ、春なせいか最近はそんなエサで俺様がクマー!率が上がってきました。うっかり図書館で検索したら真タロが微妙に蔵書されていることに気付き、県立は運タロ真タロティーパーティがごそっと揃っているのでした。(で先日チャリ超こいで借りてきました。

新聞部のライコは部活の先輩(引退済)の片桐先輩の提案で、立ち入り禁止地域の資料館の捜索をすることになる。その最中に入り込んだ真っ暗な隠し部屋でライコは紙のようなものを破ってしまった。それが<魔法使い>を封印していたもの。ライコの元にはタロットカードが舞い込み不思議な出来事に巻き込まれることになった。

1冊目は確かにちょっと古い少女小説です。
きゃーきゃーいってるしハートマークと太字が飛んでるし改行も多めでした。
松田聖子とか出てたので時代だなーとおもうなど。虫がわさわさしてたり<恋人たち>がでたところで1巻終了。続きが気になったのでがさがさと借りてきました。

グランドマスター!—道連れは王子さま (コバルト文庫)

黎明の使者団海を行く。
客船<海の泡>号に乗り込んだシーカ一行はシーカの元婚約者に遭遇する!
船員とか客とかがばたばたする!
今回は使者団より船員乗組員のキャラが濃かったな、とかおもうなど。

「万が一なしくずしに解散にでもなったら、あのケチな<ミトラーダ>がのこりの分をすなおに払ってくれると思ってるんですか? 甘いです! メープルシロップよりも甘いです! お金が惜しくてこんなことを言ってるわけじゃありませんよ、ぼくはいち会計のプライドにかけて! このままうやむやにされるのはどうしてもガマンがならないのですっ!」

(P114)

「あのひとはばかで、秘密主義で、ひとを怒らせる天才です。そして他人の尻を触りまくる変態だ」
正確には、シーカが執着しているのはハルセイデスの尻であるが。
「それでもこいつらには慕われているんです。その意味を考えてみていただきたい」

(P192)

とある魔術の禁書目録(インデックス)〈17〉 (電撃文庫)

イギリススキーなのでとてもおいしかったです。
(国としてのイギリスが好きなのではなく魔術サイドでイギリス方面の登場人物がすきなのである。
イギリスへ向かう当麻とインデックス(あとスフィンクス)。超早い飛行機は回避してエジンバラ行きの飛行機に乗ったはいいもののハイジャックに遭遇(前半)イギリス内乱に巻き込まれる(後半)以下続く!

退場したかと思ったキャラがすごく出ていた。
ちらっとだけで姫神小萌先生スティル
ストーリーに絡んで来るレベルでオリアナアニェーゼローラ戦う神裂10万3千冊のインデックス
しかし神裂はすごくヤムチャポジションでした……

「距離は二〇〇〇メートル前後。速度は時速五〇キロ。方角を鑑みるに、どうやら山を迂回するため、ドーバーを経由してカンタベリーを目指しているようです」

(P341)

ありえんところでめっちゃ笑った。
「Britania暦627年『Canterburyの戦い』 Persifal騎士団長率いる第四騎士団,Doverより上陸した帝国軍第一陣を迎え討ち Canterbury平原にて開戦」がすごくよぎったのだ。

続き早く出るといいな。

メグとセロン〈4〉エアコ村連続殺人事件 (電撃文庫)

夏休み、新聞部合宿のためジェニーの家のリムジンで富裕層向け保養地エアコ村へ行くことになった6人。
セロンがよくがんばったよ! メグの家に連絡網を回せなくてラリーにお願いしていたあのセロンが2人きりで会話を成立させているよ!
あと今回はニックの出番がちゃんと確保されてたのでニックよかったなーとかおもった。P221から「ホアタァ(゚д゚)」という声がした。ラリーとナータが美味しかった。3年前のジェニーは大変可愛かった。
4巻は多分今までで(メグセロの中では)一番おもしろかったとおもう。

合宿はまだ続きそうな雰囲気だけどあとがきから見ると何か次出るのはメグセロではなくて、謎の新作な気がする……

「バイクだったんで、結構遠くまで行けたんだが……、あのやろう、やれクッキーだアイスだと、店を見つけるたびに後ろから腹を力一杯締め付けて止めさせやがる。そして食べる。いったいあいつの胃袋はどうなってるんだ? 見ているこっちの気分が悪くなった。俺はやっと分かった——。あいつは宇宙人だ」

(P113)

神様のメモ帳〈3〉 (電撃文庫)

多分これが最終巻。
探偵とその助手、才能の無駄遣いニート集団と、冬の事件から色んなものをなくしたけどそれでも戻ってきた女の子の話。ぎこちないながらも日常に戻りつつあったナルミのもとに園芸部廃部のお達しが生徒会からやってきた。
生徒会長曰く、規約を改正して部活は6人以上とする・現在6人以下の部活はすべて廃部とする
生徒会監査委員3年の香坂ゆかりは生徒会長羽矢野薫子を止めてほしいとNEET探偵事務所を訪れる。
園芸部設立時の経緯と生徒の死亡事件。それに関わっているかもしれないとされたのがニート仲間のテツ。アリスとナルミは事件の捜査をはじめた。

アリスがデレたー!
一番の印象ポイントはここだった。アリス可愛いよアリス。
電柱をはさんだ敬語トライアングルはTRICKの刑事コンビを思い出した。あんな感じのシーンがあったはずだ。平坂組の面々はアホっぽくてとても好きです。あととっくに僕の気力はゼロだよ吹いた。

「たしかに、馬鹿なことなんだろうけど。でもさ、僕そんな風に割り切れないんだ。先輩が自分のことなんにも喋らないって言ったとき、すごく哀しかったし、事件と関係のないとこではこれまで通り楽しく馬鹿笑いして接するなんて、そんな器用なこともできない」

(P156)

生徒会の四散  碧陽学園生徒会議事録4 (富士見ファンタジア文庫)

生徒会的にはいつも通りの展開だったり外側が盛大に動いてたり。
深夏と真冬が可愛かったです。笑えるところは減ってきたけどこのシーンのためだけに読んでたよっておもった。

「じゃあ、人体の感覚機能について、一般的に五感と呼ばれるものを全部言ってみてください」
「そんなの、簡単だよ!」
会長はやっぱり自信満々だ。

「透視、サイコメトリー、テレパシー、予知、霊能力だよ!」

(P179?P180)

オデットと魔王の宝珠 (コバルト文庫)

お人好しの父が騙されて領地を騙し取られ生活の糧を求めて王都へやってきたオデット一家。
なんとか残った別邸と見栄っ張りな母の意向で貴族としての対面は保っているけど内職で生計を立てている。
貧乏貴族オデットのもとに数年に一度開かれるという名門アイゼンテール家の舞踏会への招待状が届く。当家の若様を親切にしていただいた御礼に、とドレスとアクセサリも当日の迎えの馬車も何もかも揃ってのお出迎えだった。
よい華やかさです。ちょっとシンデレラを思い出しました。
しかしオデットが玉の輿に乗っていく話では(今のところは)なくうまい話には裏がある系の物語です。
なんたって帯文からして「あたしの寿命を返して!!」
命の炎とかはちょっと落語っぽいなと。
キャラクター的にはレヴィローズっぽいなあと思いつつ、これは続刊が楽しみです。

デュラララ!!×5 (電撃文庫)

粟楠会の娘茜(絶賛家出中)のボディーガードを頼まれたセルティと、茜の誘拐を依頼されたやってくるロシアの戦闘狂。ヴァローナとスローン。よりにもよって静雄に喧嘩を売る茜(※10歳ぐらい)
あとダラーズに迫る悪意とブルースクエア。

帝人はいい人過ぎるな!(臨也はいい人だ!とかいってるあたり
ていうか遊馬崎ハーフだったんだな。遊馬崎ウォーカーはなんかの雑誌名かと思った。
一か所サイモンのルビがミーシャになってて、マッチョメンなミーシャ(Moira)を想像した。

270ページの静雄の挿絵がよかったです(*´∀`)いい仕事してる。
今巻もセルティは可愛い寄りの面白かった。リトルグレイ! リトルグレイ!

——ま、こういう時に、ウンザリした表情が出ないのは私の利点だね。
「そんなにウンザリすることはないですよ」
——エスパーッ!?

(P85)

神様のメモ帳〈2〉 (電撃文庫)

ボストンバックを持って現れたNEET探偵事務所の依頼人のメオ。
ボストンバックの中には出所が知れない2億円。依頼は「お父さんを探して」
4代目がよいですね。盃をかわすシーンが好きです。1巻読んだとき(はるか昔)はなんとも思わなかったけど今はP4効果があるので「なんていう完二……!」という補完ができます。あと鳴海は絶賛人たらしである。
才能の無駄遣いNEET探偵事務所 VS ヤクザの1冊でした。

とらドラ〈10!〉 (電撃文庫)

「嘘だと言ってよ」の後は「ジョー」と続ける程度のラブシャッフル脳です。
竜児が母はこの家に帰らないといけない言ってるところと、やっちゃんかつての自宅に帰るのシーンがたまらんかったです。ああいうシーンはとても弱いのです。あと独身が久しぶりにフルネームで出た。ゆりちゃんは凄い。
竜児が描いていた幸せ未来予想図がいつかちゃんと実現していればいい。

「取り消しなんかできないから。私は返品できないから。離さないから。手遅れだから」

(P57)

「……竜ちゃんが生まれてきてくれなかったらやっちゃんはなんにもないよ! 竜ちゃんはやっちゃんの幸せの、人生の全部だよ! だから……怖かったんだよ————!」

(P175)

エノーラ・ホームズの事件簿 ワトスン博士と奇妙な花束 (ルルル文庫)

面白かった……
入院許可書曰く小売店の店主・キッパーソルト氏 自称ワトスンが精神病院に放り込まれているところから始まる。兄シャーロックに見つかりそうになり、アイビー・メシュルという名前はもう使えないと思っていたころ、新聞記事でワトスン失踪のニュースを知る。エノーラは化粧で新しい外見と新しい名前を手にワトスン捜索を始める。

私このシリーズはエノーラが変装してあっちこっちに潜入してるところとママンとの暗号会話@新聞が好きなんだな。この巻はホームズ家の兄ズにきゅんとした。
最近ニアミスったり罠を仕掛けたりしてるけど今回はシャーロックとエノーラの距離が近すぎた。やべー(゚∀゚)と思った。

封印の女王  忠誠は恋の魔法 (角川ビーンズ文庫)

ザビとかから想定してた内容とまるで違ったのでとても驚いた……

買おうかどうか悩んでいる人の注意点
・新人賞受賞作を下敷きにしたシリーズ第1作といっても過言ではないほど終わってません。
・表紙のサイド2人の男子の出番は最初と最後のほうだけです
・サブタイトルはあんまり内容を表してないよ!
・人物紹介では「わがまま」となってるけどそんなにわがままとは感じない。
どっちかというと「人を疑うことを知らない」だよなーと思う。

アダリア国では王の血が魔の世界へ通じる門の番人となって封印している。封印といってもゲートのすぐそこに存在していることが重要で、基本的に国王はノーラムド城から遠く離れることは許されない。
先王の母は失踪。リーゼロッテはそのあとを継いで13歳で王となり3年が過ぎていた。
ある日反乱がおきていることを知り宰相の叔父の手引きでリーゼロッテは別の城へ避難するが、封印のため急ぎの馬車で5日かかる道を歩いて戻ることに決めた。名前をリザとして身分は隠して「王都の親族を頼って徒歩旅中の貴族」として道中出会った同じく王都へ向かう村人の馬車一行に混ぜてもらうことになった。その行程の中でリーゼロッテは自分が女王として何をやっていたのか思い知ることになる。

ヘルムートが好きだ。キーファスも多分私好きな部類に入ると思うんだけど、登場は派手だったけど村人と合流以後は地味な人だった……旅中はすごくのんびりしていたのに王都到着以後はとてもばたばたした。
次巻も買うかといわれれば「び、微妙……」という感じだ。

神曲奏界ポリフォニカ リベレーション・ブラック 神曲奏界ポリフォニカシリーズ (GA文庫)

どこかに置き忘れてきたかのように淡々としているマティアの感情が爆発するの巻。

ようやく過去編に入りそうな雰囲気です。今回はマティアの過去がちらりと出たところ。次はマナガ?
(ちなみに私はキネ版のほうはどの色の分も追いかけてません
6巻のラストにあった一晩にしてマティアの髪が元通りについてもちらっと触れられるも、ほのめかす程度でした。あれからもう1年半経ってるらしい。

「あなたが救い出してくれたおかげで、私は今、ここにいます」

(P341)

狼と香辛料〈10〉 (電撃文庫)

ハスキンズが好きだ(*´∀`)老羊。今回は狼と香辛料と羊ですね。
今回食べ物おいしそうだったな。羊の肉はまだ食べたことがないのです。

ロレンスホロ好きすぎるなーとか思う描写があったり、いつもとは違う方向の(ロレンスを丸め込むためではない)弱さをぶちまけてたりしたので、凄く距離が縮まったなあと。ホロがロレンスをフルネームで読んでたのが印象的。

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