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《世界》。—真・運命のタロット 9 (上) (講談社X文庫—Teen’s heart)《世界》。—真・運命のタロット 9 (下) (講談社X文庫—Teen’s heart)

真・運命のタロット第2部完結編。
最後の最後で目玉ぶっ飛んだ。( д )  ゚  ゚

下巻の約束の章にとてもきゅんとした。ていうか大河は《女帝》=ライコと知っていたら……とかとても思った。

上巻の最初ら辺、《悪魔》ちゃんがあまりに喋り方が違うので、3回ぐらい確認した。びびった……
上巻読んでるうちは絶対これ終わらないだろうとおもった。
あと《女教皇》とライコとか《女教皇》と《悪魔》の組み合わせはとても面白い。運タロの合一のところを思い出すようだ。

第3部マダー? 

彼女の言葉を、《運命の輪》は軽く手をあげて制した。
「いつの私でも、私」
柔らかな調子だが、きっぱりとした声音でいう。「私はいつであってもかわらないわ。中立の見届け役という立場を選んだときから、未来に至るまで、私は私の役割を果たし続けているのよ」

(P159?P160)

“吊るされた男”、そして…—真・運命のタロット〈8上〉 (講談社X文庫—ティーンズハート)“吊るされた男”、そして…—真・運命のタロット〈8下〉 (講談社X文庫—ティーンズハート)

上巻のあらすじ長っっていったら「吊るされた男のあらすじが長いのは、そこに五年分ぐらいのおもみがあるからです。」と言われとても納得した。ちなみにあらすじは20冊分35ページある。

ぎょぎょーとなったのは下巻の190ページです。すごい。
ていうか下巻は目次に唯が出てきたのでとてもびびった。あとそういえば真タロになってから一度も出てこないと思っていた、《運命の輪》とか《女帝》が《世界》の一部になっててしょんぼりする。
《魔法使い》とライコの組み合わせはほっとする。ああこの感じ久しぶりだ……と思った。
下巻200ページで「いなくなればいいんだよ!」とかいうから永遠の少年が走っていった。「ねえ君生きてるのって楽しいかい?」「逃げるのかい? 何処まで逃げたって無駄さ 僕は君の中にいる」とか。腐っていくのよ……
あと《悪魔》ちゃんは攻めですね。子宮。ていうかベール一枚……(爛れている!

『隠者』は影に—真・運命のタロット〈7〉 (講談社X文庫—ティーンズハート)

なにが なにやら !
ライコ奪還を狙って手を組んだ《悪魔》班と《戦車》班。
途中で《悪魔》と《戦車》・カインと大河に別れたり数式が出てきたりで、頭がパーンとなった。
戦車の人はもっとあらすじを長く語ってください!

『星』はなんでも知っている—真・運命のタロット〈6〉 (講談社X文庫—ティーンズハート)

爛れてる!
今のところ第1部終了後で一番近い時間軸なのはこれの最初ではないか……しかし爛れてる。
この巻はライコも魔法使いもほぼ出番なしでホルスタインVSぬりかべ時々戦車みたいな。
ていうか久しぶりに本文でミナモトヨリコをみた。

後ショックだったのが右手……右手……。しょぼーーーーん

『悪魔』でも恋に生きる—真・運命のタロット〈5〉 (講談社X文庫—ティーンズハート)

《死神》とのフェーデ終了。
勝ったはずなのにすごく容赦ない展開だった。ん? えええええ?って感じの。
ゴーリキー一家……。今後救いとか光とか見えたりするのかな……とおもった。
《女帝》と《皇帝》の登場がわたしにとっては救いだった……そして黒《恋人たち》へ。

それはさておき《審判》の持ち曲、緋色の囁きに反応した。どことなく綾辻行人っぽい。

「前に向かって進むしかないんよ」
文華がいう。「起こってしもうたことに、"改変"以外の方法で向き合うしか、うちらにはできへんのよ」

(P18)

「《女教皇》がもし、三十億の人間たちを、その小さな背中に背負っていたとしても《魔法使い》は《女教皇》を抱きしめるのにためらいはしない。《女教皇》が、その小さな背中に罪の刻印を背負っていたとしても、《魔法使い》は《女教皇》を抱きしめるのにためらいはしない」

(P163)

「生きていく代償を支払えばいいのよ!」

(P262)

フラクタル・チャイルド—ここは天秤の国 (コバルト文庫)

でるたさんちのLNFレポを読んで再読。
サキはいいヘタレです。しかもたれ目で家事万能の「いいひと」どまりのオカン型です。よいもえです。
新大陸に移住・半分壊れた都市に住む人々・殺人事件・未知の麻薬・カーチェイス・電脳戦・寄せ集めの家族。よいもえです。強調したいことなので2回言いました。

「簡単だよ。意地も見栄もプライドも、何もかもドブに捨ててでも生き残りたかったからだ。守らなければならないものが、人にはあったんだ」

(P220)

彩雲国物語  黄粱の夢 (角川ビーンズ文庫)

短編集。相変わらずがっつり加筆修正かかってます。
分厚いです。この巻はほとんど秀麗は出てきません。主には静蘭と燕青の過去話です。
あと清苑が国を追われるまでの話と、八仙まわりとか・薔薇姫と邵可の出会いとか。

静蘭と燕青の組み合わせは嫌いではないけど、今更殺刃賊時代の話っていうのもねえというのが多分乗り切れなかった理由。たぶん茶州編やってるときぐらいならおいしくいただけた。

『審判』はレクイエムを歌う—真・運命のタロット〈4〉 (講談社X文庫—ティーンズハート)

カザフ編続く。《まほうつかい》いっかいやすみ。
今回は《女教皇》と《恋人たち》あと文華。久しぶりの《節制》の登場。《節制》が語るあらすじはルー語でとても読みにくい。ミニマムな《女教皇》と《正義》は可愛い。
ティターンズ同士でも戦ってみたりとか、ティターンズが正しくてプロメテウスが悪だなんて誰が決めたの?とか。次でカザフ編は一段落つくらしいけど悪魔分厚いよ。

「知ってしまったことの重さに耐えることのできぬ者は、知るべき資格を持たない」
「あたしには耐えられないっていうの」ムッとして思わず語気を荒げてしまう。「そんなことあんたに決めてもらいたくないけど」
「運命の重さに耐えられぬ輩が、プロメテウスになるのだ」
「あたしがプロメテウスになるっていうわけ?」

(P53?P54)

ペテン師一山400円 (ウィングス文庫)

ウィングス文庫が10周年記念ということでカバーのフォーマットが変わった……あの高級感あふれる感じ好きだったんだけどなー。今は何かHJ文庫とか色違いのファミ通文庫だ。

表紙は男ばっかりですがBLではありませんよの詐欺師でコメディ。
母方の曾祖母フサが危篤と雲出家顧問弁護士から手紙が舞い込んだ。
亡祖母は雲出家を嫌っており、母ハル子はわざわざ三重まで行くのは面倒だなーと渋っていたところ、一人旅をしてみたい純太が代理をかってでた。フサの財産は30億ともいわれる。遺産相続ともなればと集められた親族は気もそぞろ。初めて会う純太には陰口を叩くが遺産相続にはフサが仕組んだゲームに乗る必要があった。

弱者からさらに奪い取る方向ではなくて詐欺してる人から奪い取る系だった。
メインは男ですが雲出家は見事に女傑一族です。ツンデレおじさんは良いキャラです。
とても面白かった。次巻にも期待。

フラクタル・チャイルド 女神の歯車 (コバルト文庫)

……コバルト時代の質問をされて、自分が答えられなくなったらどうしようと焦っています。自分で自分の本を読み返すか!? がんばれ復習しろ鳥頭!

というのを見たりしたので、LNF参加者を羨みながらフラクタルチャイルドを再読する。
最近叫んでないんだけどフラクタルチャイルドは未だにどこかで再刊しないかなと思うぐらいすごく好きなんです! 未完だから人にはほとんど薦めないけど!
貧乏ながら強く明るく生きる代行屋の若者・カーチェイス・都市の先住民が精霊・大災害の爪あと・ツインシグナル風にいうところの電脳空間へダイブとかその辺にときめく人はおすすめですよ。すごくいいところで切れてますが!

しかし女神の歯車がでて、ストレイシープが完結してぱたっと刊行が途絶えてしまいこのまま「作家・竹岡葉月」は消えてしまうのではないかと思っていた時期が長かったからしゃっぷるの人気がすごい今は夢のようです。

LNFといえば4月馬鹿のネタにもちょっと使ったらのさい!に一枚噛んでます。
本文は読んでませんが解説を書いてます。

窓の外は鼻水の出そうな寒さで、おまけに歩くのにもしんどすなみぞれ混じり。
けれど車の中はたしかにあたたかく、隣には八年ともに暮らした彼らがいるから。
見通しはあまり明るくないが、せいぜい先の見えない薄暗がりを、手探りしながら歩いていこうと思った。
ゆっくりとあせることなく、いつかつないだ両手が、自然にはなれるその日まで。

(P196)
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