カテゴリー「 本な雑記 」の記事

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時々Twitterで話題になっているあれだよ。

先に書いておく私の背景情報である。

・地方在住(近隣に大きな本屋はない。時間の止まっている本屋と倉庫みたいな本屋ならある
・「ポップが並ぶ新刊平台」という存在に縁がない
・これまでの人生9割以上本を読んで生きているので、自分がどういう本が好きかというのは分かっている
・自分のアンテナにひっかからない本を拾うために書評やSNSがある感じ。

わたしが思うところの最適解は「気軽に大型書店に寄れる人はリアル書店に行くのが一番」である。ちゃんと手入れされている棚の実物に触れるのが一番パワーがある。
わたしも大学生の頃は日々平台の構成が変わる本屋に複数ほぼ毎日寄れていたので、あの時代が本当に貴重だった。

新刊情報はここで探している

Matsu23(twitter)
ラノベの杜を運営されているMatsu23さんのTwitterアカウントをfollowしておけばわたしが読むジャンルは割と事足りている。

10年ぐらい前は文庫とコミックスは毎月全部チェックしていた。
10代の頃は書店にぶら下がっていた自分の身長より高いところに貼られた黄色だったり緑色だったりする大きな紙をわくわくしながらめくっていて、大人になってからは上記まつにーさんのアカウントでツイートされる「新刊情報が更新された」サイトでチェックしていたが、なんとなくやらなくなった。そしたら小説はともかく紙で紙で買ってるマンガは買い忘れるようになった。破天荒遊戯とあまつきが完結したので今はもう紙で買ってるマンガはない。
マンガはもうほぼkindleに移行したので、新刊が出るころには「近日配信開始タイトル」のところに出てくるのでそれで拾える。「惰性で買いたくない」「デジタル積読目に見えない分マジでやばい」という理由でシリーズ自動購読は設定していない。

東京創元社メールマガジン
東京創元社をがつがつ推しているわけではないけど、このメールマガジンは登録解除をすることなくずっと読んでいる。最初に登録したのはたぶん桜庭一樹読書日記が連載されていた頃。
東京創元社はnoteもアカウントを持っていて、そっちもフォローしている。
文庫全6巻(ポプラ文庫ピュアフル刊)で刊行していた作品に書き下ろしや未収録の短編を加えた全3巻の愛蔵版! 深沢仁『英国幻視の少年たち』6月より刊行開始|Web東京創元社マガジン
最近ではこの本がわたしが好きそうである。

いい感じの本はこういうところで探す

図書館の「最近返却された本です」トラック

どっかの知らん人が「これ面白そうやん」って借りた本しかないのでローカルな流行が見られる。

SNS

いろんなSNSに登録はしているけど、一番見ているのは現XことTwitterで、いわゆる「読書アカ」と名乗られているアカウントは一切見ていません(見ていない理由は「存在は知っているけど視界に入ってこないのであえて探してない」です)


高松にある「なんかちょっといい感じの」本屋さん。お隣の県だけど行ったことはない。1
Twitterに本を載せる人は右斜め45度の角度で写真を撮る人が多いけどルヌガンガさんは正面縦なところが地味に気に入っている。あとなんかいい感じに「わたしが好きそうな本」があがってくることが多い。

続ける思考の井上新八さん。毎日1冊読んでいて、短い感想とともに写真があがる。ジャンルばらばらでいろんな本が上がってくるから「こんな本あるんやなー」という気持ちで見ている。

とりあえず2つほど紹介したけど、面白そうな本を見かけたらとりあえずメモしておく。なんのために残しておいたのか分からないときもあるが、まあとりあえずおいている。

書評

地元ローカル新聞を購読していて、日曜日は書評コーナーがある。好みの本が登場することはあまりないが、幅が欲しくて読んでるところはある。

書評家としては藤田香織さんが長らく好きな人で、連載を追っていくと本の話をしているので幻冬舎Plusのメールマガジンを購読している。
50半ば過ぎて気づいた、オタ活に必要な“友だち”問題|だらしなオタヲタ見聞録|藤田香織 - 幻冬舎plus

「好きな書評家」には2種類あって「本の趣味はあまり合わないが話が面白い人」と「なんかいい感じにわたしが好きそうな本を紹介している率が高い人」がいる。
わたしの場合、前者は三宅香帆さんで、後者が藤田香織さんです。

三宅香帆さんはyoutubeチャンネルの更新や出演が積極的で割と見てます。

このシリーズが好き。実際これを参考に本を買ったり読んだりしてないけど、オタクの早口でワーキャー言ってるのが好きなんだけど、最近更新されてない。なので更新されてないか定期的に確認してしまう。

ちなみにわたしさっきから「本の趣味が合わない」とか「好みの本が紹介されることは少ない」とか書いてますが、それはあくまで「今のわたし」基準の話で、「未来のわたし」とはめっちゃ気が合うかもしれないので、「そういう本があることを知っておこう」っていう感じです。

youtubeでは出版区の「1万円渡すので本を買うところに同行させてください」シリーズが好きで、これは「都会の本屋に行った気分になる」ので、ジュンク堂かブックファーストかつ人によって見るって感じ。
池袋に限らずジュンク堂は本当にいいですよね……。この前甲子園に行った帰りに一瞬ミント神戸の上にあるジュンク堂に行ったんですが、ジュンク堂は「都会の本屋でしか吸えない栄養素がある」って感じで、地元書店には存在していない「本屋のにおい」がしてテンションあがって予定外の本もたくさん買った。

ちなみにyoutubeも読書vlogとかたくさんあるけど、こっちもあんまり見ない。無音の動画は見る気がしないし、声質が好みではないとみる気がしないしわたしは動画を見るセンスがない。

読書日記・解説集

最近は読書感想系ブログを更新する人はめっきり少なくなってしまった。
かつて桜庭一樹読書日記を大変好んでいたわたしは連載を読んで書籍を買って文庫版も買った。

図書館でこの手の本を探そうとすると902.3のあたりをうろうろするといい感じの本がたくさん見つかる(少なくともわたしの行きつけの図書館ではそうである)児玉清さんの解説集なんかもある。

この手では斜線堂有紀さんのtreeでの連載も好きだ。連載が止まってずいぶんになるが、実はサイレント更新終了なんだろうか。
斜線堂有紀のオールナイト読書日記|記事詳細|tree

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あの作家はどんな本を読んできて育ってきたのかという本もある。そういうのを読んで面白そうな本をピックアップする。

という感じで見つけた読みたい本を集めてまとめておく

最近は阿久津隆さんところが作っているReads - 読書のSNS&記録アプリというアプリを使っている。昔は1日3冊読んでから寝るような日もあったが、最近は数日かけて1冊をなんとか読み切る日も増えてきた。なので「毎日本を読んでいても月単位で見ると5冊しか読んでない」みたいな月もある。このアプリは〇日にこの本を読んだという登録もできる。タグでいろいろ設定できるので他の読書管理サービスに比べるとちょっと自由度が高い。

読書メーターを長らく使っているが、検索ちょっとアホな時ないですか。タイトルで検索してるのに全然別の本をたくさん引っ張ってくる。ちょっと読みたい本を登録したいときだけの時はReadsのほうが優れている。
新着のところをばーーっとスクロールしたらいろんな本の表紙を見ることができる。読了本リストは読書メーターのほうがいいけどそれ以外は割とこれで事足りている気がする。
ちなみにReadsにおけるわたしのアカウントはmaronuではなくmaronlaurantです。

  1. 四国内は大阪と京都ぐらいの気軽さで行き来することはできない。 []

「売れる本屋」のコツ教えます 経産省が専門チーム設置へ | 毎日新聞

とりあえずカフェ併設の書店はいらんと思う。まあこのカフェが「会計がお済ではない商品の持ち込みはご遠慮ください」と書かれているやつはありあり。会計未了の本を持ち込んで飲食OKとかなしやん。コーヒーこぼして汚しても何食わぬ顔で返す人絶対おるやん。
本が売れないから書店がつぶれるのに、どうして図書カードを配って本を買おうプロジェクトをしようとしないのか、というツイートがRTされてきてたんだけど、書店やそういう行政のプロジェクトチームでの勤務経験がないわたしでもそれはないだろうなというのは分かる。
まず図書カードを売って換金する輩は必ず出る。
かといって市町村内の書店でのみ使える金券を配布したとして、町村ではすでに書店が絶滅している地域は必ずある。離島や僻地、あと北海道の一部地域ではそもそも利用に難があるのではないか? ちなみにわたしが住んでいる地域半径3キロでは30年ほど前に専業本屋が絶滅しました。今ある本屋もけっして品ぞろえがいいわけではないので、宝探しには向いてない……。
だからわたしは都会の本屋へ行くと「さっきまで這う這うの体で歩いてたのに本屋に入ったとたん歩くスピードが2倍速」と友達にいわしめた女。

そもそもわたしは物心つく前から本を読んでいた1ので、本を読むのは当たり前のことでとっつきにくさもなければ何を読めばいいかわからないという感覚もわからない。「面白い本を見つけたいなら本屋に行って歩けばいい。魅力ある本がきっとある」っていうのは本読みの感覚なんでは? と思う。
たくさんありすぎて逆に何を買ったらいいかわからないかもしれないし、わたしに向いている本は? って思うのは当然だ。
わたしがあほみたいに本を読んでた10代20代の頃は「ここだけチェックしていればいい」という場所は狭かったし、面白い本もクソみたいな本も読む時間があって、おこずかいは多くなかったし、給料も安かったけど本も安かったからいっぱい買って読んだ。

わたしがドラッグストアやコスメ本であまりの種類の多さに呆然として、パーソナルカラー診断を受けて「これはわたしには合わないらしい」「これは当たるらしい」という購入に対する判断基準が欲しいと思うから、そういう人がいても当然なんではと思う。
そういう人のためにわたしはこのサイトをやっているところはある。あの鳩が褒めてるなら読んでもいいんじゃないかと思われたら本望じゃんねえ。
もう何年も本屋をゆっくり回ることはできてなかったけど、最近はコンスタントに行けててまだ本を読むには至ってないけど楽しい。やるぞー。

  1. なんか英語の辞書を読んでいたらしいです []

おひるごはん時に食堂でこのニュースを見て立ち上がらなかったわたしをほめてほしい。
まず思ったのは桐哉お前あんだけ人を寄せ付けないキャラのくせに実写になったら人たらし菅田将暉になるんだ。めっちゃ草。でも「オニーチャン」って言ってるところ超楽しみ。

グラハー、特に熱の城(コバルト文庫版)何十回読んだと思ってるんだ。
熱の城に「テンブランクのライブが終わってもう退場があらかた終わった後、客席ではまだしゃがみこんだままお客さん(女の子)が泣いてるシーン」があって、羨ましいなあ、わたしは生涯でそれだけ好きになるアーティストと出会えるんだろうかと思っていたらそのあとサンホラと出会ったので人生はよくわからないねえ。

朱音は大学生らしいので、げんじさんは朱音に向かって「あっ女子高生」とは呼ばないのが残念だけど、キャストコメントから見ると期待しかない。

-----なぜグラスハートだったのでしょうか?

日本の作品が世界に浸透する時というのは、日本からアジアスターが産まれた時だと思っています。韓国ドラマだったら、冬のソナタのペ・ヨンジュンさん、近年だと愛の不時着のヒョンビンさんなど、新たなカルチャーが世の中を席巻していくときには、コンテンツの力以上に人間の力が必要だと感じています。
そのために人々から愛される魅力的なキャラクターを探していました。
グラスハートとは20代前半の時に出会いました。それから今日までたくさんの漫画や小説を読んできましたが、ぼくにとってグラスハートの登場人物たち以上に魅力的なキャラクターに出会うことはありませんでした。
大好きな藤谷を演じたいという欲と、自分の目標実現のためにすべきことが一致しました。
(略)

宮崎優

西条朱音役の宮崎優です。
役が決まった時の衝撃を今でも鮮明に覚えています。 尊敬する先輩方と共にお芝居ができる事を、とても光栄に思います。 オーディションの時から考えると約1年間、朱音と共に過ごしてきた期間は、初めての連続で不安もありましたが、周りの方に助けられて乗り越えてきました。 本当に皆さんの元に届くんだと今からワクワクしています! 朱音のように真っ直ぐ最後まで全力で駆け抜けていきます!! よろしくお願いします!

町田啓太

ギタリスト、高岡尚役を務めます。
原作の持っている軽妙洒脱なストーリー、その中で沸き立つ熱いものを高岡を通して体現していけるよう励みたいと思います。僕はギター未経験ですが、素晴らしいスタッフの皆さんの力をお借りしてこのために本当にたくさん準備してきました。
音楽の力はやはり凄いなと日々実感し、ヒリヒリしながら撮影しています。
実は今回、主人公の藤谷が集めたバンドグループのように、とてつもない熱量で佐藤健くんに声をかけられ、みんな集まってきました。
そこに参加できて光栄ですし、再共演できる淳ちゃんや菅田くんたち、初めてご一緒する宮崎優さんたち、スタッフのみなさんと熱い日々を過ごしたいと思います。
不器用だけれど音楽で通い合う登場人物たちがスターダムに駆け上がれるように、そしてそれを楽しんでもらえるよう撮影に挑み続けます。
楽しみにしていてください。

志尊淳

数年前、健くんに誘われてご飯を食べに行った時、今度初プロデュース作品をやる。坂本という役を志尊にお願いしたい。とすごい熱量で言ってもらいました。健くんのこんな熱い姿を初めて見たと同時に、そんな大事な作品に誘ってもらえて、少しでも健くんの力になれればという想いでやらせて頂くことになりました。そしたら、共演にはまっちー、菅田くん、初めましての宮崎さん。毎日大変な撮影ですが、楽しくやっております。早く皆さんにお届けしたいです。
キーボード、ベース、コーラスとやるべきことが沢山ありますが、頑張ります。

菅田将暉

数年前、健くんに呼び出されました。 自分が創りたい世界、歩みたい表現の道、ものすごい熱量を奥底に、淡々と話してくれました。今思うとその時の姿は、本作のキャラクターそのままに無我夢中で何かを追い求める姿、そこに引き寄せられたのかもしれません。「グラスハート」お楽しみに。

監督・撮影/柿本ケンサク

グラスハートは、藤谷直季=佐藤健のこの社会に対しての挑戦と言っていいのかもしれない。
佐藤健というグラスハートに、こんなにも輝く俳優陣、そしてスタッフが集まった。
そして、朱音=宮崎優という才能を見つけ出した。
監督として声をかけていただいたとき、これは奇跡なのか?と感じました。
僕がこれまでに経験し培ってきたことすべてが、まるでこの作品のためにあったように思えたからです。
佐藤健のグラスハートを全力で届けます。
ご期待ください。

監督/後藤孝太郎

「自分の俳優人生を全てかけます」Netflixの会議室で佐藤健さんは言い切った。真っ直ぐな目は、今まで演じてきたどの役でもなく、佐藤健の本気の目だとわかった。私も覚悟を決めた。そこに、本気の柿本監督も加わり、果てしなく作品について話してきた。皆、全く妥協しない…。ただ新しい何か生み出す空気は充満している。そして最高のキャスト、スタッフが奇跡的に集まった。日本で、そして世界でヒットする作品を作る。本気で挑みます。ご期待下さい。

原作者/若木未生

佐藤健さんを信じています。
昔からです。
さまざまな作品を拝見するたび、なんと信じられる役者さんだろうと思います。ぬきんでたクレバーさと情熱。作品に尽くす無私の姿勢。原作への誠実な向き合いかた。
その佐藤さんがある日現れて、仰りました。
「十年前から好きなんです。グラスハートが。藤谷直季が。十年経っても好きだから、僕がプロデュースします」
夢かなと思いました。現実でした。二年後、最強の仲間たちとともに佐藤さんが再び現れました。十二年ゆるがなかった佐藤さんの意志を、私は信じています。

※宮崎優さんの「崎」は大ではなく立ですが、文字化けするので崎で代用しました。

ちなみに男の趣味とこれまでの読書履歴が似ている若木未生ガチ勢の友達は「(略)でも佐藤健は同担だからお前のことは許さない。ちょっと顔がよくて才能があるだけのくせに。ただのファンのくせに俺が藤谷直季だって言えんのか? でも○○はありがとう」って情緒と理性が崩壊していた。控えめにいうて面白かった。

まじでびっくりしたんだけど原作1巻が世に出て30周年、奇しくも本日2/28でグラスハートは完結15周年。
佐藤健(34)いつグラハー読んだの? ガンガンハードルあげて期待してその日を待っているので佐藤健先生藤谷直季をよろしくお願いします。

昨年夏ごろだっただろうか、集英社コバルト文庫やオレンジ文庫で活躍された長尾彩子さんが亡くなられたという、遺族を名乗るアカウントを見かけた人はいるだろうか。わたしのようなラノベ育ちでライト文芸を主食とする人間のあいだではよく話題になっていた。

亡くなられた原因は編集者によるパワハラで、遺族を名乗るそのアカウントは編集部や長尾彩子さんについてよくツイートをしていたと思う。
わたしも当初そのアカウントをRTした。が、その後割とすぐ友達から「あのアカウントはなんか怪しい」と言われRT解除した。その後は静観していた、といえば聞こえはいいが忘れていた。今日久しぶりに思い出した。というのも私生活が立て込んでいて、関わっている場合ではなかった。1

そして今日のことである。

作家陣から突然相次いで以上のようなツイートがあった。家族であることの証明がない2アカウントと違って、こちらのほうが圧倒的に信じるに足る情報。何せ発信元が同業者で古くからあるいわば公式アカウントだ。
どういう経緯であのようなアカウントが生まれたのか不明で、今後も明らかになることはないと思っている。
すべての可能性を否定せずにあげるなら長尾さんや編集部への嫌がらせ、愉快犯、長尾さん自身(ただし人格が違う)によるツイートなどいろいろ可能性はあると思うが、「死んでいない」「生きている」ならよいではないか。

生きているならそれに越したことはない。何があったとしても立て直しはできる。
と、この冬家族を失ったわたしは思います。
特に編集部に問い合わせをするつもりはない。死んだと言われた人が本当は生きているならそれ以上に良いことはない。

なのでもしかしているかもしれない「長尾彩子さんを殺した集英社コバルト文庫とオレンジ文庫はとんでもないところだ。この2レーベルの本は今後一切買わない」と思っている人がいましたら、それは濡れ衣なので、ドンと買ってください。

  1. わたしはあの後介助量の増大、睡眠時間の減少、入院。そしてその後家族を見送った []
  2. 戸籍や身分証を貼るわけにもいかないからそんな証明をするのは難しいだろうが []

ソースは東京創元社メールマガジンの1月新刊のお知らせなんですが。

いやわたしと同い年ぐらいで活字倶楽部を愛してやまなかった本好き絶対この表紙見覚えあるでしょ???

「日常の謎」というジャンルが生まれた頃で北村薫や米澤穂信と並び立つ存在として「ななつのこ」でデビューした加納朋子である。
今見たらななつのこKindle unlimitedで読めるのね。おすすめです。年末のお供としてぜひ。
駒子シリーズ20年ぶりの新刊って文字信じてなかったけど、スペースの発売日2004年って書いててえっ嘘!! ってさっき声が出た。こわ。ほんま20年前やった。

あと訃報。
後宮小説の作者、酒見賢一さんがお亡くなりになったそうです。59歳。最近ミュージシャンも漫画家も小説家も若くして亡くなられる方が多すぎる。

後宮小説は友達に布教されて読んだ本です。これはななつのこよりもうちょっと前に出会った本。

いや見事にAmazon、楽天ブックス、e-hon、紀伊国屋書店オンライン、hontoは根こそぎ注文不可になっています。シゲすごいやん。小説現代は時差でkindleは出るので、紙書籍が欲しい方は実店舗を数打ってもらって、どうしてもだめな人は時差でkindleがあるのと、小説現代だったらたぶんちょっと大きめの図書館なら購読しているところが多いと思うのでその辺で探してください。

わたしもなれのはてはたぶん買うとしたら電書だろうなと思うので、小説現代は紙で買うことにしました。
文芸誌紙で買うの久しぶりだな。

今辻村七子作品目当てで集英社のPR誌「青春と読書」を定期購読しているのだけど、裏表紙を見てびっくり。

加藤シゲアキのあまり似てない感じの似顔絵をまじまじと見てしまった。

各界で活躍する28人の才人と俳人による、俳句とエッセイの往復書簡。
才能と才能が響き合い、俳句の世界は無限に広がってゆく??。

作家・アーティスト・俳優・タレントなど、多彩な28人の才人と俳人の堀本裕樹が、俳句とエッセイを交換。一つの季語をテーマに往復書簡形式のやり取りを行うことで、ゲストと堀本裕樹の詩情が交じり合い、俳句の新たな魅力を引き出してゆく。
2015年刊行の俳句入門書『芸人と俳人』のファン必読、堀本裕樹と又吉直樹の語り下ろし対談「才人と合気道」も収録。
はじめて俳句に触れる人から愛好者まで楽しめる、言葉のきらめきとひらめきが満載の一冊。

【本書に登場する28人の才人】
阿部海太/いとうせいこう/片岡義男/加藤シゲアキ/加藤 諒/川上弘美/児玉雨子/小林エリカ/小林聡美/最果タヒ/清水裕貴/杉本博司/武井 壮/土井善晴/中江有里/中村 航/藤野可織/保坂和志/穂村 弘/本田/又吉直樹/町田 康/松浦寿輝/光浦靖子/南沢奈央/宮沢和史/桃山鈴子/山本容子(敬称略・五十音順)

メインの堀本さんが俳人なので、堀本さんが俳句担当で、ゲスト(才人)がエッセイ担当なのかなと思ったら、
堀本さん→ゲストに複数の季語提示
ゲスト→それを選ぶ
堀本さん→ゲストの句とエッセイ読んでまたエッセイを書く
という交換日記みたいなあれらしい。ゲストが多彩すぎて結構気になるなこの本。

元々小説現代で掲載された経歴からなのか、結構長めのスピンオフが2回ほど小説現代で掲載されている。

2022年 10月号

こちらは北原先生と結ちゃんのバックグラウンドに関する中編。

2023年3月

今日この話を見つけたんですよ。いまわたしの生活範囲はとても狭くなっているので、青春と読書をほぼ確実に置いてある紀伊国屋は月に1回も行かんのですよね。確実に手に入ることを優先して定期購読することにしました。
青春と読書
送料込みで年12冊910円。連載は約1年ぐらいのようなので(Twitterで10回とか見たような)更新はしないつもりだ。

PR誌、あんなにちゃんと「雑誌」なのに書店によってはタダで配られててびっくりする。わたしは一時期asta*をすごく探していて、紀伊国屋で見つけてレジにうきうきしながら持って行ってどうぞお持ち帰りくださいと言われて「値段表示あるのにいいんですか!?」と大変驚いた。
ちなみにこの定期購読では辻村七子新作の連載第1回が掲載されている号は対象外なのでなんとかして手に入れないといけない。とりあえず春分の日に映画に行く予定なので紀伊国屋か未来屋書店をのぞいてみる。
「見本として過去1年分から1冊青春と読書を差し上げます」という企画があるようなので、最悪それで手に入れよう……。

スピンは第1号を時々探してるんだけど、なんであんなに高騰していたログだけ残ってるんだ?
世の斉藤壮馬ファンが荒ぶった結果なんだろうか。定価330円の本が5000円とかで売れた気配が残ってるのはやばい。
ぷちアソビの時にブラッと入ったアニメイトで「斉藤壮馬のエッセイ入ってるよ!」と書かれていてあっこれ一穂ミチの新作載ってるやつだと思って買った。ちなみに斉藤壮馬はエッセイどころか小説も表紙のコピーも書いていた。
スピンは最初から16号限定と明記されている季刊の文芸誌で、おそらく電子書籍は出ないタイプの雑誌だ。アマゾンでも販売があるとはいえ、年4回ポチるのを覚えていると思えるほど自分のことを信用していないので、定期購読にした。これは毎号購入で「もういらんよ」というまでは自動で届く。

ツクリゴト創作講座有料ツイキャス第2回早くも登場。
これは前回→第1回 ツクリゴト創作講座 あらすじを書く(講師:紅玉いづき)#ツクリゴト講座 | colorful

第2回 ツクリゴト創作講座「プロットを書く!」
講師:栗原ちひろ
チケット:1500円
日時:12/20(火)22時より
アーカイブ:配信開始より2週間(〜1/3)

なんかクリスマスプレゼントって見えたので2425だったらどうしようと思ったけど平日だったのでよかった1
自分最近書いてない人間だけど二次創作はやる人間なので興味ある。出勤中に診断メーカー回してTwitterで即興で書く人間だったけど、ぱたっと書けなくなったので。元々電波受信型でバンクで書いていたので、うまく受信できなくなって筋道が見えなくなったし前職在職中は疲れてしまったので二次創作の余裕などなかったんだよなあ。
あと栗原さんのツイキャスは何度か聞いていていつ聞いても面白い。アーカイブ長くて三が日の間ずっと聞けるので年末年始休暇のお供にする。

  1. 24は仕事で25はおせちの買い物→配信舞台→配信ライブの怒涛のイベ回しです []

先に結論だけ書いておきますけど、本書は著しく文字が小さいページが結構あります。
電子書籍はタブレット使用想定かつサンプルがありません。
近視だったり乱視だったり弱視だったり老眼だったりする方は一度リアル書店で現物を確認の上お買い求めになったほうがいいかなということを、「あっ冒頭文字でっかと思ったらこのページめっちゃちっさ!!!!」って叫んだわたしがおすすめします。

ラジオで結構苦労話は聞いてたんですよ。予約をしていて今日それが届いて中をぺらぺらとめくりました。
「熱意はわかる。やりたいことは全部この本に詰め込んだんだなということを感じる。でも詰め込んだ結果、可読性を無視していませんか?」

わたしはこの本通読できる自信がないなと思うと同時に加齢を感じましたね1
なんでこのサイズ(一般的な文芸単行本サイズ)で2段、4段、6段と、雑誌かムックでしかお目にかからないような多段組にしたりフォントを変えたりフォントサイズを変えたりしてるんだろう。
特に戯曲「染、色」の文字サイズが著しく小さいうえに文字色が薄い色。なんで普通の黒じゃ駄目だったの?
いくら「責任編集:加藤シゲアキ」って言ってもそこはさすがに出版社誰かこれ止めろよって思いました。
いやでも内容で決めようよっていう私がいるんですけど、読めない本で良し悪しを決めろというのは酷では??? って煽りに来る私もいるんだわ。戯曲はまじで「これを読んで、話の筋を理解するのしんどいな」と思うぐらいなので、読み飛ばすのもありだなと今から思っています。インタビューとかめっちゃ読みたかったのに6段しんど。書店員座談会はまだ余白があるのでセーフです。

いやそれなら電子書籍買えばいいじゃないって思うじゃないですか。
本書の電子書籍はタブレット等大きいサイズで読むことを想定しています。検索などはできませんって書いてあるあのタイプなので、フォントサイズは固定でjpegをめくっていく感じのあれです(kindle版を想定の上でこれを書いています。)
せめて版面サンプル用意されていればいいのにkindleもbookwalkerもサンプルなしです。
作家10周年の「集大成」みたいな本の電子版で検索できないって何の意味があるのって思うんだよなあ。電子書籍のいいところは「検索ができるところ」なのに。2

目が悪くて本が読めないっていう感想を書くの、あと10年は先だと思ってた。つらい。

  1. なんでそんなつらいことを突き付けるんだろう。 []
  2. 紙だったら「確かインタビューのこのぐらいのページに書いてた」ができるし付箋も貼れる。 []
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