2回目の今日も主に現代です。今回は恋愛成分もほぼなしです。主にコメディです。
恋愛成分的に「なし?成分薄め・脇役程度」のものをそろえました。

パートタイムナニー/嬉野君 ウィングス文庫

パートタイム・ナニー (ウィングス文庫)

時給5000円のバイトに釣られて外国人家庭の乳母のアルバイトに募集した剛。
どんな子どもが来るのかと思えばやってきたのは剛より一つ年上の18歳男だった。悪魔の尻尾つきとも称される超絶トラブルメーカーまたは非常に手のかかる馬鹿。バーソロミュー・ウェリントン、通称バブーというリスターニャ国ウェリントン伯爵家跡継ぎだった。
いざとなったら剛はずば抜けた頭脳とはかりしれない行動能力と予想のつかない行動パターンを持つアホを相手に鎮圧戦を行う必要がある。剛は耕太(弟・小学生)の何十倍も手がかかる年上の弟を家に招きいれたようなものだった。全3巻で個人的にオススメは2巻です。バブーの血縁者がかなり出てきます。楽しいです。
主な登場人物はほぼ男です。主にギャグです。
これが面白かった人は同作者によるペテン師一山400円とかどうでしょうか。こっちも基本男ばっかりですが、BLではなく恋愛要素もありません。現代日本で渡る世間は詐欺師ばかりの物語です。

ヤンキー巫女逢桜伝/夕鷺かのう ビーズログ文庫

ヤンキー巫女逢桜伝 (B’s‐LOG文庫)

不幸の星のもとにうまれた元ヤンキー今巫女の梓と、半神半人で父(100パー神様)のとばっちりを喰らって今神様代行をしている良信が村の伝承を探ったりする話です。
民俗学寄りです。やおろずが好きな方とかどうでしょうか。
主な登場人物は半分神様と巫女と100パー神様と先代巫女(梓の婆ちゃん)ですが、ファンタジーばりばりの異能力はなくせいぜい水を氷にしたり水蒸気にしたりです。化学と釘バットは正義!という話です。
梓がたいそう男前です。「俺の背中はお前に預けるぜ!!」みたいなノリです。

詳しくは以前に書いた感想参照のことー。ネタバレはありません
ヤンキー巫女逢桜伝/夕鷺 かのう

逆走プラネット/神尾アルミ 一迅社文庫アイリス

迷走×プラネット (一迅社文庫アイリス (か-02-01))

宇宙船が壊れて帰り損ねた宇宙人2人 (外見はどう見ても地球人。日本語喋れる)が救援を待つ間、地球・日本・田舎で異文化コミュニケーションを楽しみ友情を育む話です。

これも以前詳細にオススメ記事を書いたのでそちらを参照ということで。
2008少女小説系新人作品

振り返れば先生がいる/響野夏菜 コバルト文庫

振り返れば先生(ヤツ)がいる (コバルト文庫)

人によっては恋愛部門カウントのようですが私の中では親子部門カウントです。
2冊出てますが1冊でも完結しています。連作短編のような感じになっています。女子1人称の小説です。

ある日高校2年生になる直前だった羊野真奈子にドドドドと不幸が押し寄せた。
母は事故死・彼氏は世界放浪中・父は母と離婚後連絡が取れない状況だったが真奈子は「チチオヤ」と名乗る人物に母は再婚していたことを聞かされる。その人物はほぼ金髪・サングラス・ピアスで若くてどう見てもホストにしか見えない外見と名前を鈴木史人という……さっきまで見ていた真奈子の担任である。

俺様なパパVS対抗する娘の、割とコメディ寄りときどきしんみりする感じの話です。