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主人公は相変わらずの菜乃ですがななせ若干の救済だったり再度の落下予定だったりあと色んな人の後日談。天使とか水妖とかのあのひとまで再登場するとは思いませんでした。
冒頭で菜乃が着てたワンピース遠子先輩が着てたやつに似てたよな……
しかし千愛がちょっと美羽様みたいになっていた。びくっとした。そして芥川×心葉。やべえ。
菜乃とかななせとかラストのあれとか、なんでやねん(゚д゚)と思いつつも作家(下)で未来は示されているわけで、そういう意味では水妖の時のような心臓に悪い感はない。しかし遠子先輩不在の心葉はなんであんなにモテキングなんだ。
次は挿話集か。WEB連載の分は見たり見なかったりなので1冊にまとまるのが嬉しい。
文学少女番外編。FBOnline掲載のものと書き下ろしの短編集。
表紙からななせ救済の巻なのかと思えば反町くんと森ちゃんという最強バカップルがいた!
バカップルにも程があるな!
反町くんが詩人に共感したり反面教師にしたり師匠にしてたりする読書シーンが大変ウザ可愛いです。
森ちゃんの家は名付け的に森鴎外がモデルなのかと思った。森鴎外の子ども達は漢字よりカタカナのほうがよく似合うような、時代を考えるととても珍しい名前をしていたはず。弟は多分ルパンだと思う。瑠帆?
詩は子どもの時に読んだのはらうたとか以降読んでないんですが、ギタンジャリはとても気になる。
中原中也はこの前の別冊文芸春秋だかなんかでやってた番子さんの漫画のイメージが強い。中也=黒目がち。あと読んでないけど知ってる詩といえば山村暮鳥か。いちめんのなのはな。
菜の花綺麗ねーな詩なんだとは思うけど、わたしがこの詩を見るときはいつもホラーがかったシーンばかりだ。
「ななせの恋日記番外編」が「美羽の調教教育の賜物」なんて説明では足りないぐらい心葉がへタレ返上しています。びっくりだ! 嘘みたいだろう? このルートは未来がないんだぜ……
誰だって汚れたくない。
健全でいたいし、綺麗でいたい。太陽に向かって正々堂々胸を張っていたい。
それでも、なにもかもが正しくまっすぐいくわけではなくて、いけないってわかっていても??そんな風になりたくないと抵抗しても、どうしようもないこともある。(P268)
このラノ2009とかかつくらのインタビューで言われていた「心葉1人になった文芸部に後輩(女子)がやってくる」外伝。心葉ちょっとたくましくなった。少なくとも脱ヒロインはしてるとおもうんだ……
今回のテーマは曽根崎心中。
文学少女外伝は恋する後輩ちゃんこと菜乃の一人称なのでとても少女小説っぽい。
菜乃に対する心葉はとてもツンだった。
4章の後半からは脳内劇場で実写的に上映スタートだった。ここらへんとても好きー。
その次が麻紀ふたたびあたり。
菜乃と死にたがりの道化のラストの遠子先輩がだぶるねー。だぶるねー。
「なんです、その残念そうな顔は。ツンデレにもほどがありますよ」
「きみに見せるデレは、最初からない」(P105)
——この貝殻の分だけ、生きてください。
——幸せになってください。(P289)
私分かるの文学少女とバカテスだけなんですが、相当死ねました。サブタイトルは「本当はエロい文学少女」ですね分かります。吉井君は受けとかココハちゃんセーラー服とかで、某うららさんを超思い出した。竹岡さんが描いた明久は「これは明久である」という認識がしばらく遅れた。「こんな奴いたか?姫路さんおるしバカテスには違いない……」とかかなり考えた。
あと天栗浜のガーゴイルはかっ飛ばしました。両方未読なのにいきなりコラボってハードル高すぎる。