カテゴリー「 本な雑記 」の記事

482件の投稿

これはタイトルで気になったやつ。わたしは田舎在住である。どのくらいの田舎かというと、新幹線と私鉄はなく、そもそも電車もない。地下街もない。チャリで15分の距離にイオンもない。交通系ICカード非対応。「車がないと生きていけない」と言われるところで車なしで生活しているのがわたしです。


ポルタ文庫で刊行されていてその後入手困難だった斜線堂有紀の死体埋め部が創元推理文庫で復刊した。既読なんだけど復刊版には書下ろしが収録されているそうでそれが気になっている。

今週もReadsに溜めてある読みたい本の紹介のみ。2冊ともすごくワクワクする。

ライアーハウスの殺人 峰守きょうや

created by Rinker
¥1,980 (2025/08/21 14:59:46時点 Amazon調べ-詳細)

お嬢様・彩莉は転がり込んできた莫大な遺産で孤島にギミックつきの館を建設し、かつて自分の書いた小説を馬鹿にした相手を殺害しようと企てる。「おまえらがバカにした私の考えたトリックで死ね」

いやもうこの時点でだいぶ好きな感じしかしない。Amazonでちょっとサンプル部分読んだら間取り図があったのでさらに加点です。読むならどう考えても紙。8月にジュンク堂行くからそっちで現物を見たい。

エレガンス 石川智健

created by Rinker
河出書房新社
¥2,178 (2025/08/21 14:59:46時点 Amazon調べ-詳細)

戦時中の1945年1月。警視庁で唯一ライカのカメラを扱える石川の仕事は街並みや事件現場をフィルムに収めること。
そして吉川線を考案した鑑識の第1人者によるミステリ。すごくわくわくするあらすじ。

ちょっとそろそろ読書感想系ブログとしての自我を再獲得していこうと思っておりまして。

まあいうて読書量は増えているわけではなく(ええまあ野球を見ていますので)積読デジタル積読読みたい本の情報の積みが増えていくもので、Readsだけが肥えています。
なのでそれら1週間分の「気になった本」を放出し、ついでに目に留まった人を新たに引きずり込めないかという企画です。
金曜夜(希望)か土曜夜更新でひとつ。
下にタイトルを書いているのはこれ、プラグインで表示されているのでこのプラグインが使えなくなったら「何の話をしているか分からない」ということになるので、その対策です。前みたいに書影だけ拾ってあとはテキストで入力されるようにしたい。

created by Rinker
¥1,584 (2025/08/21 05:24:40時点 Amazon調べ-詳細)
自炊の壁: 料理の「めんどい」を乗り越える100の方法
「ぼくたちに、もうモノは必要ない」が有名なミニマリストの人と自炊料理家の人のレシピ以前の本。
ちょっとのコツでけっこう幸せになる自炊生活が割と好きだったので、読み物として読みたい(料理に関しては割と苦に感じていることはない。)

created by Rinker
¥1,485 (2025/08/21 14:59:47時点 Amazon調べ-詳細)
「選べない」はなぜ起こる

わたしは選択肢が多いとかえって選べないので、遠征先のごはんに悩むので出発前に「悩んだらこれにする」ということをあらかじめ決めておくんですが、そういう日常からおっと思って実物を覗いてみたい。

お金じゃ愛は買えませんっ! 貧乏りんご令嬢ですが、10億払うから結婚しようって正気ですか!?

栗原ちひろ新作。特典情報を待っていた。ソフトカバーなのでちょっと高い。しかし紙でほしい。この手では珍しく徳島でも応援書店があるけどなぜか川内(実質松茂)の平惣。特典情報は下記画像。8月は大阪と京都(ともしかしたら神戸)に行くので、そのどこかで大型書店に寄りたい。

直木賞関係

芥川賞直木賞該当作なしでざわざわしてたやつ。
わたしは「踊りつかれて」「ブレイクショットの軌跡」が気になっている。

created by Rinker
¥2,400 (2025/08/21 05:24:41時点 Amazon調べ-詳細)
created by Rinker
¥2,264 (2025/08/21 04:55:39時点 Amazon調べ-詳細)

正確に言うと「踊りつかれて」は気になっている。「ブレイクショットの軌跡」は気になってはいる。ブレイクショットの軌跡はリベ大が出てくるというところを押しポイントになっているツイートを見て、非実在ライオンの顔がちらつくフィクションをエンタメとして楽しめるだろうか、というのが気になっている。
まあこの2冊はそのうち読むぞぉ〜と思っている。

時々Twitterで話題になっているあれだよ。

先に書いておく私の背景情報である。

・地方在住(近隣に大きな本屋はない。時間の止まっている本屋と倉庫みたいな本屋ならある
・「ポップが並ぶ新刊平台」という存在に縁がない
・これまでの人生9割以上本を読んで生きているので、自分がどういう本が好きかというのは分かっている
・自分のアンテナにひっかからない本を拾うために書評やSNSがある感じ。

わたしが思うところの最適解は「気軽に大型書店に寄れる人はリアル書店に行くのが一番」である。ちゃんと手入れされている棚の実物に触れるのが一番パワーがある。
わたしも大学生の頃は日々平台の構成が変わる本屋に複数ほぼ毎日寄れていたので、あの時代が本当に貴重だった。

新刊情報はここで探している

Matsu23(twitter)
ラノベの杜を運営されているMatsu23さんのTwitterアカウントをfollowしておけばわたしが読むジャンルは割と事足りている。

10年ぐらい前は文庫とコミックスは毎月全部チェックしていた。
10代の頃は書店にぶら下がっていた自分の身長より高いところに貼られた黄色だったり緑色だったりする大きな紙をわくわくしながらめくっていて、大人になってからは上記まつにーさんのアカウントでツイートされる「新刊情報が更新された」サイトでチェックしていたが、なんとなくやらなくなった。そしたら小説はともかく紙で紙で買ってるマンガは買い忘れるようになった。破天荒遊戯とあまつきが完結したので今はもう紙で買ってるマンガはない。
マンガはもうほぼkindleに移行したので、新刊が出るころには「近日配信開始タイトル」のところに出てくるのでそれで拾える。「惰性で買いたくない」「デジタル積読目に見えない分マジでやばい」という理由でシリーズ自動購読は設定していない。

東京創元社メールマガジン
東京創元社をがつがつ推しているわけではないけど、このメールマガジンは登録解除をすることなくずっと読んでいる。最初に登録したのはたぶん桜庭一樹読書日記が連載されていた頃。
東京創元社はnoteもアカウントを持っていて、そっちもフォローしている。
文庫全6巻(ポプラ文庫ピュアフル刊)で刊行していた作品に書き下ろしや未収録の短編を加えた全3巻の愛蔵版! 深沢仁『英国幻視の少年たち』6月より刊行開始|Web東京創元社マガジン
最近ではこの本がわたしが好きそうである。

いい感じの本はこういうところで探す

図書館の「最近返却された本です」トラック

どっかの知らん人が「これ面白そうやん」って借りた本しかないのでローカルな流行が見られる。

SNS

いろんなSNSに登録はしているけど、一番見ているのは現XことTwitterで、いわゆる「読書アカ」と名乗られているアカウントは一切見ていません(見ていない理由は「存在は知っているけど視界に入ってこないのであえて探してない」です)


高松にある「なんかちょっといい感じの」本屋さん。お隣の県だけど行ったことはない。1
Twitterに本を載せる人は右斜め45度の角度で写真を撮る人が多いけどルヌガンガさんは正面縦なところが地味に気に入っている。あとなんかいい感じに「わたしが好きそうな本」があがってくることが多い。

続ける思考の井上新八さん。毎日1冊読んでいて、短い感想とともに写真があがる。ジャンルばらばらでいろんな本が上がってくるから「こんな本あるんやなー」という気持ちで見ている。

とりあえず2つほど紹介したけど、面白そうな本を見かけたらとりあえずメモしておく。なんのために残しておいたのか分からないときもあるが、まあとりあえずおいている。

書評

地元ローカル新聞を購読していて、日曜日は書評コーナーがある。好みの本が登場することはあまりないが、幅が欲しくて読んでるところはある。

書評家としては藤田香織さんが長らく好きな人で、連載を追っていくと本の話をしているので幻冬舎Plusのメールマガジンを購読している。
50半ば過ぎて気づいた、オタ活に必要な“友だち”問題|だらしなオタヲタ見聞録|藤田香織 - 幻冬舎plus

「好きな書評家」には2種類あって「本の趣味はあまり合わないが話が面白い人」と「なんかいい感じにわたしが好きそうな本を紹介している率が高い人」がいる。
わたしの場合、前者は三宅香帆さんで、後者が藤田香織さんです。

三宅香帆さんはyoutubeチャンネルの更新や出演が積極的で割と見てます。

このシリーズが好き。実際これを参考に本を買ったり読んだりしてないけど、オタクの早口でワーキャー言ってるのが好きなんだけど、最近更新されてない。なので更新されてないか定期的に確認してしまう。

ちなみにわたしさっきから「本の趣味が合わない」とか「好みの本が紹介されることは少ない」とか書いてますが、それはあくまで「今のわたし」基準の話で、「未来のわたし」とはめっちゃ気が合うかもしれないので、「そういう本があることを知っておこう」っていう感じです。

youtubeでは出版区の「1万円渡すので本を買うところに同行させてください」シリーズが好きで、これは「都会の本屋に行った気分になる」ので、ジュンク堂かブックファーストかつ人によって見るって感じ。
池袋に限らずジュンク堂は本当にいいですよね……。この前甲子園に行った帰りに一瞬ミント神戸の上にあるジュンク堂に行ったんですが、ジュンク堂は「都会の本屋でしか吸えない栄養素がある」って感じで、地元書店には存在していない「本屋のにおい」がしてテンションあがって予定外の本もたくさん買った。

ちなみにyoutubeも読書vlogとかたくさんあるけど、こっちもあんまり見ない。無音の動画は見る気がしないし、声質が好みではないとみる気がしないしわたしは動画を見るセンスがない。

読書日記・解説集

最近は読書感想系ブログを更新する人はめっきり少なくなってしまった。
かつて桜庭一樹読書日記を大変好んでいたわたしは連載を読んで書籍を買って文庫版も買った。

図書館でこの手の本を探そうとすると902.3のあたりをうろうろするといい感じの本がたくさん見つかる(少なくともわたしの行きつけの図書館ではそうである)児玉清さんの解説集なんかもある。

この手では斜線堂有紀さんのtreeでの連載も好きだ。連載が止まってずいぶんになるが、実はサイレント更新終了なんだろうか。
斜線堂有紀のオールナイト読書日記|記事詳細|tree

created by Rinker
¥1,307 (2025/08/21 14:59:48時点 Amazon調べ-詳細)
created by Rinker
¥501 (2025/08/21 14:59:49時点 Amazon調べ-詳細)

あの作家はどんな本を読んできて育ってきたのかという本もある。そういうのを読んで面白そうな本をピックアップする。

という感じで見つけた読みたい本を集めてまとめておく

最近は阿久津隆さんところが作っているReads - 読書のSNS&記録アプリというアプリを使っている。昔は1日3冊読んでから寝るような日もあったが、最近は数日かけて1冊をなんとか読み切る日も増えてきた。なので「毎日本を読んでいても月単位で見ると5冊しか読んでない」みたいな月もある。このアプリは〇日にこの本を読んだという登録もできる。タグでいろいろ設定できるので他の読書管理サービスに比べるとちょっと自由度が高い。

読書メーターを長らく使っているが、検索ちょっとアホな時ないですか。タイトルで検索してるのに全然別の本をたくさん引っ張ってくる。ちょっと読みたい本を登録したいときだけの時はReadsのほうが優れている。
新着のところをばーーっとスクロールしたらいろんな本の表紙を見ることができる。読了本リストは読書メーターのほうがいいけどそれ以外は割とこれで事足りている気がする。
ちなみにReadsにおけるわたしのアカウントはmaronuではなくmaronlaurantです。

  1. 四国内は大阪と京都ぐらいの気軽さで行き来することはできない。 []

「売れる本屋」のコツ教えます 経産省が専門チーム設置へ | 毎日新聞

とりあえずカフェ併設の書店はいらんと思う。まあこのカフェが「会計がお済ではない商品の持ち込みはご遠慮ください」と書かれているやつはありあり。会計未了の本を持ち込んで飲食OKとかなしやん。コーヒーこぼして汚しても何食わぬ顔で返す人絶対おるやん。
本が売れないから書店がつぶれるのに、どうして図書カードを配って本を買おうプロジェクトをしようとしないのか、というツイートがRTされてきてたんだけど、書店やそういう行政のプロジェクトチームでの勤務経験がないわたしでもそれはないだろうなというのは分かる。
まず図書カードを売って換金する輩は必ず出る。
かといって市町村内の書店でのみ使える金券を配布したとして、町村ではすでに書店が絶滅している地域は必ずある。離島や僻地、あと北海道の一部地域ではそもそも利用に難があるのではないか? ちなみにわたしが住んでいる地域半径3キロでは30年ほど前に専業本屋が絶滅しました。今ある本屋もけっして品ぞろえがいいわけではないので、宝探しには向いてない……。
だからわたしは都会の本屋へ行くと「さっきまで這う這うの体で歩いてたのに本屋に入ったとたん歩くスピードが2倍速」と友達にいわしめた女。

そもそもわたしは物心つく前から本を読んでいた1ので、本を読むのは当たり前のことでとっつきにくさもなければ何を読めばいいかわからないという感覚もわからない。「面白い本を見つけたいなら本屋に行って歩けばいい。魅力ある本がきっとある」っていうのは本読みの感覚なんでは? と思う。
たくさんありすぎて逆に何を買ったらいいかわからないかもしれないし、わたしに向いている本は? って思うのは当然だ。
わたしがあほみたいに本を読んでた10代20代の頃は「ここだけチェックしていればいい」という場所は狭かったし、面白い本もクソみたいな本も読む時間があって、おこずかいは多くなかったし、給料も安かったけど本も安かったからいっぱい買って読んだ。

わたしがドラッグストアやコスメ本であまりの種類の多さに呆然として、パーソナルカラー診断を受けて「これはわたしには合わないらしい」「これは当たるらしい」という購入に対する判断基準が欲しいと思うから、そういう人がいても当然なんではと思う。
そういう人のためにわたしはこのサイトをやっているところはある。あの鳩が褒めてるなら読んでもいいんじゃないかと思われたら本望じゃんねえ。
もう何年も本屋をゆっくり回ることはできてなかったけど、最近はコンスタントに行けててまだ本を読むには至ってないけど楽しい。やるぞー。

  1. なんか英語の辞書を読んでいたらしいです []

おひるごはん時に食堂でこのニュースを見て立ち上がらなかったわたしをほめてほしい。
まず思ったのは桐哉お前あんだけ人を寄せ付けないキャラのくせに実写になったら人たらし菅田将暉になるんだ。めっちゃ草。でも「オニーチャン」って言ってるところ超楽しみ。

グラハー、特に熱の城(コバルト文庫版)何十回読んだと思ってるんだ。
熱の城に「テンブランクのライブが終わってもう退場があらかた終わった後、客席ではまだしゃがみこんだままお客さん(女の子)が泣いてるシーン」があって、羨ましいなあ、わたしは生涯でそれだけ好きになるアーティストと出会えるんだろうかと思っていたらそのあとサンホラと出会ったので人生はよくわからないねえ。

朱音は大学生らしいので、げんじさんは朱音に向かって「あっ女子高生」とは呼ばないのが残念だけど、キャストコメントから見ると期待しかない。

-----なぜグラスハートだったのでしょうか?

日本の作品が世界に浸透する時というのは、日本からアジアスターが産まれた時だと思っています。韓国ドラマだったら、冬のソナタのペ・ヨンジュンさん、近年だと愛の不時着のヒョンビンさんなど、新たなカルチャーが世の中を席巻していくときには、コンテンツの力以上に人間の力が必要だと感じています。
そのために人々から愛される魅力的なキャラクターを探していました。
グラスハートとは20代前半の時に出会いました。それから今日までたくさんの漫画や小説を読んできましたが、ぼくにとってグラスハートの登場人物たち以上に魅力的なキャラクターに出会うことはありませんでした。
大好きな藤谷を演じたいという欲と、自分の目標実現のためにすべきことが一致しました。
(略)

宮崎優

西条朱音役の宮崎優です。
役が決まった時の衝撃を今でも鮮明に覚えています。 尊敬する先輩方と共にお芝居ができる事を、とても光栄に思います。 オーディションの時から考えると約1年間、朱音と共に過ごしてきた期間は、初めての連続で不安もありましたが、周りの方に助けられて乗り越えてきました。 本当に皆さんの元に届くんだと今からワクワクしています! 朱音のように真っ直ぐ最後まで全力で駆け抜けていきます!! よろしくお願いします!

町田啓太

ギタリスト、高岡尚役を務めます。
原作の持っている軽妙洒脱なストーリー、その中で沸き立つ熱いものを高岡を通して体現していけるよう励みたいと思います。僕はギター未経験ですが、素晴らしいスタッフの皆さんの力をお借りしてこのために本当にたくさん準備してきました。
音楽の力はやはり凄いなと日々実感し、ヒリヒリしながら撮影しています。
実は今回、主人公の藤谷が集めたバンドグループのように、とてつもない熱量で佐藤健くんに声をかけられ、みんな集まってきました。
そこに参加できて光栄ですし、再共演できる淳ちゃんや菅田くんたち、初めてご一緒する宮崎優さんたち、スタッフのみなさんと熱い日々を過ごしたいと思います。
不器用だけれど音楽で通い合う登場人物たちがスターダムに駆け上がれるように、そしてそれを楽しんでもらえるよう撮影に挑み続けます。
楽しみにしていてください。

志尊淳

数年前、健くんに誘われてご飯を食べに行った時、今度初プロデュース作品をやる。坂本という役を志尊にお願いしたい。とすごい熱量で言ってもらいました。健くんのこんな熱い姿を初めて見たと同時に、そんな大事な作品に誘ってもらえて、少しでも健くんの力になれればという想いでやらせて頂くことになりました。そしたら、共演にはまっちー、菅田くん、初めましての宮崎さん。毎日大変な撮影ですが、楽しくやっております。早く皆さんにお届けしたいです。
キーボード、ベース、コーラスとやるべきことが沢山ありますが、頑張ります。

菅田将暉

数年前、健くんに呼び出されました。 自分が創りたい世界、歩みたい表現の道、ものすごい熱量を奥底に、淡々と話してくれました。今思うとその時の姿は、本作のキャラクターそのままに無我夢中で何かを追い求める姿、そこに引き寄せられたのかもしれません。「グラスハート」お楽しみに。

監督・撮影/柿本ケンサク

グラスハートは、藤谷直季=佐藤健のこの社会に対しての挑戦と言っていいのかもしれない。
佐藤健というグラスハートに、こんなにも輝く俳優陣、そしてスタッフが集まった。
そして、朱音=宮崎優という才能を見つけ出した。
監督として声をかけていただいたとき、これは奇跡なのか?と感じました。
僕がこれまでに経験し培ってきたことすべてが、まるでこの作品のためにあったように思えたからです。
佐藤健のグラスハートを全力で届けます。
ご期待ください。

監督/後藤孝太郎

「自分の俳優人生を全てかけます」Netflixの会議室で佐藤健さんは言い切った。真っ直ぐな目は、今まで演じてきたどの役でもなく、佐藤健の本気の目だとわかった。私も覚悟を決めた。そこに、本気の柿本監督も加わり、果てしなく作品について話してきた。皆、全く妥協しない…。ただ新しい何か生み出す空気は充満している。そして最高のキャスト、スタッフが奇跡的に集まった。日本で、そして世界でヒットする作品を作る。本気で挑みます。ご期待下さい。

原作者/若木未生

佐藤健さんを信じています。
昔からです。
さまざまな作品を拝見するたび、なんと信じられる役者さんだろうと思います。ぬきんでたクレバーさと情熱。作品に尽くす無私の姿勢。原作への誠実な向き合いかた。
その佐藤さんがある日現れて、仰りました。
「十年前から好きなんです。グラスハートが。藤谷直季が。十年経っても好きだから、僕がプロデュースします」
夢かなと思いました。現実でした。二年後、最強の仲間たちとともに佐藤さんが再び現れました。十二年ゆるがなかった佐藤さんの意志を、私は信じています。

※宮崎優さんの「崎」は大ではなく立ですが、文字化けするので崎で代用しました。

ちなみに男の趣味とこれまでの読書履歴が似ている若木未生ガチ勢の友達は「(略)でも佐藤健は同担だからお前のことは許さない。ちょっと顔がよくて才能があるだけのくせに。ただのファンのくせに俺が藤谷直季だって言えんのか? でも○○はありがとう」って情緒と理性が崩壊していた。控えめにいうて面白かった。

まじでびっくりしたんだけど原作1巻が世に出て30周年、奇しくも本日2/28でグラスハートは完結15周年。
佐藤健(34)いつグラハー読んだの? ガンガンハードルあげて期待してその日を待っているので佐藤健先生藤谷直季をよろしくお願いします。

昨年夏ごろだっただろうか、集英社コバルト文庫やオレンジ文庫で活躍された長尾彩子さんが亡くなられたという、遺族を名乗るアカウントを見かけた人はいるだろうか。わたしのようなラノベ育ちでライト文芸を主食とする人間のあいだではよく話題になっていた。

亡くなられた原因は編集者によるパワハラで、遺族を名乗るそのアカウントは編集部や長尾彩子さんについてよくツイートをしていたと思う。
わたしも当初そのアカウントをRTした。が、その後割とすぐ友達から「あのアカウントはなんか怪しい」と言われRT解除した。その後は静観していた、といえば聞こえはいいが忘れていた。今日久しぶりに思い出した。というのも私生活が立て込んでいて、関わっている場合ではなかった。1

そして今日のことである。

作家陣から突然相次いで以上のようなツイートがあった。家族であることの証明がない2アカウントと違って、こちらのほうが圧倒的に信じるに足る情報。何せ発信元が同業者で古くからあるいわば公式アカウントだ。
どういう経緯であのようなアカウントが生まれたのか不明で、今後も明らかになることはないと思っている。
すべての可能性を否定せずにあげるなら長尾さんや編集部への嫌がらせ、愉快犯、長尾さん自身(ただし人格が違う)によるツイートなどいろいろ可能性はあると思うが、「死んでいない」「生きている」ならよいではないか。

生きているならそれに越したことはない。何があったとしても立て直しはできる。
と、この冬家族を失ったわたしは思います。
特に編集部に問い合わせをするつもりはない。死んだと言われた人が本当は生きているならそれ以上に良いことはない。

なのでもしかしているかもしれない「長尾彩子さんを殺した集英社コバルト文庫とオレンジ文庫はとんでもないところだ。この2レーベルの本は今後一切買わない」と思っている人がいましたら、それは濡れ衣なので、ドンと買ってください。

  1. わたしはあの後介助量の増大、睡眠時間の減少、入院。そしてその後家族を見送った []
  2. 戸籍や身分証を貼るわけにもいかないからそんな証明をするのは難しいだろうが []

ソースは東京創元社メールマガジンの1月新刊のお知らせなんですが。

いやわたしと同い年ぐらいで活字倶楽部を愛してやまなかった本好き絶対この表紙見覚えあるでしょ???

「日常の謎」というジャンルが生まれた頃で北村薫や米澤穂信と並び立つ存在として「ななつのこ」でデビューした加納朋子である。
今見たらななつのこKindle unlimitedで読めるのね。おすすめです。年末のお供としてぜひ。
駒子シリーズ20年ぶりの新刊って文字信じてなかったけど、スペースの発売日2004年って書いててえっ嘘!! ってさっき声が出た。こわ。ほんま20年前やった。

あと訃報。
後宮小説の作者、酒見賢一さんがお亡くなりになったそうです。59歳。最近ミュージシャンも漫画家も小説家も若くして亡くなられる方が多すぎる。

後宮小説は友達に布教されて読んだ本です。これはななつのこよりもうちょっと前に出会った本。

いや見事にAmazon、楽天ブックス、e-hon、紀伊国屋書店オンライン、hontoは根こそぎ注文不可になっています。シゲすごいやん。小説現代は時差でkindleは出るので、紙書籍が欲しい方は実店舗を数打ってもらって、どうしてもだめな人は時差でkindleがあるのと、小説現代だったらたぶんちょっと大きめの図書館なら購読しているところが多いと思うのでその辺で探してください。

わたしもなれのはてはたぶん買うとしたら電書だろうなと思うので、小説現代は紙で買うことにしました。
文芸誌紙で買うの久しぶりだな。

今辻村七子作品目当てで集英社のPR誌「青春と読書」を定期購読しているのだけど、裏表紙を見てびっくり。

加藤シゲアキのあまり似てない感じの似顔絵をまじまじと見てしまった。

各界で活躍する28人の才人と俳人による、俳句とエッセイの往復書簡。
才能と才能が響き合い、俳句の世界は無限に広がってゆく??。

作家・アーティスト・俳優・タレントなど、多彩な28人の才人と俳人の堀本裕樹が、俳句とエッセイを交換。一つの季語をテーマに往復書簡形式のやり取りを行うことで、ゲストと堀本裕樹の詩情が交じり合い、俳句の新たな魅力を引き出してゆく。
2015年刊行の俳句入門書『芸人と俳人』のファン必読、堀本裕樹と又吉直樹の語り下ろし対談「才人と合気道」も収録。
はじめて俳句に触れる人から愛好者まで楽しめる、言葉のきらめきとひらめきが満載の一冊。

【本書に登場する28人の才人】
阿部海太/いとうせいこう/片岡義男/加藤シゲアキ/加藤 諒/川上弘美/児玉雨子/小林エリカ/小林聡美/最果タヒ/清水裕貴/杉本博司/武井 壮/土井善晴/中江有里/中村 航/藤野可織/保坂和志/穂村 弘/本田/又吉直樹/町田 康/松浦寿輝/光浦靖子/南沢奈央/宮沢和史/桃山鈴子/山本容子(敬称略・五十音順)

メインの堀本さんが俳人なので、堀本さんが俳句担当で、ゲスト(才人)がエッセイ担当なのかなと思ったら、
堀本さん→ゲストに複数の季語提示
ゲスト→それを選ぶ
堀本さん→ゲストの句とエッセイ読んでまたエッセイを書く
という交換日記みたいなあれらしい。ゲストが多彩すぎて結構気になるなこの本。

元々小説現代で掲載された経歴からなのか、結構長めのスピンオフが2回ほど小説現代で掲載されている。

2022年 10月号

こちらは北原先生と結ちゃんのバックグラウンドに関する中編。

2023年3月

PAGE TOP