「大人のための」と断ったのは、子供には毒性がいささか強すぎるのと、話の性質上思わずエロティックに傾くことがあったのとで、大人の方により一層喜ばれそうだからです。子供読むべからず、というわけではありません。
(あとがきより)
Marchenをループするだけのかんたんなおしごとを遂行する今日この頃ですが、新刊棚で見つけたのでイドに呼ばれてお買い上げ。
白雪姫や一寸法師や青髭や人魚姫やかちかち山などなど世界中の名作童話を縦横無尽にアレンジ。
「ハッピーエンド」というものがあまり存在しない。「残酷」というよりは「悲惨」「グロい」「救いのない」話が多いです。冒頭の人魚姫が「上半身が魚、おへそから下が人間」で想像して笑った。
思えば倉橋由美子作品はこれがはじめてかな……1
- 聖少女はとりあえず解説だけ読んで積んでいる…… [↩]
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