キラク堂顛末記 蒼蝶の少年と混沌の女神 (B’s‐LOG文庫)

西暦2011年 煌文21年。21年前から爆発的に増加した霊や魔物に関する事件を解決するため、日夜活躍するのが呪禁師であり、中沢潮(16)は祖母に教えを受けながら見習い呪禁師として修行の身である。

帝ではなく皇帝でもなく天皇が出てきた。「1941年に天皇が霊力を放出したため世界に歪みが走り、今のように人ならざるものによる禍が増えた」という冒頭にびっくりする。世界観的に第2次世界大戦は回避されて科学が発達している。

あらすじの「『脱げ』とか言い出す変人」については「こんな整った顔をしておいてその衣装センスはなんということだ。美的センスを疑うよ! さっさと脱ぎたまえ!」という流れによるものでした。

いろんな設定がちらちらと登場して、物語的にはあまり閉じずに終わった感あり。