桜庭一樹  ~物語る少女と野獣~

ファンブックみたいな感じだなあ。インタビューあり著作リストあり単行本未収録短編あり。どの写真も顔が違ってすげえ……とおもった。

推定少女がこの10月に新装版が出るようです。

2004年9月にファミ通文庫から刊行されましたが、2008年10月に角川文庫から新装版が出る予定です。編集部からの要望で何度か書き直したため、三パターンあるので、いろいろ考えましたが三パターンとも収録する予定で進めています。

(P102)

今日いちばん好きなTシャツを着てきたんです。「ニコチン!ウォッカ!カフェイン!」と書いてある。そのココロは、小説というものは本来、道徳の教科書でも、声に出して読みたいものでも、子どもに読ませたいものでもなくて、タバコ好きの人にとってのニコチン、刺激物フェチにとってのカフェインのように、常習性があって体に悪いもので、でもだからこそ人を絶望から救うことができるんじゃないの、ということなんです。

(P93)

TEAM桜庭愛憎煩悩座談会とロングインタビューが好きだ。

地味に何回も読み返してしまった。

ABCテレビありがとうございますの不定期放送のアレ。
有栖川有栖と綾辻行人の合作ドラマ安楽椅子探偵最新作がこの10月に放送されるそうです。タイトルが「安楽椅子探偵と忘却の岬」
ぐぐってたら放送日時を乗っけてるブログを発見→安楽椅子探偵7(日程変更?)@観劇で感激。

問題編:10月3日(金)
解答編:10月10日(金)

とりあえず日程が近づいてきたらまたABCテレビとかで確認する……

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相当ときめいた本棚晒し本である
本棚

の続編本棚 2段目
が出るようです(*´∀`)

今回は有栖川有栖、菊池秀行、西加奈子、山崎ナオコーラ、藤本やすし、立本倫子、神林長平、都築響一、安西水丸、山村浩二、やくみつる。

本棚はいい。心を満たしてくれる。

カイシャデイズ

設計から施工その後のアフターサービスまでなとある建築会社の日常。
視点が変わる長編なのかと思ったらどっちかというと連作短編的な?
途中からなんか読みにくくなったなあ。

ところで

それにしても八王子は遠い。東中野から総武線に乗って、となりの中野で中央線に乗り換えねばならないのがまず面倒だ。しかもなんだか知らないが、八王子まで辿り着く列車がなかなか来ない場合がある。

(P79)

うららさんがよくついったーで「中央線また遅延してる爆発しろーーーー」と言っているのでこのことか……?とおもってたらちょっと違うらしい。都会のほうはいろいろと大変そうである。

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そんなうららさんに聞いてみた「中央線爆発しろ!」の例

犬はどこだ (創元推理文庫 M よ 1-4)

メディアマーカーによれば半年ぐらい積んでたらしい……まあ既に3回ぐらい読んでるから。最初に読んだ時はエマVS蟷螂のところの一文で凄く苦しくなった(表現的なアレではなく、本気で息ができなくなったのであった)のですが大分するすると読めるようになりました。時間は前に流れているなあ。

ここ3日ばかりドドドドと本を読んで全く書いてなかったのでドドドと更新してみる。本当はまだ1冊残ってる……(桜庭一樹ムック

マルタ・サギーは探偵ですか? 6 (6) (富士見ミステリー文庫 54-8)

ああ後2週間もしたらマルタが完結してしまうよ。

「……ジョゼフ犬の見送り。おかえりなさい」
怪談は下の扉のガラスからの弱い光が照らすばかりで、マルタの顔がよく見えない。
それでもマルタが、
「ただいま」
と、言ったとき、泣きそうな笑顔だったのはわかった。

(P51)

某作品「お久しぶりです」に相当する攻撃力が地味にあるなこれ……

酔郷譚

おそらく現代が舞台なんだろうけど凄く幻想的で官能的な短編集。
あの世とこの世の話+酒。

ミリセントと薔薇の約束  幽霊屋敷の優雅な執事 (角川ビーンズ文庫 (BB55-9))

ディンセル侯爵の屋敷で美術品鑑定士(触ると過去が見える能力アリ)として働いていた。侯爵からはぜひともうちの養女にといわれていたが、16歳の誕生日に「ファネル家の遺産を受け継ぐ権利を得た」と迎えがやってきた。

あらすじを読んでいた段階ではアネットと秘密の指輪とどう違うんだ……と思ってたけど(「ある日突然屋敷を相続することになった少女と執事が出てくる話」だから)こっちは美術の真贋鑑定だとか幽霊絡みの事件解決がメインになりそうだ。
これは2巻も買っとく。

戸村飯店青春100連発

家族(主に兄弟)もの。
Re-born はじまりの一歩収録のゴーストライターを加筆修正したものを第1章にして、どーんと長編にしましたという。

ゴーストライターの段階ではなんか完璧超人のような感じであった兄ちゃんは意外とあほのこだった。ていうか超モラトリアムなひとだった。

「うん。元気があればなんでもできるって、ニーチェもゲーテも言ってるもんな。哲学者のいうことは時々すごく的を射ている」
きっとそれはゲーテやニーチェではなく、アントニオ猪木の言葉だ。

(P273~274)

これは兄ちゃんの台詞ではないけどとてもつぼったので。
古嶋はあほのこではなくただのアホです。

砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない (富士見ミステリー文庫)

今を遡ること数日前ついったーにて。

私:つか砂糖菓子の舞台はまじで普通の日本だと思ったけど、都会の人があれを読んだらなんか異世界みたいにみえるらしいという不思議。
もちり:ちょっと異世界っぽい(゚д゚)ノ

どこが!と聞いてた。山と海が共存してるのが不思議らしい。私はそんなの当たり前なので車でどこまで走っても平地が続く名古屋のほうが不思議だった。

後あれだな。バスの切符のところの描写。私は作中のと同じ方式です。地域によって前から乗ったり後ろから乗ったり先に払ったりで違うからいろいろと大変だ。

ストックホルム症候群なあれこれは、某だつらのS君を思い出したわー。

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