封殺鬼—鵺子ドリ鳴イタ〈5〉 (ルルル文庫)

鵺子ドリ完結編。
シリアスな雰囲気クラッシャーな聖と志郎が好きだ。オカタクとえんがちょ頭わしゃわしゃ。
5章のスタートが時代柄しょうがないけど重いよ!とかおもった。
1巻スタートが2年前なのでそのうち1巻から再読したいとおもう。(たぶんそのほうがより面白いと思う……

ルルル封殺鬼はシリーズ的にどこまで続くのか1と思ったらこの巻で一段落で次は未定ということだ。
ラスト3行詳しくとか平安以外で鬼2人の話が読みたいです。いやキャンバス版復刊が一番嬉しいんだけど。

欲を言えばCDつきを出すのであれば限定版と通常版に分けて欲しい。
この値段でオリジナルドラマCDがつくのはすごいんだろうと思うんだけど、わたしは音モノにはあまり興味がないのでCDつきのための割増価格に100円少々足してもう1冊買いたいのだ。

  1. この後はもうキャンバス版封殺鬼の最終巻付近に繋がってしまう []

整形前夜

エッセイ。面白いのでちまちま読んでいた。
139ページの「書き出し」はまさに書き出しからにや!っとしていた。ガレオンきたこれとおもった。

子供の世界では些細なことが簡単に絶体絶命に繋がってしまう。現実体験の少なさゆえに、「図書館の本をなくす」ことがどれぐらい致命的で取り返しのつかないことなのか、客観的に判断できないのだ。

(P74)

思い当たりがありすぎる。

熱中していた作家について、あ、なんか、このひとの本はもういいかもと感じる瞬間がある。作品がつまらなくなったというのならわかるのだが、相変わらず面白いけど、でも、なんか、もういいかも、と思ってしまうところが不思議だ。

(P134)

とりあえず小説ではこのパターンで読まなくなることはまだない、と思う。
漫画だと確実に面白いのはわかってるけど、なんか手が出ないというのがある。1
ずっと買ってたけど突然もういいかなと思うこともある。2

外出の間際になって、慌てて本を探すことがある。電車の中やちょっとした待ち時間などに読む本を鞄に入れるためだ。(略)そのときの気分や外出の内容などによって本が決まってくる筈だが、自分でも何が最適なのかわからない。どれも微妙にずれているようで「これ」という感じがしないのだ。

(P136)

何の本持っていくかで悩む。どれも気になって、今日はこの本じゃない気がする……とか置いたりまた選んだり、悩むモードでぎりまで本を読んだりする。そして次は1冊で足りるのかと思ったりする。
大概足りるかどうかとか考えているときは確実に足りるんだけど、保険にもう1冊文庫を追加したりする。

過去の仕事の何パーセントに目を通していれば書評する資格あり、ということになるのだろう。文庫解説などの場合はどうか。以前、書評家の豊崎由美さんとお話しする機会があったとき、ずっと訊きたいと思っていたこの疑問をぶつけてみた。
「一般的な書評の場合、その作者にもよりますけど初期作品と近作を数冊ずつ、それから代表作をおさえていればまあいいんじゃないでしょうか」というお返事だった。(略)
「作品を褒めるんじゃなくて批判する時はどうですか」
「その場合はほぼ全作に目を通してないとまずいですね」

(P157?P158)
  1. ex:陽だまりのピニュ []
  2. ex:D-Grayman []

贖罪 (ミステリ・フロンティア)

空気が綺麗なこと以外は特に特徴の無い平和な田舎町。お盆のある日、少女暴行殺人事件が起こる。5人組だった少女、紗英・真紀・由佳・晶子・エミリは小学校の校庭でバレーボールで遊んでいる中作業服の男に声をかけられる。
プールの更衣室の換気扇点検に来たけど脚立を忘れた。誰かひとり手伝ってくれないか
にこにこしながらそう言ってきた男に子供たちは立候補するが男はエミリちゃんを選ぶ。

そして時間は流れ町内にグリーンスリーブスの音楽が流れ子供たちが家に帰る午後6時。
エミリちゃんはまだ帰ってこない。4人は探しに行き死体を発見する。
見たはずの犯人の顔を思い出せない4人、エミリ母に投げつけられた言葉。それから10数年後の話。

「告白」と同じ独白形式で進んでいく。
読みながら恩田陸のユージニアをはじめて読んだ時のような不吉で不安な感じを思い出す。

読んでてこの「麻子さん」ってだれ?とまず思う。
今回はエピローグは前2冊と比べて救いがある終わり方をしているけど、各話の終わりは後味の悪いどす黒い終わり方なので1章ごとに本を放した。この手の本は一気に読むとすごく疲れる。あと決して寝る前に読む本ではない(知ってるのにやった

そういえば普段は気に止めてないんですがうちにもフランス人形的なものがあったのでぞぞっとした。
わたしが生まれたときにはもうあったと思うのでもしかしたらママ上が嫁入りの時に持ってきたものなのかも。

表紙は最初の「フランス人形」で4人がエミリちゃんの家で食べてたタルトなのかなとおもった。
裏表紙にエミリちゃんが隠したルビーの指輪がある。

最終日は南内町演舞場の第二部を見に行きました。総踊りは圧巻ですね。踊り子は1000人を余裕で越えるようです。7人8人並んでるのに三味線だけで4列ぐらいある(*´∀`)
鉦と太鼓のみの爆音なやつが意外と少なかったなあとか企業連は割と多めな感じでした。
芸能人で誰がどの企業連に来るかっていうのは事前に新聞に載るけど、実際見たことは無かったんですが今年はじめて野々村真を見る。

あとやっぱり思ったことは某大学連待機中のお行儀の悪さだなー。待ち中とはいえ桟敷のすぐ裏側で鉦鳴らすとかありえんと思った。喋ろうが煙草吸おうがそれはいいけど鉦はないわー。

気がつけば今年も殿様連と娯茶平を見てない気がする……と帰り際に思った。
「何時にどの連がどこの演舞場で踊る」っていうのは基本的に1連員に友達でもいない限りわからないので本当にめぐり合わせの問題。道の真ん中で円陣組んで時には複数連合同で踊っていることもあるので、聞こえてくる鳴り物とか浴衣とかで判断して走ります。

おれのなつ 15にち しゅうりょう (゚д゚)ノ

一方東京コミケあわせオフ組。

soundsea
@soundsea
 @maronu きょう、まろんさんがうらら女王ラインよりもはるかに恐れられているらしいことが発覚した!(2009-08-16 01:19:43) link
soundsea
@soundsea
 @maronu おおむね総括すると「ピンポイント狙撃怖い><」(2009-08-16 01:21:55) link

Σ(゚д゚;)なんだってー!
こわくないよ><

  1. よんでん前と有料演舞場の一部を除く []

今日は両国演舞場で30分・両国踊り広場で2時間・新町橋公園踊り広場で30分ぐらいいました。
やっこが2連で見られましたよ(*´∀`)

ここ数年は無料演舞場はスルーです。
踊り広場とか両国橋の北側とかのほうが近くて踊りが上手い連が見られることが多いので。
両国演舞場は超好きなんですけど、連と連の間が超空いたり明らかに練習不足の連とか悪い意味で若さ大爆発の大学連とかも多くて見てて面白くないのでしょんぼりなのである。
明日ははじめて南内町の第二部にいきます゜+.(・∀・)゜+.

それとうららさんに頼まれたので空の境界のうちわを買いました。
阿波踊り会館では1個限定?とかいう話をネットで見たんですが、ボードウォークは個数制限がある感じではなくうちわを買って上のカフェを利用したら同じ柄のコースターをもらえるそうです。わたしはカフェよりたこ焼きが食べたかったのでうちわだけ購入。うちわは普通のよりちょっと大きめでした。
カフェ営業時間、阿波踊り期間限定でなければ夜遅くまで1やってるので飲み会帰りに使えそうだ……とか思うなど。

  1. 駅前のタリーズドトールは23時にはもう閉まってる。夏はともかく冬は寒くてしょんぼりする []

雨の塔

かつくらでみた時紹介に「大人のための少女小説」ってあったせいか「中高一貫教育の女子校からあがった」 という描写を見ているのに高校生ぐらいに脳内で設定して読んでいた。読んだ後読書メーターでみてはじめて気がついた。
登場人物は女ばかりですが、女子高的などろどろ感はないです。でもマリみてみたいなキャッキャウフフした話でもないです。あと百合百合で呼び方が基本苗字呼び捨て(珍しい)

岬にあるその全寮制の学校に入るには資産家なら簡単だ。
提携高校からの入学で戸籍上の性別が女ならあとはお金を積めば入試の必要なく入学でき、寄付を惜しまなければ4年後には好きな大学の卒業証書が手に入る。欲しい服やバッグや雑貨や食べ物はなんでも最新のものが手に入る。しかし情報と自由は規制されている。テレビや新聞や雑誌はなく携帯電話の電波は届かない。寮生のもとへ届く荷物は事務局に中身を確認されてから渡される。本州と陸続きのその島は普通の島より何倍も世間から遠い。

主な舞台となるのは3つある寮のうちもっとも海に近い塔。ランクは一番低いらしくしょぼい内装で2人部屋。そこに放り込まれ同室になった2組4人、矢咲・小津・三島・都岡の話。

頭から暑いお湯を浴びながら、矢咲は記憶の中に断片的に湧いてくる夢の続きを消そうとした。こんな遠くに来ているのに、思いの呪縛からは逃げられない。距離が離れることによって、その人の記憶も薄れれば良いのに。いくら忘れようとしても、どれだけ消そうとしても、思いは色濃く記憶に刻み込まれているため、ふとしたときにいきなりそれは現れる。

(P45)

なんで。腿の上でずっしり感じる重みに三島は思う。なんでお勉強なんかするの。どうせここに住む子たちはこれまでもこれからも同じ運命。勉強なんかしなくたって今までの学校にいることはできたし、この先も生きてゆけるし、生きていたくなくても、他人の手によって生かされる。

(P86)

ヴァルプルギスの後悔〈Fire2.〉 (電撃文庫)

普通に面白くてびっくりした!
イナヅマとか飛鳥井仁とかパールとか寺月恭一郎(の秘書)とか懐かしいキャラが出すぎだ。
しかしわたしはこの頃のブギポはとても好きなのでジィドとかリキティキタビとかよりよっぽど記憶に染み付いているのである。

炎の魔女やばい!とか綺がすごく主役だ!とか色々ときめきすぎた。
今まで超謎だったことが明かされたりそれはそういう……!?とかいう展開になった。主に魔女的に。

ラストで未読の「ビートのディシプリン」1一行が出てきた。多分今後ちょっと多く出てきそうな予感。いよいよ読むときが来たようだ……!

以下3巻が出たとき用に2巻のあらすじを書いておくー。

  1. 刊行中は「ブギーポップが出てこないブギポなんて!」ということでスルーした []

今日から4日間我が街はお祭りです。人口が爆発します。一時的に四国最大の都市となります。

今年も三味線聞きたさによんでん踊り広場から回りまして゜+.(・∀・)゜+.
ここは毎年4日分のプログラムをくれるんですが今日はなんと早い時間帯に阿呆連が来る!!!ということで、意地でもその時間までいる!とおもいました。

陰元連がなんか鳴り物があれだなーと思ってたけど、狸の着ぐるみにハートをわしづかみにされる。
連の中に着ぐるみがいることはまあよくあるんですが、手をあげて踊る振りだけの賑やかし的存在なんですがやつは軽快な足さばきでした。他の踊り子さんよりよっぽどうまかったです。何者だ。すごいぞ。

神栄連は初めて見る連だったけど男踊りと女の法被の黒い人が格好良かったな! 男の提灯は華やと思います。すげー格好いい。ていうかここの連は1回はけたかと思ったらまた戻ってきた。
(*゚∀゚)=3 ってなった。

その次が阿呆連でしたが観客のテンションが変わった。さっきまでのほほんとお茶飲んでたおじいちゃんが急にビデオカメラ出してきたり後ろのおっちゃんが「おい見ーよ阿呆連やぞ」とか「ええぞーー!!」とかいうてた。あの距離であれはすごかった。ええもんみたわー(*´∀`)

その後も新町で双六が見れたり吉野川の祭り以来ずっと見れなかった竜美連と両国で会えました。
竜美連は阿波踊りに剣舞とかダンス系を混ぜたような格好良さやねー。

ボードウォークうろうろしてたら空の境界阿波踊り版限定うちわ売ってた。思わず立ちどまって見る。
周りのひとにグッズまでがっつり手を出してる人が思いつかなかったので買うのはやめた。
ていうか噂のアニメスタジオはここなんだなと思った。

今年1日目は○○大学連まじ滅びればいいのにと思うことなく自分が好きなところをいっぱい見れました。
高速1000円の影響か初日の人出はいつもよりかなり多めでした。

ソードアート・オンライン〈2〉アインクラッド (電撃文庫)

短編集。
キリトがまだギルド組んでた頃とか絶賛ソロプレイヤー中のときとかの話。
絶対的に女性が少ないといわれるアインクラッドでどこぞの上条さんも真っ青なフラグ立てっぷりです。

心の温度であーっ⊂´⌒つ。Д。)つとなる。
多分3年ぐらい前に読んでたら背中のかゆさを超我慢しながら読んでるなあ。
その昔やっていたMMO1で自キャラが製造系の職2で名前がリズ。斜め上の同名さん。
赤鼻のトナカイよりも勇気が3秒で打ち砕かれるこっちのほうが切なかった。

  1. RO []
  2. 錬金術師。ちなみに派生職のもうひとつがリズベットと同じ鍛冶屋 []

多読術 (ちくまプリマー新書)

インタビュー形式で進んでいく。
ゆっくり読もうぜとか多く読もうぜとかそういう方向の本ではなくて今までの読書遍歴とか読書スタイルとか本との付き合い方が語られている。読書術的な本は好きで色々読んでたけどこれはよかった。

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