聖グリセルダ学院の事情 (ルルル文庫)

次巻はどうなるのか分かりませんが、1巻は「学園ミステリ」のような様式もとっている……ような気がする。
でも「ミステリだと聞いて(ガラッ」と読むとどうなのかは分からない。
「1週間に1回は手紙を書くんだ。もう殺るしかないと思っても我慢するんだよ」というような話です。

サディル王国はこの250年間、9つの公国をはじめとして無数の勢力が戦争を続けてきたが、再統一され平和の象徴としての王と実際の政治の場である議会を擁した。平和な時代を迎えたことで、今後の食い扶持を考えないといけない村があった。主に暗殺者を育成するノキザ村である。
新たな時代は暗殺者ではなく学生として生きよと、ティエサは久しぶりに帰ってきた兄の手引きで聖グリセルダ学園に入学することになった。貴族の学校だが、ティエサはラエンハルス公の娘の護衛代わりとして「暗殺者の家系」ということを隠し、覆面姿から素顔をさらしての生活となった。
ティエサは暗殺者としての腕はあるが一方では引っ込み思案で恋と冒険の詰まった物語を好んだ。

入学して間もなく生徒が一人死んだ。事件か事故か暗殺か、彼女は何故死ななくてはいけなかったのか。
「暗殺者の仕業」説が巻き起こる中、暗殺者でもあるティエサは解決を求めて学園を走る。

2巻は既に3月に発売予定ということで、そのうち月刊グリセルダとか隔月刊グリセルダになるんじゃないかと思うので、がんばってついていきたい。これが13冊目の本なんですが、まだデビュー2年未満なんですよね。そういえば。

今日は火曜日なのに時間と心に余裕があった! 昨日はゾンビのようだった。
友人が第3子を無事出産というメールが駆け回った。めでたい。

twitterが神様のメモ帳とロウきゅーぶと境ホラアニメ化に湧いていた。
わたしは今の環境で銀魂が見られるのかどうかが気になるところです。

まだまだインプット期である。

アンダスタンド・メイビー〈下〉

綾乃は久しぶりに出てくる「女の子」「優しい」「友達みたい」だったので癒されたなー。
相変わらず黒江がなんだか放っておけない感じの危なっかしい子で、あの日送られてきた写真の詳細にわーーー(゚д゚)ってなる。両親共に大概である。
師匠の仁さんはいいやつだ。救われたような気分になる。

ぐったり。

第1回Twitter文学賞投票結果(国内) をみる。
あまり読んだことない本が並んでいる。そんな中にあるココロコネクトとネルリ。
そういえば最近民宿雪国すごくね?(意訳)って言うのをよくみるので気になる。昨日本の話がいっぱいできるオフの豪華さと贅沢さについて書いたら本に埋もれて暮らしたいの巻末付録がまさにそんな感じで、ごろごろした。

大阪で「天地明察ナイト」っていう、冲方さんそのものは来ないけど天地明察の時代にあわせたプラネタリウムイベントが今度あるんだ。
大阪市立科学館−催しもの−プラネタリウム・特別投影
わたし天地明察未読だしこれ行くならそもそも泊まり前提1になるので行けないのですが、プラネタリウム自体には興味がとてもあるので今度大阪行く時にはぜひ行きたいです。
要するに君に届けごっこしようぜ! ということだ。わたし多分人生で1回はプラネタリウム経験があるはずなんだけど、寝不足の宿泊体験イベント(1泊2日)の2日目に開催されて、多くの例に漏れず熟睡した。

  1. 終了時間的にギリギリ日帰りできなそう []

バカとテストと召喚獣9 (ファミ通文庫)

この212ページ〜213ページがやばい

試召戦争ってなんだかすごく久しぶりな気がするなあ。しかし図解はあるものの、逆にそれがなんだか読みにくい。
まあなんですか1番はなんといっても212ページということでお願いします(゚*∀゚)=3
あと工藤愛子の手紙がなかなかに女子女子してて可愛かったです。工藤愛子ちょっとカタカナ率が増したな。
久保君の好きな人ってどんな人さ質問では脳内で丘の家のミッキーが走っていった。なんという鈍感ぶり。
姫路さんかわいいよ姫路さんあとAクラスも要するにバカだ! 
この学園には頭いいアホと悪知恵の回るバカ以外はいないのか! だがそれがいい!

そういえば最近は日記を書いていなかった。

昨日は仕事が終わってから図書館と本屋に行って帰りがけに見知らぬ番号から着信あり。
着信時間は数分前だったし、数十秒コールされていたようなのでかけなおしてみる。
出てきたのは職場のチーム内新人ちゃんであった。システム的な相談をされたけど現物を見てみないと分からないので、また月曜日に事務方リーダーをまじえて相談しましょうということにする。この新人ちゃんがたびたびケツバットしたり年明けごろ割とキリキリしていた要因なのですが、最近はすごくできる子になった。元からできる子だったんだけど、本気を出すまでがまじ長かったのである。そして気がつけばあと2ヶ月しないうちに新人(New!)が来る……。

今日は感想を書いたり、こたつに足を突っ込んでごろごろと本を読んだり、本を買いに行ったりした。
カミングアウトを買いに行ったはずが、おーいキソ会長を買った。カミングアウトは既に売れていた。
徳間文庫はどれも1〜2の入荷だったのであっさりなくなってしまったようだった。あと数軒回ってみたけどなかった。
カミングアウトはこの後Amazonでぽちっとしたけど「サイドメニューにポテトもいかがでしょうか」と出された本をまんまとカートに入れてしまう。こんこん野郎の陰謀だ1。あらすじを見たらこういう感じの本はとても好きなのでクマクマされることにした。

カミングアウト (徳間文庫)おーい!キソ会長 (徳間文庫)スイート スイーツ ショコラ (徳間文庫)

あと普段行かない本屋にアサウラデビュー作「黄色い花の紅」が「デビュー作!」みたいな金色の帯つきで
売っていたのでびっくりした。はじめてみた。
この本屋は前は「ページはがんがん黄ばんだり背表紙がすごい勢いで退色した本が並んでて、まるで雰囲気が変わらない2」ようなところでキャンバス文庫っていう棚があって、封殺鬼が全巻揃っているようないみのわからない本屋だった。
少し前にばっさり鉈が振るわれ比較的新刊がおかれるようになった……んだけどこれはその頃の生き残りらしい。

黄色い花の紅 (集英社スーパーダッシュ文庫)

桜庭一樹読書日記を読みながら、こんな感じの文を書いてみたいものだなとちらっと思う。
こういう本について語り合う生活でもいい。たまにあるオフのあの「本の話をいっぱいできる」という豪華で贅沢さはやばい。なので代わりにここがたまに炸裂しているのである。代償的ななにかである。

  1. 本屋にいるときに読み終わっていた。 []
  2. このスレイヤーズ○年前も同じところにあった、みたいな []

シスター・ブラックシープIII  薔薇と聖歌 (角川ビーンズ文庫)

みもふたもない言い方をすると「あの助祭は女ではないのか」という司祭の懊悩と正体バレイベントである。
今回はユリエルとみせて実はエリカがちょー好きだ。いやうすうすわかってた。
だって年末に光炎のウィザード再読ヒーハー(゚∀゚)やってたときにリティーヤとミカにぶっ転がされたので。
第3章とかなんのご褒美かと思うぐらい俺得。ベッド上のシーン1がやばい。分かりやすくやばい。
「偽の黒い羊」の出現、というか「偽物」と分かりつつ、本物を引き寄せる罠とかとてもふごー(鼻息)である。
悪魔もじわりじわりと変化しつつあるのがよい。本当に牛歩のごとくじわりじわりなんだが。

「君はあと何度僕を殺す気だ?」

(P149)
  1. 性的なナニではない []

楽園まで (徳間文庫)

静かにゆっくりと雪に埋め尽くされていく世界。
ハルカとユキジ、双子のきょうだいはふたりだけで旅を続けていた。ある出来事からユキジは心を閉ざし感情と言葉を手放し、ハルカは焦燥と不安を浮かべて手をつないで楽園を探して一路スプラドへ向かっていた。

こないだの吹雪の日にあわせて読んでいました。容赦のない話というのは面白いなあ。
悪魔の印であるオッドアイの持ち主は見つけ次第殺される。庇い立てした者も無事では済まされない。
それがこの白銀に沈む世界の正義なのだ。

ー楽園では誰も泣かないの?

(P296)

エルの楽園きたこれと思ってすみません。幼い筆跡の署名妙に歪な題名が 楽園にて いや黙ります。
いやでも後半は各所からエリ組っぽい匂いがして美味いです。\ 嗚呼、悪魔とはお前たちのことだ! /

置き去りになんてできるはずがなかった。
たったひとりの家族だから。
守るものを失って身軽になったところで、いったいどこまで歩いていけるというのだろう。手を繋ぐ相手もいなくなったら、ハルカはきっと人間でいられなくなるような気がした。

(P269)

昨日は猛烈な眠気でKO。今日はYO2である。バンテリンはいい仕事をする。

謎解きはディナーのあとで

そういえばここに死体を捨てないでください!が気になっていたんだよなあと思った日。

プロ野球選手になりたかったけど色々あって警察官に落ち着いた、中堅自動車メーカーの御曹司の風祭警部。
その風祭家より大きな大企業の娘で残念な上司を持った宝生麗子。
宝生家の使用人、30代半ば、銀縁眼鏡の長身執事影山。

バカボン風祭に悩まされる麗子1が捜査について助言を影山に求め、丁寧に罵倒されるという短編集。
安楽椅子探偵系。そういえば人が死ぬミステリ読むのは割と久しぶりなんじゃないだろうか。有栖川有栖を除いてはめっきりと日常の謎系が幅を利かせていた。
雰囲気としてはとてもライトである。

他の作品も読んでみたい。

  1. といっても麗子もふつうのひとだ。 []
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