今日はSUP(スタンドアップパドルサーフィン)をやってきました。
SUPってこういうやつです。

リアルわたしをご存知の方は「えっこれやったん?」ってびっくりするでしょう。

リアルわたしはだれがどう見ても運動が得意そうには見えない、実際に歩くのも走るのも遅い、部活動経験もなし、マリンスポーツ経験なし、youtubeを見ながら筋トレを多少することはあるが、リングフィットアドベンチャーはやらない人間です。

ことのはじまり

なんでSUPをやろうと思ったかというと、実に単純な話でオリンピックの新競技、サーフィン新規です。
サーフィン | 東京2020オリンピック | NHK

海の近くに住んでいて、サーフィンをやっている人が身近にいる中で、マリンスポーツを全くやらず、そもそも最後のプールが高校3年生の授業で小学校の時の15mがMAXだったわたしが、いっちょやってやろうと思うほどにはサーフィンは面白くてかっこよかったです。

twitterのタイムラインでもそういう空気1で、サーフィンやりたい! 熱が生まれました。
でもわたしには身近にスポーツクラブがあるわけでもなく、石垣島へ行ける日まで熱が持つわけはなく、いきなりサーフィンをするほどの体力も伝手もありません。

そこでわたしはコロナ前のある出来事を思い出しました。
そうだマチアソビの時、新町川でコスプレのままSUPやってる人いたな、と。あれならもうちょっと気軽にできるのでは、と思って店をググるところからはじめました(そこそこ頻繁に近所を通るので店の場所は知っているけど名前はすっかり忘れていた)

今回お世話になったお店はこちらです。

スタンドアップパドルボード(SUP)体験スクール Funride徳島

メールフォームから

・オリンピックで興味を持ったこと
・今(8月)は暑いので10月の元3連休あたりでSUPをやってみたい
・自分は運動経験が非常に乏しい人間でひとりで行きたい。それでも受付をしてくれるか
・水着が必要なら売り場がある今のうちに買いたいがどうか
・オリンピックで興味を持ったので海でのSUPに興味があるが、初心者はひょうたん島(新町川)体験コースからはじめたほうがいいか

と質問メールを送信したところすぐ「おひとりさま歓迎」「初心者はひょうたん島オススメ」「9月10月は水温が高いのでTシャツなど軽装でOK、海は場合によってウェットスーツと水着着用」返事がきました。その後うまいこと時間が合わなかったりわたしがワクチン休暇だったりしてようやく今日のよき日にSUP体験となりました。

お店は徳島市内中心部にあります。

 

 

水際公園の真ん中ぐらい、ufotable cafeの川を挟んでお向かい。SUPをする川は店の前なので徒歩10秒って感じです(ボードに乗り込むところはお店から徒歩3分ぐらい)

今日はあいにくの曇り空だけど風はそう強く吹いていない。気持ちいい程度。

インストラクターはそこそこ年配の陽気で気さくな男性。
SUP体験スクール中は店自体を閉めるので、貴重品は店に置いて行ってくださいとのこと。
わたしが最初店員さんだと思ったの、たぶんお客さんでしたね。

お店はシャワーと着替えするところはあるので、落水怖い人は着替えがあったほうが無難です。まじでそんな危なくないけど、「落ちても着替えがあるから大丈夫」っていう安心感が強いと思います。
わたし今日豪気なことしたなと思ったの、眼鏡着用・iPodをカメラ使用目的で持ち込む・着替えなしという背水の陣。本当に川に落ちなくてよかった。

体験スクールはだいたい1時間。

陸上でまず模擬訓練。座り方、立ち方、パドル(オール)の漕ぎ方、落ちた時の対処法をやって5分10分程度でもう乗りに行きます。

SUPの乗り場はひょうたん島クルーズの発着場、マチアソビでは橋の下の美術館でおなじみの新町川のふれあい橋〜新町橋を超えたあたりまでこぎました。

マチアソビvol.6 2日目 橋の下の美術館〜ボードウォーク | colorful

参考までに写真をばんばん載せたエントリを併記。

わたし自身は全く写真撮れなかったんだけど、インストラクターさんがめっちゃ撮ってくれるし後でメールだったりLINEだったりでデータはもらえます。

これオタクあるあるだと思うんですけど、自分の写真ってまじ撮らないんですよね。自分の写真をこれだけ撮ってもらったの、控えめにいうてここ10年はなかったですね。どっか旅行にいっても風景しか撮らない、友達と行っても撮らない2けど撮られる分には拒否しないっていう感じなので、「あっわたしこういう感じだったんだ」っていうのが客観的に見られてよかったです。

乗った! 漕いだ! クララが立った!

実際ボードに乗ってまずはカヌーのように座って漕いで、一漕ぎ一漕ぎごとに毎回感動してたな。「あっわたし今前に進んだ」「あっわたし今方向転換できた」って。
インストラクターさんは「おっ方向転換覚えましたね〜」とか「上手ですよ」とか「できましたね〜」とか褒めるのが上手だった。

体感割とすぐ(10分あった? ぐらい)、じゃあ立ちましょうって言われて、めっちゃぐらぐらして怖かったんだけど、あの立てた時の感動、最近ちょっと感じたことがなかったやつ。インストラクターさんに届いたかどうかわからんのだけど「わたし立てましたわ」いうた覚えがある。あれは本当に「クララが立った!!!」だった。

最初立つのめっちゃ怖かったんだけど、自転車に乗れるようになった時みたいに、座ってもすぐ立てるようになった。ボードの上は思ったより安定していた。なんか全然進まない時もあったけど、それさえも楽しかったな。わたしはこれまで全然知らない場所にいると思った。

ここが良かった川SUP

今回は川でインストラクターさんの監視下でのSUP体験で、よかったなあと思ったことは
・川なので不確定要素が少ない
・めっちゃ静か
・こんなにも何も考えないでいい空間があるのかと思ったこと
です。

不確定要素というのは「不慣れなボードで水の上を漕ぐ」という動作をするにあたり風以外の邪魔をするものがありませんでした。海は波があるのでこんなに簡単に慣れるということはなかったんじゃないかと思います。
新町川はひょうたん島クルーズという船が走って、その時はかなり大きめに波が出る3んですけど、今回はそれがなく4、川を独り占めしていたようなものです。

まあ日常的に人通りがないんですけど、平日の昼間ということもあり発生する音が自分がパドルで水を掻いて発生する水音ぐらいなんですわ。
これいうとめっちゃスピリチュアルな感じ出ないかと思うんですが、なんかすごい「川と一体感」があった。正直川からの視点で、新町界隈を見たことは何度もあるんだけど、違うんだわ。
わたしは自分の力で今川の上に立って移動しているという謎の感動。

静かだから、「お店に行ったとき曇ってたけどちょっと晴れてきたなあ」とか、「橋の下こうなってるんだなあ」とか、「マチアソビの時はいつもあそこから東公園ステージを見ていた」とか、「今この瞬間」に全意識が届いている、そうかこれがマインドフルネスとかそういうやつか、なるほどそらヨガするはずやなと思った。

県庁所在地で、県内一番大きな駅から徒歩10分の場所でこんな体験できるのすごいなと思った。

 

あっという間の1時間だった。ものすごく楽しかった。

  1. サーフィンかっこいい []
  2. 類友なので「皆で写真撮ろう!!!」っていう感じにならない []
  3. わたしはあの船に乗ったことも船に手を振ったこともあるから詳しいんだ []
  4. 船は出たけど帰ってこなかったのでイオンモール行きだったのかな []