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わたしは全人類見てくれとは言うけど、あんまり絶対見てくれとは言わんのですけど、2011年ぐらいにうたプリに触れたことがある人(テレビじゃなくてもニコ動とかでもいい)はちょっと今映画館でやっている劇場版スターリッシュツアーズをみてほしい。もうとっくにうたプリを離れたという人も、そもそもちょっとたしなんだだけという人も、2022年のST☆RISHをみてほしい。
それこそわたし(鳩のアカウント)を2011年ごろにうたプリ経由でフォローした人は本当に絶対に見てほしい。いやな思い出があるから見たくないとかそういうのがある人はちょっと無理強いできないけど、そのころにわたしをフォローした人は同じ幻覚を見ていた可能性高いので、今ジャンルが何であれちょっと見てほしいです。

ということでここから今日の感想を書いていきます。
今回はめっちゃ前列(選べる中では一番前の、いっこ後ろのドセン)で見ました。もうひとりがセンターブロックの右端で見てましたが、あっちだとなんかが聞こえるみたいです(ざらっと見たところ、真斗関係の何か)。
前列でよかったことは初回では聞いたことない足音が聞けたことです。もしかして聞こえてたけどスルーしてただけかもしれないけど、それでもスターリッシュツアーズ(曲名)の一人ずつしゃべるパートの音也の足音とレン様ソロの1曲目の足音。

何を見ててもUUUU(以下4U)が最高すぎる。あれ4Uだったかな、スタアワだったかな。暗めの照明でなっちゃんの緑の目が際立つ顔のアップがあって、あれがすごく好き。あと4Uのソロダンスパートのなっちゃんのところ。

ダブアン曲ことマジLOVE1000%の話をしますけど。
今も昔もST☆RISHはわたしのすべてではないけど、たくさんのはじめてをくれた存在であることには疑う余地がありません。

11年と2か月ほど前、タイムラインで話題沸騰だったから名前は知っていたけど見るつもりはなかったアニメが兄のレコーダーにあったことからすべてははじまりました。あなたの最推しは、とか人生変わった曲はとか聞かれたら間違いなく「Revoさんが作ってきた曲の数々です」というけど、10年単位で久しぶりに買ったアニメのCDも、声優さんが歌って踊る舞台のチケットも、ソシャゲも、友達のふぁぼ欄から縦フォローを決めて今も仲の良い状態を続けている友達も、初めて作った同人誌も、カラオケやライブで踊ってきた生活やGRANRODEOや宮野真守アーティスト活動もすべてマジLOVE1000%が連れてきたことです。そんな歴史や思い出が詰まった曲です。
それを当時と同じ振り付けで、あのころと比べてずっと「大人になった」と感じる表情で、(もしくは実在を信じてしまうほど成長した技術に敬礼しつつ)マジLOVE1000%を歌い踊る12年後の姿を見られて感無量です。めっちゃキンブレを振りながら泣きました。
いやもう本当に音也が。音也お前マジでさあ、と思います。なっちゃんはずっとかわいいけど、ふとした瞬間に大人になったなあと思うしトキヤは丸くなったなあ音也に影響されたのかなあと思うし、翔ちゃんの男前ぶりがもうやばいです。翔ちゃんはイケメンというよりは圧倒的に男前なんです。わかりますかこのニュアンス。真斗とレン様は御曹司担が丁寧にローラーでつぶされているところを見るのがとても面白いです。セシルちゃんはソロ曲の本人の力を使っている感がすごいのと、マジLOVE1000%の表情がとても印象的です。
いや本当にルーレットでこんなにミンチにされていて、9月23日のわたしの情緒が不安。

あっちこっちで豪華版の再入荷を聴くのでよかったなあと思う。
わたしも都会(具体的には池袋・川崎・横浜)みたいに音の聴き比べをしたい。

ヒプマイ8thのディビジョン別単独ライブはセットリストがどうなるのかなと思って、2days買うべきかどうか悩んでとりあえずハマを試金石として買うことにした。公演時間とか雰囲気つかみに。ハマが一番距離遠めでそんなに推してないディビジョンなので冷静に見られるかなと思って。

公演時間はトータル2時間ぐらい。最初は他のディビジョン曲を使ってのDJパートでその後ダンサーパートがある。MCは割と少なめでソロ曲もディビジョン曲も18人曲も全部やる。アニメ曲はやらないけど、ハマはMCで「キズナァ!」いじりが2日目にあった。
ゲストのターンは3曲前後とMCちょっと。
セトリはTwitterは同じだって言ってる。
この5年間そのブルーを握りしめてきたあなたたちを私は誇りに思いますよという銃兎とか、サマトキサマから急にかわいくなる浅沼さんとかとてもよかったので、セトリが同一ならあとはMCとか今日のこの曲というところに楽しさを見出すことになる。ゲストアーティストが好きとか興味ある方を選ぶことになあと思ったのでオオサカはとりあえず1日目 Creepy Nutsの初日、シンジュクはZeebraの2日目、ナゴヤはどっちも見たい、ブクロはどっちでもいい、シブヤはKREVAの2日目が今候補。

ヨコハマ単独でよかったのはシノギ、サイプレス上野さんのフリースタイルがすごかったSUMMIT OF DIVISIONS。SUMMIT OF DIVISIONSめっちゃあがる曲だから好き。
わたしハマは思ってるより理鶯ソロが好きだなと思った。ビジュアルで言うとやっぱり浅沼さんが好きなので、3人いたら見ているのは浅沼さんだ。

ディビジョン別ライブでいいところはやっぱり舞台上には3人と、DJとダンサーしかいないので、ソロで抜かれる率が高いところかな。

1. メドレー
Survival of the Illest +
ヒプノシスマイク -Glory or Dust-
Hang out!
2. Yokohama Walker
3. シノギ(Dead Pools)
4. Gangsta’s Paradise
5. 2DIE4
6. ベイサイド・スモーキングブルース
7. What’s My Name?
8. Uncrushable
9. G anthem of Y-CITY

DJ & Dance Bridge

GUEST ACT「サイプレス上野とロベルト吉野」
10. メドレー
PRINCE OF YOKOHAMA 2016
Uptown Anthem feat. 碧棺左馬刻
11. おもしろおかしく

12. SUMMIT OF DIVISIONS (8th Live ver.)
13. Scarface
14. HUNTING CHARM
15. メドレー
ヒプノシスマイク -Division Battle Anthem- +
ヒプノシスマイク -Division Rap Battle- +
Hoodstar +
CROSS A LINE

初日だけで5回見た人がタイムラインにごろごろいて、そういうタイムラインを作ったのはわたしだけどすごいなあと思ったけど、いやあれは連続で見たいよね。初回はひたすら供給と情報量の暴力なので、何が起こっているのか把握するだけでも精一杯なんですよ。わたし初回応援上映で、キンブレもリングライトも山盛りつけていたけど、キンブレ触れたのは2曲ぐらい、リングライトはずっと消灯したまんまだった。スクリーンを拝んでいることの方が多かったので、リングライトは実質数珠だった。
いや今回ばかりは「ありがたいありがたい」って大仏を拝むおばあちゃんの心境というのはこういうものだろうかと思った。菅原孝標女1でも可。前かがみにはならないが何回椅子から滑り落ちたかわからない。
いやだって本当にすごかった。
「こっちの世界ではまだファンタジーにすぎないけど、スクリーンの向こうの世界では数々の技術が開発・実用化されて表現や演出の幅が広がっているなあと思った」ていう感想が普通に転がり落ちてくるぐらい、魔法みたいな演出に、リアルな、ライブでよく見るキレッキレのダンスがたくさん見られる。いや本当に11年ST☆RISHを見ているけどこんなに踊れるユニットだったんだな。
マジLOVEキングダムの延長線上にある続編と思って見に行ったらはじまってすぐぶん殴られる、ものすごい1時間強。
うたプリ以後勢いのあるアイドルがたくさん出てきたけど、「女性向け男性アイドルコンテンツのパイオニア」としての貫禄を感じた。

わたしは3次元のアイドルのライブはNEWSしか行ったことがなくて、「何かよくわからない高度な技術のことを魔法と呼ぼう」という演出が多用されたperfumeのライブには何度か行ったことがあって、スクリーンの向こうの世界の演出に近いことをしているのはPerfumeだと思っている節ある。
でもマジLOVEスタリーッシュツアーズの冒頭の演出についてはちょっとエプコティアを感じましたね。
キングダムは「頑張ったらプリライでできなくもない」リアル寄りの演出だったのに対して、スタツアは「スクリーンの向こうの世界だからできること」満載でリアルとファンタジーの融合で、段々「大型歌番組ではこういう演出あるかもしれない」と思ってくる。なんかスノードームの中にいる人とか、なんか召喚してる人とか、いるけども。
ちらっと読んだ豪華版のインタビューでは「ソロ曲連打は飽きられるかもしれない」みたいな記述があったんですけど、見てるこっちはわんこそばどころではない。音也だけだと思ったら真斗がピアノを弾いていて、しかも私が愛してやまない「バンドサウンド」を奏でそうな音也がおでこを出して飛び出してきたら理性死ぬよ。こちとらコロナ以降3年現地現場は踏んでいないんだ。
全体的に心の中で大絶叫だったけど、翔ちゃんが「俺の名前を呼んでみろ」とか言ってたあたりは反射的に声出てたかもしれない。

1回見ただけじゃ足りない。もっと浴びるように見たいと思わせる麻薬みたいな映画だった。
実際うたプリ大好きなわたしでもわたし今何を見たのかと思うぐらい記憶が失われ、代わりになんかすごい良いものを見たという幸福感で満たされる。ライト勢な友達も「この物欲の消えた私が豪華版のパンフレットを買ったしもうちょっと見に行く」というほどだ。
はやく2回目に行きたい。県内唯一の上映館はキングダム上映時にわたしが要望メールを入れて、ずっと夜間帯に開催していた応援上映を日中時間帯に開催しようとスケジュール調整してくれたありがたいところだ。
音量も大きめだったように思う(もともとそういう風になってるのかな)。没入感半端なかった。あれはポップコーン食べている余裕ない。

とりあえず今回はこの辺で。

  1. 源氏物語めっちゃ尊い。ざっくりあらすじは聞いたけど読みたいんや頼むわ神様仏様と拝んでいた平安時代のオタク []

WOWOW契約したの初めてなんだけどめっちゃいいですね。録画できるしテレビ以外にもオンデマンドってiPadで見られるサービスあるし、WOWOWオンデマンドでアーカイブ配信あるから延々見ていられるし。今回配信もあるけどどうしようかなーセットリスト見た後も全部好きな曲だけどどうしようかなーと思ったけど、WOWOWも契約してるしいいかなあという気持ちになった。

DAY2もセトリめっちゃいい。
きーやんめっちゃ踊ってたな。プリライ2日目は振り付け嫌いって言ってた人があんなに踊ると思わなかったしトラキャン大阪野音の時はすごく照れくさそうにラバハイ踊ってたのにもう慣れたもんですねえと思った。
歌ってるところものすごくかっこいいので、わたしが躊躇いなくチケット買って都会に行ける日が車で今の体力維持してほしい。

会場がすり鉢状のほぼ野外で最初はかなり雨が降りそうだったのか屋根が設置されてたけど、途中で解放されてた。背景に富士山を背負って歌うきーやんかなりエモい。

シャニムニからのCanDoめっちゃ聞き覚えがあるけどこれどこのセトリだったかな。
キャンサマ(大阪)はCanDoからのシャニムニだったんだよな。シャニムニ大好き。

いやさっきも書いたけどHEAT WAVEPFLビリラの3曲できーやんめっちゃ踊ってたしあの白い衣装が王子様めいていて最高だった。汗だくでメイク落ちててぐちゃぐちゃの前髪で歌うところもすごく好き。

河口湖両公演円盤にしてほしいわ。
でもあんなにばきばきに騒ぎたいセットリストで空調とかないだろう野外でお客さんちゃんとマスクしててえらいね。死んでしまうやん。

恋はmirageの前、きーやん多分演奏できないのにウクレレ持って出てくるのめっちゃかわいいと思ってしまった。

questionの時は声量とか安定感に不安があったけど今公演は最高だった。

めっちゃ面白かった。

予備知識をほぼ仕入れず見に行ってしまった。
知ってたのは
・小説原作(まずここでびっくりした。オリジナルアニメだと思っていた。)
・能が登場するけど別に能は知らなくても大丈夫だよ
・プログレッシブ平家物語1
・タイムラインのまったく接点のない(趣味も違う)人たちが口々にほめていたので多分面白い
・応援上映があるらしい

ぐらい。だからミュージカル映画っていうのもまったく知らずに見に行ったんですよ。原作読んでいってもいいかもねー解像度あがるよーっていうのを見たけど半分ぐらい読んでいったので壇ノ浦のシーンはよくわかった。

時代は南北朝時代? 天皇が2人擁立されていた時代で、足利義満がいて、観阿弥がいてっていう時代。わたしは教科書レベル以外のことはあんまりよく知らないので「これ日本史の授業でやったな……」ぐらい。点と点はわかるけどそこがつながってないん。
今ググったら北朝を擁立したのは足利尊氏だっていうから逃げ上手の若君の時代ぐらいかな。

琵琶の音が心地いいんですよ。あれまじもんの琵琶の音色なのかな。生まれてこの方数十年、わたしの夏は三味線と鉦と太鼓と篠笛の音色で作られているので、知らないはずなのに「故郷の音楽」という感じがすごかったです。文楽や人形浄瑠璃は見てるけど能も狂言も歌舞伎も未踏の文化なので。

友一が犬王の物語を語りだしてからはあれ普通にライブじゃないですか。日本古来の芸能。特に鯨はめっちゃQUEENだし。これを声を出すなというのは酷だなと思いました。わたしは歌詞が表示される上映回で見ていたので、手足はリズムをとるし思わず口パクしてしまう。そら応援上映するわって思った。

とりあえず出てきてから感想待ちしていた友達に「めっちゃ面白いから見たほうがいい」と送って、どういう人におすすめかということを考えてたんだけど、「ライブ、特にロックに行くような人は面白いんじゃないかな」と思いました。
「これはお前の物語だ」的なセリフをよく聞くのでHiver2 を思い出すし舞台刀剣乱舞の三日月宗近を思い出すようでもあった。
スタッフロールで「脚本:野木亜紀子」の文字を見つけたのでそらうまいはずよこの脚本って思った。

歌も劇判もすごくよかったからサントラを買いました、

明日の夜には手元にあるのに待てないから鯨だけiTune storeで買いました。鯨めっちゃいいんだよね。

ラストの無音のシーン、なんかどこからともなく音漏れしているような音が聞こえたから何かなと思ったら映画が終わったら前の席に座ってた人がイヤホン外してたから副音声上映を楽しんでいたようなので、その音みたいだった。わたしが再生停止できてなくて音が流れてるんじゃなくてよかった。

犬王の原作も映画の後読み終わった。
小説のほうの犬王は章を切るペースが短くて語り口が口承文学のようで面白かった。

  1. これはフォロワの感想 []
  2. Sound Horizon「Roman」に出てくる登場人物。自分が生まれてくるに足る物語があるのだろうかと双子の人形を遣わす青年 []

ちょっと忘れてたけどヒプマイって楽曲の良さで全力で殴りに来るコンテンツだったなと。
見たのに知ってるのにブラックジャーニーもデスリスペクトもすごかった……。あとやっぱりイケブクロはすごいなあと、新曲とIKWGPを見ながら思いました。
あとこれは3時間フルで思ってたんですけど葉山翔太くんあの髪色めっちゃLiSAだからふつうにLiSAと間違う。

今回の感想
この天の声聞いたことがあると思ったらサッシャ
あまちゃんあざとい。(わたしの中では眉山山頂のプリストイベントで飛び跳ねてべさまとハイタッチしてた印象があまりにも強すぎる)
黒田さん面白い
浅沼さんしゃべったら可愛すぎる(歌ってるところあんなにかっこいいのに
リーダー鼎談はありがちだけど、2番手3番手トークコーナーもあってよかった。

ところで5周年を前にしてヒプマイくんの情報解禁の嵐がやばい。ディビジョン別とはいえCreepy Nutsとかジブラとかクレバとか呼べるヒプマイすげえ。とりあえずCreepy Nutsくるほうのオオサカとナゴヤ両日とブクロは見たい(配信あるのでありがたい)

上映環境がすごく悪かった1んだけど頑張って見に行った。小さいスクリーンだけど結構人はいて、割と高齢な気配がした。

あの空気感をこんないい感じで強めた上で再現できたなと思うぐらい、多少の改変を含めつつ原作重視映画でした。
何いうても原作うららさんはちょっともさっとした女子だけど映画うららさんは芦田愛菜ちゃん(かわいい)し漫画雪さんより映画雪さんは若く見える。でも雪さんにおすすめ漫画を聞かれて1冊ずつ説明して(ただし早口)最後にあとこれもとめっちゃ差し出すうららさんはめっちゃオタクだったし、あの宮本信子さんはとても「品のある老婦人」だった。
BL漫画のシーンがたびたび挟まれるけど露骨な性表現はないので安心してほしいしそこに朗読の要素はない。

良かったシーンを箇条書きで書いていく。
この映画〇年前のわたしと×年後のわたし両方いるなあと思ったんだ。
うららさん作中で事あるたびにめっちゃ走ってる。雪さんと漫画の話いっぱいしてるのかなあ毎日いきいきしてるなあと思うと同時に、芦田愛菜ちゃん走るフォームがめっちゃ綺麗。こんなことを思ったのは日曜劇場「天国と地獄」の綾瀬はるか以来。
あれだけ揺れ動く感情を表現できるまなちゃんすごいぞ。

分かりやすい緩急あるドラマチックな展開というのはないんだけど(それは原作にもない)、季節の移り変わりとか、ノートに書かれたたくさんの絵とか、「これを本にして売る。正気か?」と問いながらアナログで漫画を描く(スクリーントーン貼ってた!)。そして入稿する。しばらくしてすごく見覚えのある茶色い包みがうららさんと雪さんの前にある。エモーーーー。
あとうららさんの漫画はちゃんと終始「絵を描き始めた」レベル2なのが良かったです。スタッフロールであれを描いたのは鶴谷香央理さん(原作者)と知りプロってすごい3
そういう日常と、日常の変化が丁寧に描かれてる作品っていいなあと思いました。

紬を演じている高橋恭平くんよかったね。まあいうてみれば「主人公の幼馴染(彼女あり)」という結構がっつり絡んできそうなのに立ち位置絶妙だったな。さりげなく気にしてる感じ。紬の彼女の英莉ちゃんがすごく好きな顔だった。紬がうららさんの部屋でうっかり見ちゃったBL漫画から、本屋で「こういうの見る?」って聞かれた英莉ちゃんが密やかにBL沼に落ちてるのがおもしろかった。世界一初恋買ってた。

コミティア帰りのコメダ先生が雪さんに見せていた戦利品は「今日読みたいから手持ちで持って帰る本」だと思ってしまい。
あのシーン映画オリジナルだから雪さんが「この本を作ったんです」ってさも自分が描いたかととれるような発言をしていて、お、印刷費を出したのは自分だ発言か4思ったけどサイン会のところで描いたのはわたしの友達です発言があってよかった。

わたしは友達の代行で森薫さんのサイン会に行ったことがあるんですけど、目の前でキャラクターを描いてくれて場合によっては結構しゃべるサイン会でなんか懐かしくなった。

いい映画だった。

  1. 公開初週で朝いちもしくは夕方の二択 []
  2. Pixivの新着にありそうな []
  3. Pixivの新着の再現…… []
  4. 映画はうららさんが出資を辞退するシーンはない []

いつ見に行こうかと思ったけど勢いで今日行った。上映館がとても遠いので時間が合うときと行く気があるときに行かなくてはいけない。この映画館来たの2019年8月以来。今年は花丸3部作とスターリッシュツアーズで何回来るかわからないので有料アプリ会員になりました1。アプリデー1100円の日が仕事休みの日なのでちょうどいい。

長義と文久土佐が出るっていうのは知ってたけど、大阪城も出ると思わなかった。
聚楽第はスルーされていたけど、長義に関しては思ったよりきっちり描かれていたな。山姥切国広に突っかかるけど、練度低いから実際は写しより弱いという現実に打ちのめされてるの。慈伝の長義近いかな。本丸に馴染んだ後の長義ー配属直後の長義ー馴染んだ後の長義と、本丸のこと大事なんだなとわかる描写あってよかった。菓子折り持って謝りに行くところとか真面目かっていう感じだ。
冒頭の3分アニメは小狐丸がいてよかった。花丸本丸の日常パート、いろんな刀が多数登場してしゃべるから少ないんだよな。小狐丸が背を向けて通り過ぎるシーンはガン見した。
でも日常過ぎず戦闘パートも多く、ダレる要素はなかった。肥前と南海先生はとてもいい。
本丸経理で悩む長谷部と長義、大阪城でヒャッハアする博多、本丸のために埋蔵金! とはしゃぐ博多とか、五虎退のトラに絡まれる南泉とか、わたしこれPixivとTwitterでめっちゃ見たって思った。
白山と毛利藤四郎はたくさん出てたな。集合のあの鈴、本丸に顕現している刀の数だけ鈴があるってマチアソビのトークイベントで聞いたけど、どのぐらい増えてるかわからなかった。
最後でかしゅうくんが修行に旅立つんだけど、これは帰還後の初出陣とかで慶応甲府だったりする? 御前出るまったなし。

  1. 自動更新なので来年のわたしに向けて解除しなっていう手紙を流しました []

いやすごいものを見たなー。とてもとてもよかった。久しぶりにカオナシのようになって劇場を後にした。映画は12時ごろに終わったけど何か食べようかとは思わなかったし何を食べるとも決められないし、とにかく人としゃべるのが難しい状態だったので「映画見に来たときはだいたいこのおにぎり食べてる」というおにぎりを1個だけ買って帰り、そのおにぎりは16時ごろにようやくお腹が空いたので食べた。

長い映画(2時間30分ぐらいあるはず)だけど、あの重さでそんなに長いと感じさせないのはすごいし、でも見終わった後ちょっとしてから疲労が来るしという感じ。
検索から辿り着いた人のためにわたしの立ち位置を書いておくと「凪良ゆうファンの原作既読勢」です。
なんとなくこの映画の評判を知りたい人について簡単に書いておくと
「基本重い」
「冒頭10分ぐらいをはじまりとして、それなりに尺を使う性描写・男女間の暴力のシーンが複数あります(映倫的には全年齢向けです)」
「モラハラDV彼氏が登場します」
「小説原作で、原作のシーンは結構省略があるので予習は必須ではありませんが、映画では省略されたシーンの補完ができるので気に入ったら原作に遡るのはおすすめです」
以上の点がクリアできるならお勧めできる映画です。

原作と映画の一番の違いは時系列とともに進んでいく原作と、フラッシュバックみたいに過去と現在が自由自在に行き来する映画かなと思います。原作にあるシーンは結構豪快に省略があって、更紗と文が引き離される場所は遊園地ではなく湖的なところです。
省略がどんなものかと言えば、原作の更紗は職場の伝手をたどって夜逃げ屋さんみたいなところに頼んで引っ越しをして、生活を立て直していくシーンがあるんだけど映画はいきなり「誰もいない部屋で更紗が寝ているシーン」ではじまる。わたしはどうやってここにきたか知ってるけど想像の余地がある、というか、「原作を大事にした映画化」という感じは受けました。

役者の演技がとてもよくて、わたしは横浜流星についての知識は「10代にキャーキャー言われてた」というバラエティ番組の知識と「芸名ではなく本名」ということぐらいなんだけど、これから先の俳優人生で、この映画が影を落としたりファンが減ったりする映画じゃないといいなと思いました。それぐらい横浜流星すごかったなと思います。ナチュラルに支配欲を持っていて感情的に更紗に暴力を振るい、ある時は無理やり行為に及ぼうとするモラハラDV彼氏役。
中盤? の床で無理やり致そうとする亮に対して筋トレ用具で難を脱する更紗は、これは刑事ドラマだったら亮は確実に死んでいたからよかったなと思いました。
松坂桃李のラストのあれは知らないとよくわからないと思います。
世間的に文=ロリコンというのが最初のほうは伏せられているので、更紗だったり梨花ちゃんだったりの口から飛び出してびっくりしたり、体調不良の梨花ちゃんと文のシーンは小学生更紗のシーンのリプレイみたいでグッときましたね。だからこそ倍増される前科者だからとりあえず引っ張っとけっていうあのシーンの何とも言えないあれ。

映画を見ながら「凪良ゆう作品をこんな形で見られるのありがたい、K島さんありがたい……」と拝んだ。
湖で文が浮かんでるシーンはよくわからなかったけど、文のお母さんがトネリコを引っこ抜いてるシーンはよかった。目をそらしたお母さんと、そのあと文が更紗のケチャップをぬぐうシーンで更紗が文の目をじっと見てるところよかったな。

K島さん……東京創元社の編集者。ミステリフロンティアの発起人。2017年に「神さまのビオトープ」と出会い2018年は凪良ゆう作全作マラソンを行い(短文感想をtwuitterにあげておられた)新作を依頼した。その年流浪の月は本屋大賞を受賞した。

拍子抜け、というのが正直なところである。
役者はいつも通りのいい仕事をしていたけど、脚本と広報がちょっとあれだったという話をだらだらしています。

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