ニコニコでタイムシフトありの配信をやっていて、この年になってはじめてニコニコプレミアム会員登録をした。
あんまり情報がないままに見たいので、映画のほうなのか舞台のほうなのか分からないままに見た。舞台の方だった。
なんでそんな情報がない中見ることにしたのかというとこれは単に末満健一脚本作品だからです。あと梅津瑞樹くんと橋本祥平くんが出ているので興味があった。
梅津くんはともかく橋本くんはろくにんよれば町内会(バラエティ)でしか見てないので、どういう役者なのか全く知らないのでこの機会に。
時代もので、ちょんまげや刀がある時代。殺陣がもりもりあるので、わたしのような人間には大変好物で、一番の見せ場のバックでお経が延々流れるところもある。

映画は確か1時間半ぐらいだよっていう感想ツイートを見た覚えがあるけど舞台は2時間半。
まあ、「末満さん血の色何色だよ」っていうTRUMPでも刀ステでも思わなかった感想を抱く。

荒木さんが主演で、陽之介と旭太郎という双子で、双子は不吉だからと片割れは葬られる世界。「正義と悪」「敵と味方」「勧善懲悪」みたいな分かりやすい話ならどんなによかったことかと。人間とか主義主張とか感情とか執着が混ざりあって最後に誰も残らないみたいな話だ。
「死にたくねえ」「幸せになりたかっただけなのに」とか「お前が殺してきたやつに情けをかけたことはあったのか」とか敵は討てたけど……のあのシーンがしんどすぎるわ。「お前を間違えるはずがないだろう」と言っていた人たちが陽之介と旭太郎を見間違えていく人々もな。橋本くんはロクマチの印象、特にうるさいキャラとしての印象が強いので、ヒャッハー系やると強いし、そこからの振れ幅で伽羅が今際の際に「旭太郎」と思って陽之介に縋るあのシーンの攻撃力高すぎる。
しんどくなる映画が好きな人はぜひ。