カテゴリー「 読了 」の記事
1991件の投稿
\ ぐーってんもるげん! /
死相も超くっきりの美少女、私の目覚めを待っていたのは星詠みの巫女の予言の元遣わされた神殿騎士で、
それまで生まれつきの病で死の淵にいたが「聖女」に選ばれ奇跡的に健康を取り戻したのだった!
そんなぐーてんもるげーんでヘブンリーを足したような……コミカル:シリアスが7:3ぐらいの。
いやー赤の王子と青の王子ってそれだけでもテッテレテッテレテッテレテッテレ。
硝子の棺で眠る姫君の話はさておく。
イリスは生まれつき病弱でベッドでずっと過ごしていた。家の稼ぎはイリスの医療費に消える一方、自ら薬学を学び薬を調合していた。しかしもうそれもできないほどになった。夏のある日、家族に看取られ最期を迎えようとしていたとき、月の女神から天啓が下された。100年に1度の日蝕に合わせて神に選ばれる< 聖女>としての使命を得、尽きるはずだった命が延ばされた。
それからは神殿騎士クレディオに連れられ貴族の子女が多く通う王立ローザリア学園で暮らすこととなる。
この学園は門戸は等しく開かれているが、入学金と学費が非常に高額である為自然と裕福な育ちの者に限られるのだ。かつての病弱少女は健康を手にいれ天然大食い少女へと進化していた。
とりあえず私はジェラルドが好きです。間の抜けた黒幕も好きです。
なんだろうこのハーレクインっぽいタイトルは、と思って買った。
ハーレクインは読んだことないけどラブストーリーの出版社ハーレクイン (HARLEQUIN_JP) on TwitterはTLに咲く一輪の花です。
19世紀イギリス。良家の子女アリス・グレシャムの家は父の事故死と急ぎすぎた投資の結果没落した。
は、ショックで倒れた母と社交界デビューして間もない妹、デビュー間近の弟、まだ幼い双子、父の遺した借金を一身に背負い、路頭に迷いかけた。親戚を頼り自分は男爵家で住み込みの家庭教師として働き令嬢ふたりの面倒を見つつ、家族には借家を見つけ仕送りをしている。
以前は自分が華やかなドレスを着てダンスをしていたが、社交の場に馴染めなかったアリスは今のほうがいくらか気が楽だった。ただ、誰にも内緒にしている「小説が自由にかけない」ということが唯一にして最大の苦痛だった。
ある舞踏会で出会った”鋼鉄のプリンス”と呼ばれるウィンダミア公爵に呼び出された。彼はアリスに「小説を書いて欲しい」という。
単巻完結のシリーズ4冊目。既刊は「ヒエログリフ」とか「ロココ」とか「沙漠」とか「永遠のハッピーエンドロマンス」とかいう文字が踊っています。ザ・コバルト。三浦しをんのロマンス小説の七日間をちょっと思い出した。いや作中作が現実に影響を及ぼすわけではないけど。むしろ文学少女だけど。
12月刊だったか1月刊からだったか、コバルトは紙質が変わった。黄色系からSD文庫みたいなのになった。
コバルトは最近ほとんど買わないので「こんなにノドぎりぎりまで文字詰まってたっけ……」とか思った。
思わずアンゲルゼとかベントーとかと比べてしまった。
面白かった。最近こういうのは読んでいなかった。
ランダムハウス講談社文庫みたいなのをコバルトに輸入するとこうなるんだろうか、とかちょっと思った。
メインは昭和30年代〜50年代。ちょいグロ。
新婚間もない植物学者の夫と医者の妻の物語からはじまる。日本にはいないはずの不思議な形状の蟻をみつけたと、山上はフィールドワークのため1年間瀧楚上村へ行くことをきめ和子もそれについていくことにした。
瀧楚上村は高齢化の進む集落の上無医村なのである。
山上はすぐにでもフィールドワークに出たかったが、小さな村だからよそ者には不審な目を向けられるとまず案内に連れて行かれる。この村には「集落の人間以外入ってはいけない社がある」と聞かされる。
この村には過疎の村には似つかわしくないところがあった。あまりにも健康すぎるのだ。
和子は聴診器やら血圧計片手に「健康診断をします。もちろん無料です」と老人に声をかけるがまったく相手にされない。病気をする者は確かにいるのだがが次の朝には何事もないかのように畑仕事をしていた。
壷が非常にぐろかった!
お優とべにと大蜂の3人はよかった。昭和51年最高。
マリアーヌは元騎士の叔父に憧れて7歳のとき彼に弟子入りした。
騎士になるため腕を磨く一方乙女らしい一面も見せていた。兄弟子のラジールに恋心を抱き6年、ふたりの間には確かに大切な絆が結ばれつつあった。ただし生涯の友人として。初恋の人はマリアーヌの姉を愛していた。
マリアーヌはふたりの仲をまとめ、剣よりドレスの似合う乙女になるべく「末の姫君の話し相手になってほしい」という叔父の依頼を受け王都へ旅立った。
マリアーヌは「ハチミツとクローバー」のあゆのような女の子です。
勇ましくて聡明で初恋玉砕で、やや乙女だったり「兄貴ィィィ」と慕われるようなお人よし。
末の姫君ミリエールとは「姉と妹」もしくは「姫と騎士」のような関係を築き、第2王子に気に入られ極秘で王宮内を捜索することになる。この王宮には謎の宗教団体が幅を利かせているのだ。
陰謀といえば陰謀ですがラブコメです! ラブコメです!
第1王子の可愛さはやばい。
しかしこれはどう見ても執事である。出番は少なくとも執事 is No11。
- アルビオンの夜の女王の時もこんなことを言っていた気がする [↩]
雑誌収録分とか同人誌とかを……
並びは読んだ順です。
GOSICKs 黒の僧侶は祈りを捧げる 桜庭一樹 (野性時代2月号 読みきり文庫)
脳内ではベルゼブブの頭蓋脱出のシーンで再生された。
少し雰囲気が変わった気がする……。いやセシル先生とゾフィがなんだかこう、GOSICKのあとがきのような。
あとイアンと「エヴァン」になってた。今見たら富士ミスのはエバンだった。
ヴィクトリカは興味なさそうに書物に首を突っ込みながら、静かな声で、
「それだからこそ、この貧しき地上のどこかに、常に"祈る"人が必要なのかもしれんなぁ。ちいさく無力な僧侶たちが、人知れず、世界を、絶望から守っているのだ」
それきり静かになったので、一弥はそっとヴィクトリカの横顔をうかがった。(P135)
読みきり文庫というのはよい。角川文庫サイズなので収納場所を考えないでいい。
えっちなようでえっちでないすこしえっちな(賢狼とか文学少女とかあにきとしゃていとかの)本 宇佐見尚也
冬コミのうさみさんの本。えろかった。あにきとしゃていは割とありなんじゃね? とか思った。
うさみさん多才だな。今一発変換では多妻だったんだけど間違ってはないと思う。
光圀伝 予告&第1回 冲方丁 野性時代
7歳児が首が飛ぶところをまじまじと見て、その後父に言われてほつれた髪をひきずってずるずるもえ。
この首がどうなるのかもなかなかすごい。冲方作品を読むのはこれが初めてだけどおもしろいな。
予告編はこれかなり先じゃね? というところまで読める。わたしは祝言のターンは死にそうだ。
暗闇の道を、男の首を引きずって歩いていた。
たかが人間の頭部一つ、楽に持ち運べると思ったのだが、これが意外に重たい。(略)
どうせ罪人の首なのだから汚れようと気楽なものである。ごろんごろん転がすようにして運んだ。子供が生首を引きずる姿は、それ自体はひどく不気味なものになりそうなものだが、光圀の天性の覇気が、そういう印象を寄せ付けなかった。(P48〜P49)
その他の野性時代2月号。
まだ全部読んでない。むしろ1月号もほとんど読んでないのですがぺらっとしてたら台湾角川ラノベ大賞の記事が。華葬伝のあれである。
・2003年:台湾ではじめてライトノベルが出版される。
・2005年:「灼眼のシャナ」がベストセラーに。台湾だけで4万部の大ヒット。日本で換算すると20倍の80万部に相当。
・2006年:台湾国際角川書店がライトノベルを「軽小説」と名付け大々的なキャンペーン展開
・2007年:大手漫画出版社参入。台湾ライトノベル戦国時代の始まり
IZUMI(華葬伝イラストレーター)「日本のイラストのレベルが高い。私にもそのクオリティが求められた。何度も描き直した」
光来たる島 須賀しのぶ
冬コミの須賀さん本。流血女神伝後日談。早いもので女神伝が完結して3年。
喪の女王より暗き神の鎖の展開のほうがよく覚えているなあ、とおもった。これを機に集めて再読するべきか。
流血女神伝の序盤〜砂の覇王までは友達に借りて読んだので手元にはないのだ。
機と見れば一気に畳み掛ける機動力と決断力笑った。しかし思ったよりエティカヤ1が取り扱い注意だった。
子供たち編のその後について言及される。
子供たち編は男主人公2、つまり非常にきつい展開になる。アンゲルゼはきつい展開だったけど、まだ少女主人公。でも5冊予定が4冊予定になった経緯と最近のレーベルの変動っぷりから、子供たち編など言語道断じゃないだろうかと須賀さん側からコバルト編集部に保留でお願いします、と。
それからラノベと一般文芸の両立の無理具合3などをあげていた。
ここ数年のうちは無理だけどそのうち待っていればひょこっと出るかもしれない。そんな感じの様子。
19歳を描くアンソロジー。
2Bの黒髪がよかった。こういう「実体験をもとにしました!」と言われてもまったく不思議ではないような内容は、心の中のやらかいところを握りつぶしていくんだぜ。わたしは浪人してないし漫画も書いてないけど。
7と嘘吐きオンラインの人の絵柄にあとがきを放り込んで脳内コミカライズが開催されていた。
その次が「向日葵ラプソディ」で新刊出るたびに「よく出してるなあ」と思いつつ横を通り過ぎているので今回初めて読む。悠馬さんが好きです線の細くて芯の太そうな人はよいですね。某青い人も美味しいよ!
「19歳だった」はなんという「秋の牢獄」ならぬ「聖夜の牢獄」
「大人のための」と断ったのは、子供には毒性がいささか強すぎるのと、話の性質上思わずエロティックに傾くことがあったのとで、大人の方により一層喜ばれそうだからです。子供読むべからず、というわけではありません。
(あとがきより)
Marchenをループするだけのかんたんなおしごとを遂行する今日この頃ですが、新刊棚で見つけたのでイドに呼ばれてお買い上げ。
白雪姫や一寸法師や青髭や人魚姫やかちかち山などなど世界中の名作童話を縦横無尽にアレンジ。
「ハッピーエンド」というものがあまり存在しない。「残酷」というよりは「悲惨」「グロい」「救いのない」話が多いです。冒頭の人魚姫が「上半身が魚、おへそから下が人間」で想像して笑った。
思えば倉橋由美子作品はこれがはじめてかな……1
- 聖少女はとりあえず解説だけ読んで積んでいる…… [↩]
。
厳しい顔立ちに立派な体格を持っているものの特技は治癒、しかし血は苦手。趣味はレース編みなど。
メィズ1は今日も元気に職安で仕事を探していたが職員にはばっさりと切り捨てられ「コワモテのあなたを募集」という求人広告を渡され、娘で生徒会長をしているベルに連れられ面接会場に行った。
立派な職場に家族と一緒に住めるまかないつきの社員寮。多少危険はあるものの高給の仕事につくことになった。……仕事内容は魔王の影武者である。
勇者に攻め込まれる魔王側の視点からの物語なんですが、魔王城での生活がいちいち笑える。
激しくコメディです。テンションが超高かったです。ドラクエにまるマをぶち込んだ感じでした。
「フォトショ魔法wwwwwww」とか「ひのきの棒と100ゴールドwwwwwwww」とか「職安てwwwwwwww」とか「デスペナは所持金の半額wwwwww」とかいちいち爆笑しながら読んでました。
「現実の単語を混ぜないでください冷める」とか「もっと世界観を大切に!」とか言ってる人は絶対読んじゃいけねえと思いつつ、まるマのギャグセンスがおもしろいと思うなら多分面白いんじゃないかなあという。
有能な娘まじパねえ。
面白かった。
- 表紙イラストの一番下の人です [↩]
一段落しているけどまだもうちょっと続くんじゃよシリーズ。
冒頭からカロルがアホ可愛いんですがどうしたらいいですか。いや今回はまさかのアルデア萌えだったので!
アルデア萌えだったので! くどき勝負美味しいです!
ロディアをうっかり王子@Marchenにおける鈴木結女さんに変換して死にそうになった1偽装結婚したい。ランセは兄弟としてほしい。
P139は沈んだ歌姫のアレッサンドロっぽい! そのこころは脳内で舞台変換されてひとりピンスポあびててもえ。
船はロマンだー。このまえメルコンの前に日本丸を見学にいったのだ。
レッドアドミラルに変換してふんすこふんすこいっていたのはいうまでもない。
珍しいことに特典がついていてSSつきポストカードが2種類ともシュリンクされていた。
1種類だと思っていたからありがたい。特典系は除外されるのが常なので嬉しい。
- 共通点はなにこのイケメン [↩]