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魔王をプロデュース!? (幻狼ファンタジアノベルス)

厳しい顔立ちに立派な体格を持っているものの特技は治癒、しかし血は苦手。趣味はレース編みなど。
メィズ1は今日も元気に職安で仕事を探していたが職員にはばっさりと切り捨てられ「コワモテのあなたを募集」という求人広告を渡され、娘で生徒会長をしているベルに連れられ面接会場に行った。
立派な職場に家族と一緒に住めるまかないつきの社員寮。多少危険はあるものの高給の仕事につくことになった。……仕事内容は魔王の影武者である。

勇者に攻め込まれる魔王側の視点からの物語なんですが、魔王城での生活がいちいち笑える。
激しくコメディです。テンションが超高かったです。ドラクエにまるマをぶち込んだ感じでした。
「フォトショ魔法wwwwwww」とか「ひのきの棒と100ゴールドwwwwwwww」とか「職安てwwwwwwww」とか「デスペナは所持金の半額wwwwww」とかいちいち爆笑しながら読んでました。

「現実の単語を混ぜないでください冷める」とか「もっと世界観を大切に!」とか言ってる人は絶対読んじゃいけねえと思いつつ、まるマのギャグセンスがおもしろいと思うなら多分面白いんじゃないかなあという。
有能な娘まじパねえ。
面白かった。

  1. 表紙イラストの一番下の人です []

レッド・アドミラル  英雄は夜明けを招く (角川ビーンズ文庫)

一段落しているけどまだもうちょっと続くんじゃよシリーズ。
冒頭からカロルがアホ可愛いんですがどうしたらいいですか。いや今回はまさかのアルデア萌えだったので!
アルデア萌えだったので! くどき勝負美味しいです!
ロディアをうっかり王子@Marchenにおける鈴木結女さんに変換して死にそうになった1偽装結婚したい。ランセは兄弟としてほしい。
P139は沈んだ歌姫のアレッサンドロっぽい! そのこころは脳内で舞台変換されてひとりピンスポあびててもえ。
船はロマンだー。このまえメルコンの前に日本丸を見学にいったのだ。
レッドアドミラルに変換してふんすこふんすこいっていたのはいうまでもない。

珍しいことに特典がついていてSSつきポストカードが2種類ともシュリンクされていた。
1種類だと思っていたからありがたい。特典系は除外されるのが常なので嬉しい。

  1. 共通点はなにこのイケメン []

華葬伝  〜Flower Requiem〜 上 (角川ビーンズ文庫)

台湾角川ラノベ大賞金賞受賞作品、ということなんだが何故ビーンズなんだろう。
漢字名なんだけどあちらでの読みだったりなじみの薄い単語がばんばん出てくる。
「設定ばりばりのラノベ」ととるべきか「台湾では誰でも知っているような基礎知識」ととるべきかが分からなかった。よく分からないものを分からないものとしてとりあえず読み進めていくこの感じは、高校のときはじめて十二国記を読んだときの様な気分だなあ。
 
読みにくいなと思いながら普段よりもだいぶ時間をかけつつ読みました。
上巻だけでは面白いか面白くないかもちょっとまだ判断しがたい。そんなにあっさり読める本ではないと思います。
個人的にはビーンズっていうよりは富士見っぽいなと思いつつ読んでいました。分かりやすくBBBに影響されている。
あと登場人物紹介が4ページに渡って割かれている。こっちにも何度も戻ってきた。
今から読む人は100ページ、大体3章が始まる手前までは読むといいと思います。
そこまでいくと単語だけ与えられていた世界観設定の詳細が与えられるので。
いや作品内基本設定の説明というか描写はもうちょっと早く欲しい。

400年の昔、この世界には神が存在し輪廻転生があった。人間は神殺しを実行し、神は死に際に呪いを残した。
「我が血に染まった者は贄人となり、贄人がすべて死に絶えた時に我は再び蘇る」
そうして輪廻は失われ行き場をなくした魂は謫仙となり人を殺し多くの血が流れた。贄人も殺され残り1人となり、人々は神が復活し復讐に及ぶことを恐れ贄人の安全のため籠庭十殿と「箱玉」の術を作り上げた。
この術で贄人の「生」は最低限度までに抑えられる。贄人はこの世の存続のため永遠に生きることを迫られ、義人は贄人の老化や怪我の身代わりとなり若くして死ぬことを迫られている。
半年前の「塚の乱」で重傷を負った幽冥は記憶をなくしたが、仲間の4人の義人とともに贄人の繭を守り謫仙と戦う毎日を送っている。

どきどき華葬伝用語辞典

珠罌神……かつて人間に殺された神。贄人がすべて死んだら復活する。かつて珠罌神がいなくなれば寿命がなくなると考えられたが珠罌神がいなくても人間は死ぬ。死んでも神の欠片は残っている。
贄人……神殺しの参加者。世界に1人。感覚はすべて義人に渡し半分は常に眠っている。
義人……贄人の老化や怪我を肩代わりする。激しい消耗のため10代でなければ務まらず必ず夭折する。
謫仙……輪廻から落ちた人間の魂の成れの果て
箱珠の術……贄人を守る術式。5人の義人が揃っていれば問題ない
鎖玉の陣……籠庭を守る箱玉の術の補助陣式
反珠……秘密裏に贄人を抹殺し神を復活させ輪廻転生を復活させようとする考え、またはその考えを持った人々

華葬伝  〜Flower Requiem〜 下 (角川ビーンズ文庫)

慣れたのか下巻はするっと読めた。この読みやすさを上巻にもあげてください。
囲雲の「ここから逃げて」のあたりはすごく好きなのだ。あと義人がぱたぱたぱたぱたと死んでいったときはえええええと思ったけど、畔は死んだと見せかけて生きてるオチなんじゃないだろうかとこころひそかに思っていた。でもちょっとレイアースっぽいなと思ったんだ。世界の柱、この人がいなければ世界が崩壊する、今日も私たちはあつかましく彼を利用した。

いやでも富士見っぽいというか、富士見じゃなかったら幻狼かCノベでもいいと思うんだ。
でもビーンズか? と言われると首を傾げる。最近ビーンズの新シリーズでは冒険してる感じの作品と、2〜3年ぐらい前は多くあったちょいエロ作品と2パターンあって1これは明らかに前者だと思う。
普段あんまり他人の感想とか気にしないんですがこれはちょっと他の人の話が気になる。
でも積極的には薦められないなあとは思うので、むずかしい。

花守の竜の叙情詩 とかがあわせて読みたいなのかなあ。

ちなみに好きなキャラは睛です!
この2エントリを書く上で一番困ったことは「漢字が変換できない!」です。

  1. 無論このパターン以外もあるよ! []

ソードアート・オンライン(6) ファントム・バレット (電撃文庫)

ファントム・バレット完結編。とても分厚い。電撃新刊タワーの中では唯一陥没しててとても取り難かった。
裏表紙のSDキャラがかわいいなあとしみじみした。
キリトさんかっけー。GGOのキリトさんはMarchenの雪白姫でいいんじゃないだろうかとおもった。
しかしなんだ、「AGI型は屑」っていうのは響きが懐かしいなあ。

“文学少女”と恋する挿話集4 (ファミ通文庫)

挿話集もこれで終わりかー。段々終わりが近づいてくるなあと思ってしょんぼりする。
ななせの話と百年後と見習いの発見がよかった!
いろんな味が楽しめるのはよいな。

往復書簡

手紙形式でつづられる物語。書簡体でもモリミーの恋文の技術とは違い、ちゃんと往復なのである。一方的に送られる手紙ではない。10年後の卒業文集がいいな!

テルミー きみがやろうとしている事は (集英社スーパーダッシュ文庫)

修学旅行のバスが事故に遭い、1クラス26人のうち24人が犠牲となった。
足を怪我したことで修学旅行を欠席した清隆。彼に残されたのは「生き残ってしまった罪悪感」
事故に遭うも奇跡的に生還した輝美。彼女に残されたのは「24人の遺した最期の願い」

ダヴィンチのラノベ特集に載っていたので読んだよ。
テルミー(tell me)ってなんだか裏庭みたいだなあと思ったら暁光の唄みたいだった。自分の中にクラスメイト24人分の願いが遺されていることに気がついた輝美は、その願いを叶えるべく奔走する。輝美の中にいる24人は既に死んでいる。自分の心残りのことに関してのみ輝美の体を借りて表に出てくる。
音楽はいい!

花は桜よりも華のごとく  第二幕・月下氷刃 (角川ビーンズ文庫)

デビュー第2作。
桜能の夜から3ヶ月、白火の左腕はまだ動かない。柚木座と日輪座を行き来して舞の練習などもしながら静養していた白火だが、ある日嵐山である勧進能に同行した。演目は無事終了し、人気が無い時間帯を見計らって水浴びをしていたところを怜悧な美貌の青年帯刀に見られてしまった。その場は白火が逃げて終わったが、白火を一目見て気に入った帯刀は後日配下に命じて無理やり連れ去った。

1巻序盤の蒼馬が激しくなって再登場というか「今日からそなたは私のものだ」というだけあって、アレだ。
ふつうに未遂である。サラシは剥かなかったがただでさえ未遂なのでアレである。
なんというか蒼馬もまだだったのにいろいろやっちゃった! 的なあれである。
ていうか2巻にして蒼馬の出番がひじょうにすくなかった!
90ページ以降の帯刀と白火のシーンは好きなんだけど、それはあくまでメインだったらね! という。
朧と矢涼は好きだ。朧可愛い。うまくいくといい。

あとわたし「白火」をどうしても「はくび」と読めなくて毎回「しらび」って読んでる。

神様のカルテ 2

惜しい人を亡くすシリーズ。
24時間365日地域医療を支える1病院の医者とその患者の物語。
まあ現実と重ね合わせて色々とおもうところはあるのです。あとコーヒーの効能について。
前巻は病院外での話がなかなか多かったですが今回は病院内がほとんどでしたね。
1分間の停電は小説ならではのとても良いシーンだと思います。

  1. たぶん急性期 []
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