カテゴリー「 読了 」の記事
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ザビの感想書いてたのを公開し忘れてた……(読んだのは2月新刊より先なので身代わり伯爵の感想がこうなってます。あと全部は書いてません。
鳥篭荘ボーナストラック
ホテルウィリアムズチャイルドバードを出てからのことがキャラ紹介風にカラーページでまとめられてたり、短編になっていたりした。帯を読む限りではBloodPartyがおまけの番外編っぽいけどページ数的にはこっちのほうがメインだと思う。
BloodPartyは鳥篭荘5巻にあった「本当は健全な鳥篭荘」みたいなパラレル。
キズナが普通の女子高生だった。でも「浅井先生はいつか私が押し倒す」吹いた。
あと喋るミナコってすごくレアな気がした。
短編になってたのは
山田さんちと加地くんちが一緒になってから(←すごく優遇されてる)
ジョナサン(1巻の最初のほうで退場したのに凄いな)
キズナ(エピローグとしてちょっとだけ)
由起と有生はちょこっとだけ顔出しみたいな感じだった。
「山田さんちの加地くんの悶々とした日常」はなんかどことなく14f症候群の匂いがする。
しかし小学校4年生では早いと思った(白川さん)。今の子そんなに早いのかとか思った。数年前に南の方の小学校で小学生同士体育倉庫で(ryという話が伝わってくるぐらいだから早いんだろうなあ。
いつも猫っぽいパパがちゃんと娘を持つパパだった。
鳥篭荘は変人を呼びすぎるアパートだな……とキズナの短編を読みながら思ったり
ジョナサンの短編は数十年後の話なのかなと思うぐらいジョナサンがすごく老けてた。
沙樹の妹ストライク。香夜は凄く姫カットです。
学内トーナメント8日目準々決勝と中休みを挟んで準決勝のガンヒルダの対戦相手は、学内最強とうたわれるA班藤真蒼威が騎乗するプロトシグリットに決まった。同時に恵里谷に続々と集結するRF絡みの要人。不穏な動きと契約がむすばれようとしていた。
奈緒先生がとても眠れる魔女っぽさを出していた。
前から好きだけど涼とまりあの組み合わせは非常によいと思った。まりあはともかく涼はまだ出番少ないもんなー。ベゼリィ戦もすごく短かったもんなー。
「夢を持っている人間はずるいと、君は言ったよね」
淡々と海里が言う。
香夜は喉の渇きを覚える。そしてふいに理不尽な怒りがこみあげる。自分を急かす大人たちに。たったそれだけの紙切れを埋めることもできない、空っぽの自分自身に。
着慣れた制服の裾を握りしめて、香夜は首を振る。
「……言いました。だって……」
「きみは、夢を持っている人間が、なんの代償も支払わずにその夢を抱いてられると思ってるのかい?」(P258)
セネガル旅行記。
セネガルという国はアフリカの北側西端の国で、首都ダカールはパリダカのダカのほうである。
言葉はフランス語で宗教はイスラム教らしい。でも本読んでるとフランス語よりウォルフ語喋れないのが大変そうだしキリスト教もあった。
いつもは紀行文とか読んでもどんな国なんだとか調べないんですが、セネガルはこの本読むまでは名前さえも知らない国で、せめてどこにあるどんな国なのかぐらいの情報は必要である……とwikipediaを読んでた。そしたらこれを読み始めた日の世界街歩きがセネガルだった。何たる偶然。
そこまで書いていいんかって思うぐらい内面書いてあった。最初はセネガルまでの同行者の編集氏に心の中で悪態ついてるところまで書いてらしたので後で気まずくなったりしないのかと思った。キャラクターズを初めて読んだ時のような気分だ。豚キムチはさらっと読めたけどこれはちょっと時間がかかった。
今、たった1ヶ月余で、もはや私には日本が本当に「在る」かどうか——あるに決まってるんだけど——その実感を失ってしまいました。もちろんメールのやり取りはできるし、日本のニュースもネットで見ています。でも、それはパソコンの中でしかなくて、どんどん架空めいてくるのです。もちろん私は日本語で喋るし、書きます。でも、セネガル人と喋っているとき、稚拙な会話しかできないくせに、日本語は自分の中から消えてしまうのです。
(P160)
中間試験6日目、学内トーナメント第2回戦。
D班トップクラスの戦績をほこるRFヴァージニティとまりあのターン!
班長兼ヴァージニティ設計主任の深条海里過労でダウンにつき瞳子が班長代理を務めることになった。ヴァージニティの対戦相手はE班のドミニオンアリス。闘騎手は瀬能ちさと・設計主任は加藤優妃。瞳子のライバルにして天敵。
全体的に女の戦いです。レイドフレームも場外の人間関係も。
悪態は日常茶飯事です。マジ喧嘩もあります。騎乗科の格闘訓練を間近で見る彼女らの喧嘩は髪引っ張ったり平手程度などとうに越えて、マウントとってフルボッコです。飛び蹴りです。ボンバイエである。
祭理んストライクののち4回戦へ!
全員が口々に騒ぎ立て、そのたびに海里が壊れた人形のように首を振る。
その直後、まるでタイミングを見計ったように新たにドアをノックする音が響き、海里のポケットで携帯電話が鳴った。書類に埋もれたパソコンから、新しいメールの着信音が次々に届く。菜々美は、その瞬間、なにかがプツンと音を立てて切れる音を聞いたような気がした。
「——は、班長?」
ははははははは、と突然さわやかな声で哄笑したあと、海里はばったりと机に倒れ伏した。それきりぴくりとも動かなくなる。(P36)
児童書寄り。
小学5年生の静枝は親からは危ないから行ってはいけないと言われている古びた神社に立ち寄った。そこは和歌を祭る古びたヨロズバ神社で、神主の老人と幽霊の男の子に会う。
ここには平安時代の男の子の幽霊が出るという。1回は姿を見たことがあるが2回目はない人がほとんどの中、静枝は1回目は上半身だけだったが、2回目ははっきりと全身が見え言葉を交わせるようになっていた。少年は眞駒
万葉集とささやなか謎解き、恋のはなし。
「待っているばかりなのがいやで、ほんとうは静枝に会いたいのに、わざと出ていなかったりして……。ぼくにできることは、静枝の声が聞こえたら、すぐに出て行くことだけなのに。」
(P129)