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CHICAライフ

ユヤタン面白かったよな……と思って再度借りてくる。
そしたらその日の夜のついったーがユヤタン祭りだった。何なの予知なのっておもった。
タイムリーで凄くびびった。

笑えるエッセイを好きな人に。あと佐藤友哉ファンにも。だめんず率たかいです。

さらには美術館や映画館に行ってもチケットを買うことができない。待ち合わせ場所が分からなくても交番や通行人に聞けないので、しょっちゅう道に迷う。知らない番号の電話には絶対出ない。美容院などもってのほかで、髪型はすべて自前なため、素人のくせに妙にカットが上手い……等々、その極端さは日常生活に支障をきたす域に達しているのだった。

(P127)

ランブルフィッシュ(10) 学園炎上終幕編 (スニーカー文庫)

ランブルフィッシュ最終巻。
エピローグは覚えていたけどそれ以外はすぽんと忘れていたので初読のような新鮮さ加減。
・序章の奈緒先生のイラストが可愛いよ
・忍黒い。それをいってたらランブルフィッシュ上級生以上はみんな黒いけど。
・ナルシ凄いな。見せ場用意されててよかったな!
・加藤と林崎(祖父世代)からは最強爺の匂いがした(←とても好き
・ハーフタイムショーがよい。いいハッタリ

「いじめてやる、いじめてやる、いじめてやる……のこのこうちに遊びに来たりなんかしたら、たっぷり地獄を見せてやるんだから……」

(P405)

ランブルフィッシュ (9) 大会開幕奇襲編 (角川スニーカー文庫)

サバイブと映画の撮影始まる。
カラーページかっこいいなー。忍が普通に可愛い。
ナルシは登場人物紹介にも載ってこないのにがんがん出てくるな。
フェニックス方面いい人(ネタキャラ)化が進む。主にユーリアンとユアン。

サバイブ開始後のこのバトルバトルした展開は久しぶりでいきいきした。とても楽しい。
あと1冊です。

ランブルフィッシュ(8) 決戦前夜秘湯編 (スニーカー文庫)

サバイブまであと3日。
恵里谷側第4の闘騎手林崎要はSR参戦拒否。
SR総指揮をとることになった祭理は泊りがけの訓練をすべく闘騎手と一部の設計士整備士を捕獲して、深見家実家の旅館へ向かう。亜夜がようやく本編に登場したり、サブタイトルのとおり決戦前夜までばたばた。
オリアヤってボカロっぽいなー。電子情報の架空アイドルなあたりが。
次は短編集なあんぷらぐどがあるけど9巻に進む。

エソラ VOL.5

雑誌型の単行本(とAmazonの紹介に書いてあった)
悩んだけど雑誌とかカテゴリにいれておく。

ロードムービー/辻村深月

小学生のトシとワタル、ある夜逃避行に出かける。
騙された!(いい意味で!
読み終わった後確かに女の子が目の敵にするなら女の子だろうなあと思ったけど、終わりまで男の子だと信じて疑いませんでした。名前トリックとか基本なのに! 基本なのに! 女の子なら……おかげでタカノ家から逃げ出した理由も分かりました(タカノ家に近親者が先回りして来てるからだと思った)。結婚相手は深月かしら。

『トシちゃんは多分、すごく眩しい光です。強すぎる光だから、みんな側に寄って来ます。何でもできる、何でも持っているトシちゃんが羨ましくて、みんな友達になろうとします。でも、なれない人もいます。光が強いから、それに耐えられなくなって、それが手に入らないことが悔しくて、友達をやめていく人もいます。

(P90)

道の先/辻村深月

冷たい校舎の時は止まるでは地味ポジションだった彼の話。塾講師と中学生女子の話。

充は大きくなっても充だった。SOS出してる子を引き寄せる人っていうか。
冒頭の留守電はすぐ「あ、これリカだ」っておもった。もしかして2人は付き合いはじめたのかーよかったな充ーっておもったら違うかったーーーー⊂´⌒つ。Д。)つ

「だから安心していいんだよ」

(P151)

鸚鵡幻想曲/恒川光太郎

外見上何も変わりないし使用にも問題ないけど、発している存在感が異なる。何かが擬態してそこに存在しているものがある。例えば携帯電話に擬態する大量の蟻、何十万匹というテントウムシが擬態してできているポスト。
このテントウムシのシーンとても怖かった。ホラーではないのに凄く怖かった。

原理はよく分からないけどアサノと名乗った彼はそれを「偽装集合体」と呼んでいた。
自分以外にはそれが見えない。擬態してそこに存在していることが見えない。
タイトルどおりオウムで幻想的で石垣島な話。

カマラとアマラの丘/初野晴

退出ゲーム以外の初野作品初めて読んだけどえーーーってなった。
ちょー騙された(いい意味で。)最後まで読んでもう1回読んだ。すごい。

廃墟となった動物園にあるという秘密の動物霊園。そこには墓守の青年がいるという。
わたしは遺骨と灰を埋葬してもらいに夜の動物園に忍び込んだ。

すごくびっくりした。

わたしとトムおじさん

小学生の私、帆奈(ハーフ)と20代後半の斗六(トム)おじさんの日常。
明治大正昭和の古い建物が移築されてそれぞれ明治大正エリア・昭和エリアと分かれて、その時代に合わせた店や旅館か理髪店なんかも入って村として実際に運営している<明治たてもの村>が舞台。
ちょっと児童文学的。

トムおじさんは元引きこもりで、今は修復がメインの(具体的な名前は知らないんだけどもハチクロで竹本くんが自分探しの旅の途中でバイトしたお寺とか直すあの)仕事をやっている。今もあんまり人と話すのは得意ではない。

対する帆奈は両親が別居することになり、両親とも忙しく親の務めを果たしたいけど無理。悩む親を見て日本の祖母の家で暮らすことを決めた。そうしたらトムおじさんと会えるからだ。
ずっとニューヨーク暮らしで、日本の小学校の暮らしになじめず「ハーフ×背が高い×目立つ×転校生」といういじめにあう典型で、それなら学校になんか行かないでいいわと小学校自主休業中。

トムおじさんと交流を深めるうちに帆奈は学校に行ってみようかなと思うようになる、とかそういう話ではありません。割とホームドラマっぽい。本当に日常の話だった。
最初の展開だけ見ると最後に紗絵があらわれて帆奈がトムの背中を押して幸せになるオチだと思ったのであれーーーとおもった。
坂木司の引きこもり探偵をちょっと思い出した。あれとは違ってちゃんと男と女の組み合わせですが。

ビロウな話で恐縮です日記

ブログの書籍化。
鉄板の面白さである。

「男性作家が書く女性キャラ、女性作家が書く男性キャラは、だいたいにおいてドリームである」
と書いたが、MAさんから、
「『オキャマ作家が書く女性キャラ』は例外ではないか」
という大変有意義なご指摘をいただいた。おおー、たしかに! たとえば○○氏(生物学的には男性)の書く女性キャラは、ドリームなんて一片たりともないものな。

(P51)

この辺がこの前ついったーでうららさんと真宏さんが話してた気がする……! とおもった。

「小汚いイエス・○リストみたいな感じで!」でリクエストに応えられる(ようにがんばる)美容師さんはすごいとおもった。さすがプロだ……とかおもった。

少女 (ハヤカワ・ミステリワールド)

なんと後味の悪いラストかー(※褒め言葉です

「人が死ぬ瞬間が見たい」
そう思い由紀は病院へボランティアに行き、難病の少年と会う。
敦子は特別養護老人ホームの手伝いに行きたくさんの老人に囲まれ、妙に無愛想な男性と組むことになる。

由紀と敦子はお互いを親友だと思いつつ、気まずかったり距離を置いてたりする。
一人称で視点が2つ。由紀と敦子が交互にやってくるんだけどもたまに「今どっちが喋ってるんだったっけ」って分からなくなるので一人称チェックをしていた。わたし=由紀 あたし=敦子 なのだ。
目的は一緒だけど違う方向に向かって歩き出して、微妙にニアミスを続けてなかなか合流には至らない。
こんな出来事がそれに繋がるんだ!とかそこで終わらないんだ!?みたいな。

冒頭にマイフレンド・フォーエバーが出てくるので懐かしいなーっておもった。私も体育館で見た。

そんな初湊かなえでした。

グランドマスター!—呪われた女騎士? (コバルト文庫)

シーカのセクハラ親父ぶりに一段と磨きがかかってましたね。
最初のほうにあったハルさんの自己犠牲の精神は身代わり伯爵のリヒャルトを思い出しました。パンと尻ではえらい違いですが。オチはレギ伯爵の末娘を思い出すなど。

「むかし、とある美食の国が砂漠に戦争にいったそうです。お抱えのコックまでつれていって、惜しげもなく大量の水を使って乾メンゆでて食事をしてたそうです」

(P66)

脳内でヘタリアで再生された。

「ああっ、あのかまえは?」
見物人たちが叫んだ。
「あの微妙に指を曲げた手つきは!」
「まさか……っ」
「恐怖のおさわり攻撃——!?」
聖少女のようなほほえみで迫りくるシーカにおびえ、アスティルは河原を逃げ回った。

(P104)

プリンセスハーツ?恋とお忍びは王族のたしなみの巻 (ルルル文庫)

凄いところで続くなあ。
絵師さんが変わったよプリンセスハーツはパールエルムの仮装祭。
オースは13歳ですよ、みたいな描写がないと毎回ジルとかと同じ年齢ぐらいで考えてしまう。
ルシードはいいヘタレだなあとか、弄ばれてるなあとか、祭りに混ざりたいとか、今回食べ物の描写がやばい(美味そうだ)とか。ウナギタベタイヨー。祭りの描写がヨイヨー。

葉月さんとかさりさんとかがキャッキャウフフしてたのでそのときシリーズ(最初2冊は買って積んでる)を早いうちに読むリストにいれておく。

「いったい、朝からなんなんだ。なんでよりにもよってこんな話題をパンに塗って食べなくちゃならん。だいたい、いまの案件はあの鍍金王のことじゃない、小ナンセの敬称問題のはずだろうが!」
「そのナンセの公爵が男色家だったため、跡取りがいないまま亡くなって、公爵領が宙に浮いてるわけでして」
「呪われろ!」

(P102)
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