本もしくは本屋をテーマにした18人による短編集。
好きなのは「招き猫異譚/今江祥智」「本屋の魔法使い/阿刀田高」「読書家ロップ/朱川湊人」
五ヶ月目の初めて顔を出した日、おやじさんが、十冊ばかりの新刊を私の前に積み上げた。
—こんなとこはどうですやろか。
(あ)と思った。(これがいわゆる"本屋のみつくろい"というやつか……)
—これまでお買い上げの本を見せてもろてまして、ちょっとみつくろわせてもらいましたんやけど……。P32-招き猫異譚
招き猫は雰囲気がとてもすきなのだ。こんな本屋が欲しい。理想書房だ。
惜しいなと思ったのはネタが似た話があったことかなあ。本棚に潜む暗号とか。
別物は別物なんだ。でも目玉焼きと玉子焼きの違い、ただしどっちも卵料理、みたいな。