カテゴリー「 単行本 」の記事
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高知県をもっと観光都市として盛りたてようぜ!
そのためああでもないこうでもないと会議をした高知県庁おもてなし課がPR大使に依頼した作家吉門に「これだからお役所は!」って言われるところからはじまる物語。
高知は
夏のくじらとかやっちゃれ、やっちゃれ!?独立・土佐黒潮共和国とか面白い本があっていいな。徳島は眉山とか吉野北高校図書委員会とかかな1。小説じゃないけどいろどり おばあちゃんたちの葉っぱビジネスとか。
四国は交通機関が発達してないので四国他県に行くぐらいなら関西に出たほうが近いという立地。
高知は2回ぐらい行ったけどいいところでした。
1回目と2回目の間で高知に自動改札が導入されたのでとても都会になってました。
この本自体が「高知ガイドブック」みたいになってて面白いなあと思いました。馬路村はごっくん馬路村がすごいという話しか聞かないんだけどこれはすごい。
免許なし×日帰りJRだとどうしても滞在時間超短くなるんですが日曜市は面白かったしひろめ市場はあの雑雑とした感じがよくてたたきは美味しかったです。
おもてなし課に来る前の多紀の身上がとても自分のことのように感じられてぶすぶすささった。
それはそれとしてカツオ人間断面まであってわろた
なつい。
朝顔が急に伸びてきました。ぐんぐん。
このTLが2次元。この世は空想病。
中学2年の4月、アンは友人達から無視されていた。
クラスの上位カーストバスケ部所属で女帝の友達。赤毛のアンが好きでいまいち詰めの甘い母につけられたこの名前は正直ちょっと……と思っている。少年犯罪と死に興味を持ち母との関係と教室での立ち位置に絶望感を感じている。アンはクラスの地味男子で自分と同じセンスを感じる徳川勝利に「自分を殺してくれ」と頼み2人で事件の起こし方死体の装飾について検討しあう。
コウちゃん!
息が詰まるような女子のやりとりと、今日楽しく遊んでいた子がある日豹変したりもう味方ではなくなっていたりこの感覚は懐かしい。なにかにすがって日々を生きるような。授業に行きたくないから学校が爆発すればいいみたいな。P266とかちょうすきだ。あのへんは好きだ。もうどうしようもなくなったどん詰まり。
「来年までに、私は、徳川に殺してもらえる。殺してもらえる。殺してもらえる」
呪文を唱えるように口にすると息が切れた。
そこから先は、胸の中で言い聞かせた。
だから私には関係ない。私には関係ない。私は、芹香や倖や、あんな教室とは関係のないところへ行ける。私には、全部、関係ない。
「私は徳川に殺してもらえる」
声がまた、泣き声になる。やけになって叫ぶように、呟く。大声になっていく。
「殺してもらえるから、大丈夫! 絶対、大丈夫」
顔を空に向けると、泣きすぎてひび割れた瞼の縁に涙が沁みた。(P239)
コンビ結成してM-1にも出れなくなるぐらいの年季を積んだけど鳴かず飛ばずの芸人の物語。
お互い腹を割って本音をぶつけ合おうと交換日記を始めることにした。合意の上ではじめたわけではない。
近所に引っ越した甲本が田中の家のポストに交換日記しようぜとノートを入れる。田中は律儀に「嫌です」とだけ書いて翌日に返す。
脳内でDkが点滅した。
交換日記に否定的だった田中が落ち込んでいる甲本を慰める。慰める。時にはバイト先へ押しかける。
お笑いのコンテストを目指す。一生懸命ネタあわせして「俺らやれるよ今ならトップ取れるよ」と輝く。眩しい。
片方のために夢を諦める。相方を生かすために10年以上もがんばってきた芸人としての自分を殺す。なんというコンビ愛。このデレがすごい。
(略)川野さんから、コンビ解散して作家でやれば、絶対作家として売れるって言われたらしいと聞いたけど。
本当のこと、教えてくれ。
6月30日 甲本へ
本当だよ
7月2日 田中へ
なんで隠してた??
7月3日 甲本へ
隠してたつもりじゃない。でも、ごめん
7月5日 田中へ
なんで相談してくんなかった??
7月6日 甲本へ
ごめん。
7月6日 田中へ
つうか、なんで断った!!
やってれば今頃、お前、貧乏生活しなくてすんだだろ?
7月7日 甲本へ
単純だよ。
甲本と漫才をしていたかったから。(P43)