カテゴリー「 小説 」の記事
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夏だから普段読まないような本に触れてみようぜ第2弾。(改題・第一弾は横溝正史
一切の前情報なく借りてみた。本当は怪談徒然草が読みたかったんですがなかったので
じゃ加門七海作品を適当に、と。
タイトルと表紙(映ってる白いのは多分紙垂)と最初何ページかで
一家惨殺なホラーかなと思ったら民俗学っぽいホラーでした。
舞台……長野県鎌木村
主な登場人物
宮地紀之……民俗学者。諏訪信仰の謎を追いフィールドワークの最中に見つけたご神木から鎌を抜き取った。そこを村人に見つかり再度封印するため祭りに参加させられることとなる。
高藤正哉……鎌木村裏の祭りを司る神官の家の生まれ。ただし神官としては祖父の代で途絶えている
高藤梓……正哉の妹。自称生き神。序盤で失踪する。
天音……梓が心酔する占い師のサイト名。占いというよりは宗教的。
で梓を探して2人も長野へ行くわけですが……
シシガミ様がいるとか缶蹴り怖い缶蹴り怖いとか「奥山の大木、里に下りて神となる」で
あまつきを思い出したり「怖いんだけど途中でやめられない」本でした。
色々と書きたいこともあったのですがこれの文庫落ち先が富士見ミステリー文庫ということを
見てしまいすべてがかっ飛んでしまいました。
天使が開けた密室(富士ミス)が創元推理文庫に輸出されてるのは知ってたけど
こんな輸入もあるのか……
挿絵はCLAMPがしてるみたいですが出すレーベル間違えてる。
丘の家のミッキーみたいなお嬢さま学校の100年間の話。
昔々に読んだ海外の翻訳物のような文体が印象的。
文体のせいか3章の冒頭でベルリンの壁どうのこうのいわれて
「ビンの中の手紙」を思い出したよ。東ドイツの少年がどこまでいくんだろうと
ビンに手紙つめて川に流してみたら西ドイツの女の子に拾われて文通するという話。
あの時はベルリンの壁ってドイツ真っ二つにしているもんだと思いました。
中学校ぐらいで国真っ二つとか万里の長城レベルやぞーと言われ目から鱗を落としてました。
つか3章は淡々と書いてるけどギャグの宝庫だな。
子供ながらにあの紫のふわふわの扇子は手触りがよさそうであこがれたものです。
というか暗黒ブックカタログ欲しいよヽ(`Д´)ノ
リベンジリトルガールが一番好きだなあ。次点が花束になんかなりたくない
共感できすぎて逆に部屋の隅で膝を抱えたくなった俺俺!
青春挫折小説なのでこれから大学生の人は読まないほうがいいかも?
地味ーな人にスポットを当てて頑張ったりもがいたり悶々としたりしている描写がリアル。
この場合は生々しいでもいい。
ちょー覚えのある感じだ。
幻冬舎でかつハードカバーですがやってることはQEDと同じです。
QEDからの参戦は御名形史紋(メイン)と堂本素直。
事件は密室ものでテーマは伊勢物語。
普通の密室殺人ものと思って読んだりQED並みの濃い薀蓄を期待して読んだりすると
肩透かしになるかもしれません。
都鳥の歌とかかきつばたとか懐かしいなあ(*´∀`)
唐傘お化けはえろい(゚д゚)
タルタロスってギリシャ神話で奈落だったんだ……とか
(塔しか思い浮かばなかったorz
↓ここからネタバレ。後半までがっつりネタを割ってます。
最後のほうの「キスして」は絶対これなんか裏がある!唐突過ぎる!と思った。
桜のなかりせばの解釈と鍛冶と一つ目の関係はQEDがっつり読んでると
何回も目にすることになるのでくどく感じるなあ。
御名形の毒草師設定がよく活きてたなあ。
この話は伊勢にしておこうにうひょーうひょーってなってた。
前QEDで出たのってどれだっけ竹取物語?
何か解決編がAB2箇所同時に交互にっていうのはとても新鮮な気がする。
うわーなんかめさめさおもろかった。
短編集「一見別々の話、しかし実は繋がってる」という話がとても好きで
「本」が出てくる話は何かとても印象的なんだー
金曜日の本——「クロークルームからの報告」>パスパルトゥ>路地裏の小さな猿
の順で強まってる。金曜日の本はまじで最強。
いやいや、待て、少し待て、読むのを止めないと……次のセンテンスでひと区切りして……そう思っているのに、気づくと2、3頁があっという間に過ぎている。
なんだろうか、これは。
驚きながらも、目がひたすら熱狂して文字を追い続ける。手はいつの間にか頁をめくるためのマシーンでしかない。
そのうち全身が震えだした。そんなことはもちろん初めてのことだった。
この先どうなるのか? 主人公はどうなっていくのか? その答えが、今この手の中にある。いや、もう次の頁、ほんの薄い紙を一枚隔ててある。そう思っただけで興奮と期待で大声を出したくなった。それを抑えようとして体が震えてくる。P41・金曜日の本——「クロークルームからの報告」
目次を読んだだけで引き込まれ、しかも信頼する本屋の親父さんのお墨付きの本。
それを読んでいるときのとある男の描写だだー。
本好きならだれでも覚えのある感覚だと思う。
私この前これやったよ封殺鬼。寝る前に1冊だけと読んでみたら3冊読んだ。
こんな感じで的確に文字化されてるの見ると嬉しくなってそうそう、そうなんだよ(*゚∀゚)=3と
無駄にテンションが上がる。
うっかりと私も作中作「運命の女賭博師」を読んでる気分になった。
吉田篤弘の本は読んでると凄い勢いで脳内劇場が動いている。
文字が脳内で映像化している。忙しい。
さて次は百鼠を読みます⊂´⌒つ*。Д。)つ
読了:6.17