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“吊るされた男”、そして…—真・運命のタロット〈8上〉 (講談社X文庫—ティーンズハート)“吊るされた男”、そして…—真・運命のタロット〈8下〉 (講談社X文庫—ティーンズハート)

上巻のあらすじ長っっていったら「吊るされた男のあらすじが長いのは、そこに五年分ぐらいのおもみがあるからです。」と言われとても納得した。ちなみにあらすじは20冊分35ページある。

ぎょぎょーとなったのは下巻の190ページです。すごい。
ていうか下巻は目次に唯が出てきたのでとてもびびった。あとそういえば真タロになってから一度も出てこないと思っていた、《運命の輪》とか《女帝》が《世界》の一部になっててしょんぼりする。
《魔法使い》とライコの組み合わせはほっとする。ああこの感じ久しぶりだ……と思った。
下巻200ページで「いなくなればいいんだよ!」とかいうから永遠の少年が走っていった。「ねえ君生きてるのって楽しいかい?」「逃げるのかい? 何処まで逃げたって無駄さ 僕は君の中にいる」とか。腐っていくのよ……
あと《悪魔》ちゃんは攻めですね。子宮。ていうかベール一枚……(爛れている!

『隠者』は影に—真・運命のタロット〈7〉 (講談社X文庫—ティーンズハート)

なにが なにやら !
ライコ奪還を狙って手を組んだ《悪魔》班と《戦車》班。
途中で《悪魔》と《戦車》・カインと大河に別れたり数式が出てきたりで、頭がパーンとなった。
戦車の人はもっとあらすじを長く語ってください!

『星』はなんでも知っている—真・運命のタロット〈6〉 (講談社X文庫—ティーンズハート)

爛れてる!
今のところ第1部終了後で一番近い時間軸なのはこれの最初ではないか……しかし爛れてる。
この巻はライコも魔法使いもほぼ出番なしでホルスタインVSぬりかべ時々戦車みたいな。
ていうか久しぶりに本文でミナモトヨリコをみた。

後ショックだったのが右手……右手……。しょぼーーーーん

『悪魔』でも恋に生きる—真・運命のタロット〈5〉 (講談社X文庫—ティーンズハート)

《死神》とのフェーデ終了。
勝ったはずなのにすごく容赦ない展開だった。ん? えええええ?って感じの。
ゴーリキー一家……。今後救いとか光とか見えたりするのかな……とおもった。
《女帝》と《皇帝》の登場がわたしにとっては救いだった……そして黒《恋人たち》へ。

それはさておき《審判》の持ち曲、緋色の囁きに反応した。どことなく綾辻行人っぽい。

「前に向かって進むしかないんよ」
文華がいう。「起こってしもうたことに、"改変"以外の方法で向き合うしか、うちらにはできへんのよ」

(P18)

「《女教皇》がもし、三十億の人間たちを、その小さな背中に背負っていたとしても《魔法使い》は《女教皇》を抱きしめるのにためらいはしない。《女教皇》が、その小さな背中に罪の刻印を背負っていたとしても、《魔法使い》は《女教皇》を抱きしめるのにためらいはしない」

(P163)

「生きていく代償を支払えばいいのよ!」

(P262)

フラクタル・チャイルド—ここは天秤の国 (コバルト文庫)

でるたさんちのLNFレポを読んで再読。
サキはいいヘタレです。しかもたれ目で家事万能の「いいひと」どまりのオカン型です。よいもえです。
新大陸に移住・半分壊れた都市に住む人々・殺人事件・未知の麻薬・カーチェイス・電脳戦・寄せ集めの家族。よいもえです。強調したいことなので2回言いました。

「簡単だよ。意地も見栄もプライドも、何もかもドブに捨ててでも生き残りたかったからだ。守らなければならないものが、人にはあったんだ」

(P220)

彩雲国物語  黄粱の夢 (角川ビーンズ文庫)

短編集。相変わらずがっつり加筆修正かかってます。
分厚いです。この巻はほとんど秀麗は出てきません。主には静蘭と燕青の過去話です。
あと清苑が国を追われるまでの話と、八仙まわりとか・薔薇姫と邵可の出会いとか。

静蘭と燕青の組み合わせは嫌いではないけど、今更殺刃賊時代の話っていうのもねえというのが多分乗り切れなかった理由。たぶん茶州編やってるときぐらいならおいしくいただけた。

オルキヌス 稲朽深弦の調停生活 (GA文庫)

幻獣が棲む島オルキヌスに幻獣同士の諍いの仲裁をする調停員としてやってきた稲朽深弦。
所属するはずだった事務所は幻獣は入れない街から離れた場所にあり、しかも上司となるはずの傑物秋永壱里は絶賛失踪中だった。そのことはごく一部の人間にしか知らされていない。島に上陸できる人間が限られている以上壱里の不在が分かれば深弦のかわりにベテラン調停士が送り込まれるだろう。深弦は壱里の不在がばれてもオルキヌスにいられるように調停のしごとをはじめた。

オトナリサンライク 方向かと思ったら生徒会みたいな会話重視のほのぼのコメディでした。
会話重視の話は波にうまく乗っかれればとてもはまって面白いのですが、いったん外れてしまうとすごい勢いで失速してしまう。ということで続きはやめておく方向にしました。

「よくぞ聞いてくれた! 俺の名は海原の疾風ことアトランティックマッカレル!」
「そして俺の名は海底の探索者ことフラットヘッドマレット!」
『二・人・合・わ・せ・て!』
「ああ、サバとボラね」
「和名で呼ぶんじゃねええええええええ!」

(P73)

クリス・クロス—混沌の魔王 (電撃文庫)

ソードアートオンラインを読んだらとても再読したくなったので……わたしの10代がいまここに!
SAOは確かにクリスクロスなんだけど、クリスクロスから連想するなら迷宮街クロニクルかクラインの壷だよなと思いました。SAOは塔を昇るMMOだけどクリスクロスは迷宮を潜るゲームだから。
甘さがかけらもないこのラストは何度も読んでても素敵。懐かしかったー!

“文学少女”見習いの、初戀。 (ファミ通文庫)

このラノ2009とかかつくらのインタビューで言われていた「心葉1人になった文芸部に後輩(女子)がやってくる」外伝。心葉ちょっとたくましくなった。少なくとも脱ヒロインはしてるとおもうんだ……

今回のテーマは曽根崎心中。
文学少女外伝は恋する後輩ちゃんこと菜乃の一人称なのでとても少女小説っぽい。
菜乃に対する心葉はとてもツンだった。

4章の後半からは脳内劇場で実写的に上映スタートだった。ここらへんとても好きー。
その次が麻紀ふたたびあたり。
菜乃と死にたがりの道化のラストの遠子先輩がだぶるねー。だぶるねー。

「なんです、その残念そうな顔は。ツンデレにもほどがありますよ」
「きみに見せるデレは、最初からない」

(P105)

——この貝殻の分だけ、生きてください。
——幸せになってください。

(P289)

『審判』はレクイエムを歌う—真・運命のタロット〈4〉 (講談社X文庫—ティーンズハート)

カザフ編続く。《まほうつかい》いっかいやすみ。
今回は《女教皇》と《恋人たち》あと文華。久しぶりの《節制》の登場。《節制》が語るあらすじはルー語でとても読みにくい。ミニマムな《女教皇》と《正義》は可愛い。
ティターンズ同士でも戦ってみたりとか、ティターンズが正しくてプロメテウスが悪だなんて誰が決めたの?とか。次でカザフ編は一段落つくらしいけど悪魔分厚いよ。

「知ってしまったことの重さに耐えることのできぬ者は、知るべき資格を持たない」
「あたしには耐えられないっていうの」ムッとして思わず語気を荒げてしまう。「そんなことあんたに決めてもらいたくないけど」
「運命の重さに耐えられぬ輩が、プロメテウスになるのだ」
「あたしがプロメテウスになるっていうわけ?」

(P53?P54)
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