カテゴリー「 少女向け 」の記事

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聖グリセルダ学院の初恋 (小学館ルルル文庫 あ 2-14)

暗殺者の村で生まれ育ち、自らも暗殺者の卵として鍛錬を積んでいたティエサだったが、終戦をきっかけにふつうの学生となるべくグリセルダ学園へ入学した。それから季節は流れ冬休みになった。
ティエサたち4人は冬休みを雪山で過ごそうということで、ネージュの別荘があるルプルへ向かった。
そこで出会ったのはラララ叢書の作家と作家志望、それからキアスの昔なじみだった。

トトの喋り方が実にベアト1である。いいぜェキアス……殺しあおうじゃないかよォとか言い出してもふしぎではないベアト的な喋り方である。恋する乙女は乙女なんだけども、とても豪快。

あと昨日「気持ち悪いイケメンも略したらキモメンではないかね」といっていたのはあとがきを読んでです。
ノンノの駄目な感じは好ましいがあの小説はだめだ! いつぞやのガッシボッカみたいだ!

この229ページが格好いい。でもろっさまが憑依したフェリっぽいと思ってすみません。
というかあの後半は良いな! たまらん! ていうかグリセルダはミステリ風なところがあり、バトルあり、恋愛あり、そのバランスがまじ美味ぇー! と叫ぶところだ。

  1. うみねこのなく頃にの登場人物。 []

人形草紙?桜下の誓いと散華の絆 (一迅社文庫アイリス)

一迅社文庫アイリスが創刊されたのは2008年7月ですが、これがレーベルの新人賞から生まれた初の作品です。
和風です。雰囲気としてはちょっとレトロな感じで、アイリスの中では影詠みの天花と同じカテゴリにいそうな雰囲気。
今書きながら思ったけどこのサブタイトルエリアルフォースみたいだ。

この世界には妄執など負の感情を背負った者が鬼に変化して人を襲う異形が確認されている。
これらを退治するのが七宝と呼ばれる人形、そして息吹で七宝に力を与える七宝士がいる。息吹は自分の命を削って七宝に与え操るもので選ばれた者は短命に終わる。七宝士にはどうやって選ばれるかといえば息吹が強いとある日体に花紋と呼ばれる花びらのような痣が浮いてくるのだ。
七宝士となるのは大抵4枚以上、主が見つからない場合は3枚でも選ばれることがある。どちらにしろ花紋が現れるとそれに引き寄せられ鬼がやってきやすくなるため、それまでどおりの生活は難しくなる場合がある。

主従とか、当代の主のみの記憶を持つ人形と生まれてからずっとの記憶を持つ人形。
若くして死別することを何度も繰り返す。前の主への思いを断ち切れないでいるとか、そんな感じの。
檀いいよね。

海が愛したボニー・ブランシェ -湖上の城に恋は燃える- (B's-LOG文庫)

海賊と修道女の話3冊目。
ルーアの下の名前にこいつ「すいちゅうこきゅう」のマテリア1持ってやがる……と思うなど。
ファド一行は輸送船を襲撃したとこ輸送船に化けていたのは女海賊エブリン率いるローズ一家だった。
ファドのファンだというローズの発言で休戦→宴となった。

イヤボーンに続いてNTRとかレベルが高いぜ! と思った。調教されたサンホラー的に新キャラは
\ 妖艶熟女メアリー先輩 /  \ 鉄拳美少女エブ先輩 /  \ まじパねえっす! / でいいと思います。
色々あってエランジールへ行くことになったボニーの決心がすごい。なんだこの男前。

メアリーとデリックがまじで肝っ玉母さんと思春期男子。
ふつうに格好いいシーンにもできたのにあえてかぼぱんぶっこむこの話がとても好きです。

  1. ルーア・ゲインズブール。ゲインズブールといえばFF7のエアリス。ところでエアリス好きはクライシスコアFF7はやるべきだと思います。エアリスが動いて喋る! かわいい! []

アルケミストの誓約 黄金の騎士の恋物語 (B's-LOG文庫)

下巻。
ブラッキアリからコローニアへ貨物として3人へ移動中だった。
ウィルとエルネストがキャッキャウフフしすぎである。
単品ではウィルが好きですがコンビとなるとアンジェリンとエルネストがとても好きです。
エルネスト→→アンジェリンでお願いします。エターナル片想いで。

「兄上の出力はかなり高い」に笑った。
全体的に超満足してしまったので逆に特にここというのがないな。
落ち着きますからとか捕まりにくい努力をするようにとか音読するとか。

アリス イン サスペンス (講談社X文庫?ホワイトハート)

ホワイトハートの新人さん。
無法地帯シークレットガーデンで生まれ育ったヒツジコ、外見美少女のユキノジョウ、家出少年ジャック、ロボットのようななにかのハイド、外の都市からやってきた少女アリス。

凄惨な事件と、事件の手がかりを追う少年たちのある喪失の物語。
雰囲気的には少年のカケラとかウォーターソングとかちょっと昔のコバルトにあった退廃感。
アリスが「ひどくない?」とか「マジウケる」とかたびたび言っててマルタの渚1っぽいなとおもった。
このまま時間が止まればいいのにと思うなんでもない日常がよいです。
その十五、十六のエピソードっていうかその続編が読めたりしないんですかね。

ホワイトハート公式でショートストーリーが読めます。「ヒツジコくんとキセキ的☆サマーデイ」ってかっとんだタイトルしてるんですが本編読んだ後読むと「やめてっ(ぶわっ」っていうなにかがあります。これはせつねえ。
ホワイトハート X文庫 | 今月のおすすめ

  1. 貴様ったら超ベリーバッド []

夢見る宝石と銀色の恋人 ダイヤモンド・スカイ (ルルル文庫)

タイトルがタニス・リーだなーとかこの表紙のディアが巨乳である、とか思ってたら章タイトルもSF作品があって笑った。
ディアはエルドとともに母方の祖母を訪ねる。そこでディアは今まで《魔法》だと教えられてきたものはすべて人の頭で考えてこられた産物だと知らされる。
マリルがとてもロックである。あとサザンラディヤーの設定が紫の砂漠と聞いて! だった。とてもよい。

銀色の恋人 (ハヤカワ文庫SF)

銀色の恋人は年単位で[いつか読む]タグなのだ。

花は桜よりも華のごとく   第三幕・鬼炎万丈   (角川ビーンズ文庫)

蒼馬が行方不明になったらしいよ! と始まる3巻。
だけど「自分の意思で誰にも告げず北に向かった」だけなので2巻の白火失踪事件とはわけがちがう。
行き先も知る人は知っていたので、白火は蒼馬を探し単身北上する。

2巻の帯刀がとてもあれだったので、朱鬼は大変好ましい。
土蜘蛛の頭でワイルド系かつ発想は盗賊。頼れる兄貴分的な? 初登場時の印象って大事だな。
いや扼殺しそうになってたけど。

白火さんはかぐや姫か(゚д゚)という勢いで先々で落としている。蒼馬も通過点にしか過ぎんのではないかとも一瞬思った。そんな感じで白火周りには興味が目減りしつつある今日この頃。
今回は引いて終わっているので次を読むか← →読まざるべきか。
主人公周りに興味が減る現状というのは結構深刻。
白火よりガーン! と瑪瑙にえらいときめいたので、瑪瑙の行く先を知るために読もうかと思う。

そしていい加減略称がないのは色々困るということで無難に「花華」で自分内統一は図りたい。

フォーチュン・オブ・ウィッカ3   タロットは夢をいつわる   (角川ビーンズ文庫)

表紙のアイリが実にウェディングドレスらいく。
創立式典記念パレードのメイン、入省5年までの女性職員限定自動エントリー「祝福の7女神」に抽選の結果選ばれたのだった。正装! 正装!

室長がへろへろしている。胃薬と不眠がおともだち。個性豊かな部下を持つ上司だなあ。
いや裏の顔がきっとあるはずだ!

アイリとハイヅカは可愛い。ハイヅカのアイリに対して「慣れてる感」は色んな方面では面白い。とても美味しい。
冒頭からSLDで残念初恋のコゲツがアイリの夢に登場。華麗に呪いをかけていくわけで、解呪方法がベタ! ベタ! だがそれがいい! 解こうと意気込むアイリに(゚∀゚)=3 
いや占えばいいのにそれができないアイリはやばい。あの辺は胸キュンの塊である。もだもだした後不貞寝である。
トリニックとヴァージニー兄妹がよい! ラスボスの1個手前のボスぐらいになってもいい風格! 鍵ってなんだ!
ミッドパレス編楽しみだ。

死神姫の再婚 -始まりの乙女と終わりの教師- (B's-LOG文庫)

ついに迎えた! しかも古式ゆかしき朝チュンで
よいものだ! それはよいものだ! しみじみとトレイスの気分が味わえる。破廉恥! 
読みながら布団の上を360度回転した。再婚おめでとうございます。今後もワールドイズ嫁で1

92〜93ページのあたりが好きです最近なんかガーンとツボが練成されている。ハイタッチis燃え。

「死なないが嫌な気分になる粉」と成分を考えていて「1週間履き続けたブーツ」ということでどうか、という結論。

割と序盤の言いあいをしているカシュヴァーンとトレイスとかこいつらばっかじゃないのかと思いつつ可愛い。
トレイスは徐々に変人度というかカシュヴァーン馬鹿が上がっていったなあ。
今回はルアークとジェダの「息子」で「お母さん」ぶりがあちこちにあったのでにこにこしていたんだけど、ジェダが! 
なんかこのひとは本当に真面目で、真面目なだけに不憫な人だな。まじ尖兵。
1号3号とか、岸田メルさんここ最近ずっと「いい仕事をしている挿絵大賞」すぎる。

特典SSの「トレイス画伯の初夜指南」もあわせて読んでしみじみ。

口付けに及ばんばかりに盛り上がる二人を、間合いを計る暗殺者のまなざしでジェダがじっと見つめている。今にも手が出そうになっている彼をセイグラムが制した。
「ジェダ、まだ動くな。奴が逃れられない罪を犯してから仕留めろ」
「はッ」
「……セイグラムさん、やっぱりジェダさん返してくれない?」

(P162)
  1. せかーいでいちばんめーがーみーさーまーで []

ギデオンの恋人 (講談社X文庫?ホワイトハート)

なんかタイタニック1を思い出すなあ、映画的と思ってたらあとがきを見るとそんなにまちがってない気がする。これを書いた後わけあって「氷雪王の求婚」の感想エントリを見たんですが、そっちもタイタニック! って書いてて自分の比較対象の貧困さにがっかりだ! 最初にネタをがっつり割られるのは「砂糖菓子の弾丸は撃ち抜けない」も同じなんだけど、なんかすげー映像的なのだ。

老メリッサのモノローグから物語ははじまる。
ここから老メリッサ→若い頃のメリッサ→幼い頃のメリッサと映っていく。
メインは「20世紀初頭、第1次世界大戦のイギリス辺り」を下敷きにした感じのアンゲリア王国。

裕福な生まれのメリッサは子供がプレゼントをもらえる「聖ユースタットの祝祭」のときに欲しいものを書く代わりに「サーカスへ行きたい」と書いた。困り果てた母は伯父に相談し、メリッサは無事サーカスへ行けることになった。
メリッサはサーカスでことばを喋る不思議なライオンと無口な綱渡りの青年リンドウと出会う。
デビュー作は「もし禁書のインデックスが女子高生だったら」だった2んだけどこれはよいラブストーリーだった。

  1. ディカプリオ主演のほう []
  2. 面白かった。価値観まじゆるぎねえ []
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