12/30 この少女小説がすごい あとがき | colorful

ちなみに紹介文からウィングス文庫が抜け落ちているんですが、今修正申告していて反映待ちの状態です。
このエントリではどのようにしてKDP(Kindle ダイレクト・パブリッシング)を利用しての電子書籍出版をすすめたかについて書いていきます。

電子書籍出版たちあげ理由

最近無印の少女小説本を手に取る機会が多かったんですね。
大人だって読みたい! 少女小説ガイド の話をしよう | colorful
あとtwitterでフォローしているMarieさんの影響も少なからずあります。この本はもう2冊ぐらいしか残ってなくて、新たに誰かが手に取るという事は出来ない状態です。
いうて10年前の本です。需要があるかどうかはわかったもんじゃないですが、kindle unlimitedに流すことができるので、わたしと同年代のKUユーザーが「懐かしー!」って手に取ってくれるかもしれないし、「ないよりはあったほうがいい」ぐらいの気持ちで決定しました。

でもまあ基本的には「面白そうだからわたしもやるーーー!」っていう小学生スピリッツがいかんなく発揮された感じです。
最初に言うとKDPでの電子書籍出版はかなり簡単、ただし原稿さえ何とかなれば、という感じです。

原稿を探そう

繰り返し言いますが10年前の本です。正確にいえば11年と少し前です。
表紙を作ってもらった友達にデータ残ってない? と聞き、メールボックスを漁り1、パソコンを数台漁りました。でも出てこなかったのでアナログの手段を取りました。
iPhoneのメモアプリで写真撮影、からのスキャン→Google Driveに送って、Google Documentで開いてPDFをコピペできるようにしました。いうて完璧ではない(むしろ縦横中処理しているところを中心に他の文字に置き換わっている)ので元の本を見ながら修正します。同時進行で校正、刊行データ検索などをしていきます。

入稿データを作ろう

テキストファイルレベルで修正が終わったら今度はwordに貼りつけていきます。
KDPは推奨フォーマットが.docxかepub2なのでこんなにも自宅でword使ったことないってレベルでword使いました。
サポートされている電子書籍のファイル形式
いろんな解説ブログを読んだですが、その辺の中で役に立ったことを書くと
・目次作成が必須になるので見出し設定はちゃんとしたほうがいい。
・kindleは文字サイズで1ページ当たりの文字数が変わるので改行での空白管理はマジで無意味。章変わりはちゃんと改ページしたほうがいい(Ctrl+Enter)。
・縦横中は使えないが、でんでんコンバーターを見ると自動縦横中という選択肢が存在する。わたしがこのページを知ったのは98%原稿が仕上がった後なので使えなかった。
・論理目次の作り方は何を見てもわからなかった

表紙は同人誌版の表紙を作ってもらった友達に「この仕様で作ってください」ってお願いしました。
電子書籍の表紙の作成

出版に向けて色んな設定

本のタイトルとか出版する人の身元、印税率、支払先その他色々。だいたい困ることなくふんふんと進んでいったんだけど最後の最後で大変困った。
納税者番号(TIN)というもの。米国で税金を支払いがどうのこうのっていうの。今でもそんなに分かっているわけではない。ググった結果、「米国でワンチャン売れたら税金3割持っていかれる」「マイナンバーで減税可能」「ごめんあれやっぱりあかんぽい」という流れを見た。マイナンバーを使わずTIN取得した体験談もざっと見たけど「英語での書類交渉のハードルの高さ」「金銭面での負担」を見るとコスト3として見合わないのでTINを取得しない方向で入力した。
Amazon Kindleの電子書籍を納税者番号(TIN)を取得せずに出版する方法 - たぶろぐ

出版に関すること(動作確認・出版に至るまで)

画像挿入していると見た目の調整が大変らしい。
わたしはテストデータのやりとりが簡単なことからkindle端末で確認していた。
一応ブラウザ上でもスマートフォン・タブレットでの動作確認ができる

あらゆる情報を入力して原稿と表紙をアップロードして出版ボタンを押して販売開始に至るまで、一応公式的には72時間ぐらいかかるかも、って言われてるけど実際かかった時間はだいたい6時間ぐらい。

上記記載以外で特に参考にしました

WordでKindle書籍を簡単に作れます!
Kindle・電子書籍を自主出版しました
Kindleセルフパブリッシング・原稿アップロードから販売まで(2017年版)
Kindle本を出版してみた・原稿を準備する

  1. 入稿メールは出てきました []
  2. サポートフォーマットはもうちょっと種類ある []
  3. TINに関して調べる時間的なコストを含めて []